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佐渡は遠かったけれど
先月末、勢い立って、家族で佐渡に行ってきた。飛行機で新潟まで、新潟から高速船。帰りは新幹線で東京経由で帰阪。
移動時間のほうが圧倒的に長い旅。佐渡に感じたのは、まさにその距離だった。
新潟のひとでも、佐渡に行くことはあまり無いという。
新潟といっても広いので、住んでいる土地の風土によって全然違うのだろうけど、山も海も、大きな川も島もある県、というのは珍しいのかもしれない。佐渡の文化に触れられるほど、長い滞在はできなかったけれど、独特の文化が形成されている感じはとても伝わってきた。
土砂降りのなかの渡船だったけど、高速船にはあまり影響はなかった。日本海側はどんよりとした天気が多い印象があるから、べつに気にならない。
このどんよりした感じが、好きだ。佐渡はそもそも流刑地でもあるし、そういう哀愁のただよう孤独な島でもある。
移動の待ち時間が多かったおかげで、おみやげ物を見る時間がたくさんあった。観光で成り立っている側面も強いのだろう、パッケージがおしゃれなものがとても多いのが新潟のおみやげだ。
新潟駅から少し離れた古町商店街では、レトロな商店街の店舗を改装しているオシャレな店が集まっている。
古町商店街から少し歩いたところには、「北書店」という尖った品ぞろえで全国的に有名な本屋さんもある。そこで『佐渡島とレコード』というブックレットを購入した。
高円寺のレコード屋さん円盤の店主が、佐渡の旅行者配布した観光案内レコードの内容を書き起こした小冊子。時代とともに変わっていくジャケットと内容の変遷が面白すぎる。かなり貴重な資料な気がする、なんの役に立つかはわからんけど。北書店さんで買ったお土産。 pic.twitter.com/DBYGQDn9ph
— yuki ota (@lazy_planet) July 6, 2019
佐渡の面白さが凝縮された不思議なガイドブックだった。
短い滞在だったけど、いろいろ楽しめた。気軽に行けるところではないけれど思い切っていってみるのも悪くない、と思う。
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