【石門銀峰王】
2008年5月の出来事です。
湖南省の【石門銀峰王】という緑茶をいただきました。
いただいた時の記録のほか、後から調べたお茶情報をつけ足して書いてあります。
今まで自分で購入したことの有る中国緑茶は【安吉白茶】のみという私。
日常的にもあまり緑茶は飲んでいなく、一昨年にいただいた【石門銀峰王】が未だに大量に残っています。
開封してからは思い出した時にちょっと飲んだりする程度で、ずっと冷蔵庫の中で眠らせていたため、かなり品質に影響がでている可能性大ですが、本日飲んでみようと思いました。
【石門銀峰王】とは
1990年代初めに湖南農業大学のお茶専門家や教授たちが開発した緑茶です。
1991年~1993年の3年連続で湖南省名茶コンクールにて総合1位を獲得し、湖南名茶に指定されました。
その後、中国全土のコンクールやアジア大会・国際コンクールなどでも高評価され、世界的にも有名なお茶です。
石門銀峰王に使用する茶葉の選別はとても厳格。
清明節(毎年4月5日ころ)前後に、壷瓶山国家自然保護区内、雲霧山にある茶園で春茶の新芽だけが摘まれ、製茶されます。
百科知識 「石門銀峰王」より翻訳抜粋
飲んでみます
茶葉観察
乾燥茶葉には産毛が有り、花&蜜の香り。
花の香りを的確に表現できないのが、悔しい。。。
軽めの縒りだけど、一本一本がとても細い針状。
2・3回の縒りは軽いと言って良いのかな?
お湯を注ぐ
お湯を注ぐと花のような香りがフワーッとたって来ます。
ただ、グラスで淹れたので調子に乗って「有鳳来儀」をやったら、灰汁が出てきてしまい、あわててスプーンで灰汁をとりました。
【碧螺春】もそうだけど、産毛の有るお茶は優しく淹れてあげないといけないのですね。
それとも、この灰汁が出るのは茶葉が劣化しているからなのか?
分かる方がいたら、ぜひご教授ください!
味わう
華やかな香りとは違い、最初の味は豆っぽい味でした。
でも、お湯を注ぎ足すと蜜っぽい味に変わり、その後もずっと甘い味が続いています。
今度はちゃんと蓋碗で淹れて、味の変化を楽しんでみようかな。
茶殻観察
一芯一葉が少量入っているけど、基本的には一葉。
だから乾燥茶葉が針のように細かったのか。
【石門銀峰王】のお茶説明
百科知識の「石門銀峰王」の説明ページにはこのように書かれていました。
[名茶鑑賞]
銀峰茶條索緊直、白毫顯露、滋味甘甜、香氣高長,可謂頭泡溢清香、二泡茶味濃、三泡四泡香氣猶在、韻猶存。
銀峰茶の乾燥茶葉はしっかりひねられていて真っ直ぐで白毫がよく見える。甘い味わいと香り高いお茶である。
1煎目から芳香があふれ出し、2煎目は味が濃く、3煎目4煎目でもまだまだ香りと味がしっかり続く。
訳すのはやっぱり難しい。。。
だけど、お茶の特徴をこうやって文字にしてもらえていると、自分の感覚が合っているのかどうかの答え合わせができて安心できる。
中国茶の香りを表すのによく使われる「清香」、今回芳香と訳してみたけれど、芳香だと私には重たい香り&花の香りのイメージが強い。
【石門銀峰王】を飲んだときの過去の私は、華やかな香りと記録していたから、この訳し方で良いのかな?
今後また【石門銀峰王】をいただく機会に恵まれたら、今の知識をもとにしっかりと味わえますように!
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