「蘭級」【凍頂烏龍茶】をおいしく淹れる方法
前回、ある程度以上のレベルの茶葉の味はいただく状況によって変化することを記事にしました。
その際に、「看茶泡茶」をすれば、淹れ手側がお茶のおいしさを引き出すことが可能。と書きました。
※「看茶泡茶」とはお茶のことをよく見て(そのお茶の性質などをよく理解して)お茶を淹れる、という意味です。
【凍頂烏龍茶】「蘭級」は普段飲み用レベルで、以前それよりも上のレベルの「竹級」と比較するために『評茶』っぽく飲み比べをしたことがあります。
条件を同じにするため、茶葉の量を3gずつにして飲み比べたのですが、味は100点には及ばず。
なので、今回は「蘭級」茶葉を「看茶泡茶」し、美味しさを引き出す淹れ方をしていきます。
今回使うのは茶壷。
茶壷をお湯で温めた後、茶葉を入れていきます。
目分量で入れるとどのくらいなのかを知るために、量ってみましょう。
私のはかりは1g単位でしか量れず「このくらいかな」と入れると1gと2gの間で表示が行ったり来たりしてしまうため、2gに微調整しました。
茶葉が小さめなので、茶壷の中はこんな感じです。
私の感覚的にはこれでギリギリ。
これ以上多くなると開ききれない茶葉が続出するはずです。
洗茶して、2煎目まで抽出したところ。
1煎目は香りが強く、2煎目の方が味が強く出てきます。
2煎目抽出後の茶壷の中の様子。まだ開き切れていない茶葉たちがいます。
※ここから先はキッチンのシンクに茶器類を置いている写真が出てきます。
5煎目のお湯を入れた茶壷。
茶壷から茶葉を取り出してみました。
上の方の茶葉が、茶壷の中では底の方にいた子たちです。
やっぱりこのくらいの茶葉の量がギリギリみんな開ける量だなぁ。
指南書にはよく「3g」と書かれているけれど、私は3gだと茶葉たちが窮屈そうに感じてしまいます。。。
最後に、飲み比べの時に使った「蓋碗」と「茶壷」の容量を比べてみます。
「茶壷」にお湯をいれます。(中に茶葉が残っていますが、続行します)
「蓋碗」に移します。
「蓋碗」の方が容量が少し少ないですね。
なのに、茶葉の量を3gと多く入れたので、開ききれない茶葉続出でした。
私は茶葉を開ききる淹れ方が好きだけど、今度は初心に戻って「3g」と「2g」で飲み比べしてみようかな。