それはそちらで何とかしてください。
先日、我が家は洗濯機を買い換えました。
我が家の洗濯機は超絶ブラック環境下で働いてもらうことになります。
だから、私も可能な限りのケアをしていくつもりですし、前任の洗濯機さんにもケアはしていたつもりです。
だけど、何でもかんでも洗濯機に入れて「洗濯・乾燥」をしまくっている我が家(というより私か。。。)では、メーカーが想定している耐用年数よりも早くに寿命が来てしまうのが必至。
昨今のSDGsに逆行するのは分かっているけれど、洗濯機は5年で買い替える。と割り切ることにしました。
だけど5年間無事に働ききってもらいたいので、とにかく「丈夫な子」を所望。
色々な機能は不要。
そして耐用年数が短いのなら、値段だってそんなにかけられない。
ということで購入を決めたのが東芝さんのこちら。
購入行為はカードを切って、配送先情報とかを記入するなどで簡単に済みます。
が、大変なのは購入後。
新しい洗濯機が使えるようになるためにはいくつか手順が必要でした。
①搬入経路の確認
②前任の洗濯機を搬出後、新任の洗濯機を搬入
こうやって文字にしてしまうとたった2工程ですが、①と②は別日程。
①の後、中2日開ける必要があったそうで、購入手続きをしてから実際に新しい洗濯機が使えるようになるまでには1週間ほどのタイムラグが生じました。
①搬入経路の確認
月曜日の9時-14時で予約していたのですが、時間がおしてしまうからと「申し訳ないが13時-15時に遅れてしまいそう」と連絡をもらいました。
いいよ。待てるよ。大丈夫だよ👍
で、搬入経路を確認してサイズなどを測った後に多少の物の移動が必要なものの「搬入は問題ありません」ということで帰っていきました。
②前任の洗濯機を搬出後、新任の洗濯機を搬入
こちらの都合もあったので、金曜日の午後枠でお願いし、予定通りでした。
が、
配送に来てくれたのは、前回とは別の方たち。
そして、搬入経路を確認した後「会社規定で階段の手すりを外してもらえないと搬入ができないので、また後日配送になってしまう」とおっしゃる。
えっ?
いやいやいや、前回の下見に来た人からそんなこと何も言われていないし、もう今日から新しい洗濯機使う気満々でいますけど???
ごめん、私引き下がれないよ?
ということで、事情説明&後日配送をされては困ることを伝えました。
「下見の時点でOKと言われたので、こちらはそのつもりで今日時間をとっています。申し訳ないけれど、その手違いはそちらのミスになるので、やってもらわないと困ります。」
と。
搬入に来てくれた人は最初に名刺を渡してくれたり、規定の話をしたりとしっかりしている人なのは分かる。
だけどさ。。。
ごめん。こっちも譲れないの。
前回サイズを測りに来た方は、今回の彼の後輩にあたるそう。
そして、後輩のミスをカバーして欲しいと会社の上の方から直々にお願いをされたらしく、結局洗濯機にカバーをかけて養生しながら搬出・搬入をする、ということになりました。
彼から事の次第を聞き「協力できることはしますので、よろしくお願いします」と伝えたことで、ちょっとした一体感が生まれました(笑)
ギリギリの幅の階段を傷つけないように、作業員2人の人力で既存の洗濯機を下ろしていく。
作業員さん、思わず「キツっ😫」と声が出ます。
もう、どんどん本音出していただいて構いませんよ!
そちらのミスではあるけれど、無理してやってもらっているんだから。
そんな風に思えるのは、今までの経験があるから。
海外に住んで、作業員やエンジニアさんと接すると、日本の人たちのホスピタリティの高さを再確認することができます。
日本では作業員さんたちは養生用シートなどを持参するのは当たり前で、汚れを残さずに帰るのも当たり前。
ですが、海外ではそんなホスピタリティは有りません。
汚されたくなければ『自己防衛』するしか無いのです。
香港在住時、最初に洗礼を受けた時はもう衝撃的で悔しくて感情がぐしゃぐしゃになりました。
作業員の来訪が遅れた上に洗礼を受けてしまい、その日会う予定だった茶友にキャンセル連絡をした時、私のメンタルがボロボロだったみたいで、心配した彼女がわざわざ同じく茶友の日本人マダムに「ぐうたらママがメンタルやられて心配だから、電話してあげて」と連絡をしてくれたほど😭
(お二方、あの時は本当にありがとうございました🙇♀️🙇♀️🙇♀️)
ツラい経験ではありましたが、その経験はその後の子連れ海外在住時にしっかり役に立ちました。
1回目はその国のやり方を見るために様子見。
ただし、被害を最小限に受け止める。
2回目からはもう完全防御で臨む。
それでも、斜め上をいく対応をされることもあり、乱れた感情のまま後片付けやら掃除をしていました😭。
私も図々しくなって、メンタルをボロボロにされるほどではなくなっていましたけど😤
だから、日本の作業員さんたちのホスピタリティは本当にうれしい!
例えそれが最低ランクのホスピタリティだとしても、「0」ではない。
たったの「0.1」だとしても、「0」を経験していると、ものすごくうれしく感じます。
先代洗濯機が運び出された後の洗濯機置き場は、溜まったホコリを掃除したり、排水ホースを掃除する絶好の機会。
新しい洗濯機が運び込まれるまでの間、嬉々として掃除しまくりました。
そして、またまた大変な思いをして人力で運んでもらう新しい洗濯機。
運び入れた後の作業員さんたちは 2人ともマスクで呼吸が苦しそう😭
思わず「こちらがマスクしていますので、マスク外してください」と言ってしまいました。
会社規定があるのだろうけれど、呼吸確保をする方が優先だよ!
こうして、ちょっとトラブルが発生したものの無事に新しい洗濯機が使えるようになり、現在ブラック環境下でフル稼働してもらっています。
新しい洗濯機さん。
あなたのおかげで、毎日快適です。
本当に毎日ありがとう🙇♀️🙇♀️🙇♀️
今回の搬入騒動トラブルでちょっと考えることがありました。
それは、作業員さんたちの世界が変わりつつあるんだろうなぁ、ということ。
下見に来てくれた作業員さんが「大丈夫」と言っていたのは、従来なら問題なかったことなのかもしれません。
というのは、実際に作業をする人たちが 無理をして 搬出搬入するのが当たり前、の世界だったのかもしれないから。
なぜなら、日本はサービスは「されて当たり前、サービスの対価なんて皆無」の社会だったから。
だけど、これから人口が減っていって今までの日本人の価値観では世の中が回らなくなっていくのなら、サービスに対しての価値観を変えていかないといけない。
サービスはただじゃない、ということがスタンダードな世界になっていかないといけないんだろうな。
そして、きっと今はその過渡期。
作業員さんたち、私たち客、双方が考えを変えていかないといけない過渡期なんだろうな。
作業員さんたち、今回は本当に大変な作業をしていただき、ありがとうございました。
おかげで、とても快適な洗濯機生活が送れています。