Butterfly pea tea(バタフライピーティー)
「紅茶」つながりから【タイティー】を飲んだ記事を書いたので、今度は「タイ」つながりで【バタフライピーティー】の記事を書きます。
【タイティー】の記事はこちら↓
タイにはたくさんのハーブティーがあり、今回の【Butterfly pea tea(蝶豆茶・バタフライピーティー)】もその1つです。
ハーブティーの魅力は様々な効能が期待できることと、彩りが豊かなこと。
以前【Safflower tea(紅花茶・サフラワーティー)】の記事を書きましたが「紅花」は染色に使われるほどなので、お湯を注ぐととても鮮やかな色が抽出されます。
【Butterfly pea tea】もとても鮮やかな青色が抽出され、インスタ映えすると人気だそうです。
そして【Butterfly pea tea】はレモンなどの酸味を加えると紫色へと色が変化します。
まぁ「化学反応」なのですが、これを目の前で見ると、みんなテンションが上がって盛り上がります。
では、【Butterfly pea tea】を紹介していきます。
「Butterfly」は蝶々、「Pea」は豆。
つまり「蝶豆」というマメ科の植物の花を乾燥させてハーブティーにしたものが【Butterfly pea tea】です。
なぜ「蝶豆」というかと言うと、花びらの形が羽を広げた蝶々のように見えるかららしいです。
タイでは幼い子の眉毛を描くのにこの「Butterfly pea」の抽出液を使ったり、ヘアケア商品に使われていたり、と食用以外にも多用途なようです。
乾燥させた「Butterfly pea」がこちら↓
お湯を注ぐと鮮やかな青色が抽出されてきます。
マメ科の植物で「蝶豆」という通り、味、においともに豆っぽさがありますが、ほんのりといった感じです。
また色は「乾燥Butterfly pea」の量と抽出時間に比例して濃くなります。
私はお茶をストレート、無糖で飲むのが基本なので、ハーブティーにもあまりお砂糖を入れたりしません。
ですが【Butterfly pea tea】は一般的にストレートで飲まれることは少なく、レモンを入れたりお砂糖を入れたりして飲まれます。
【Butterfly pea tea】のその特徴は何といっても色。
味や香りに重点をおかれるハーブティーではないよう。。。
さて、「Butterfly pea」には下記の効能があると言われています。
・視覚機能の改善効果
・眼病予防効果
・しわや老化の兆候を軽減
・肌の改善
・薄毛と白髪化の軽減
「Butterfly pea」の青色は「アントシアニン」。
「アントシアニン」は目に良いとされるブルーベリーに多く含まれていると言われていますが、「Butterfly pea」はブルーベリーの4倍含まれているそう。
そして、「アントシアニン」には抗酸化作用があるため、アンチエイジングに良いとされています。
目、そしてアンチエイジング以外の効能として
・疲労回復
・血圧低下
・メタボ予防
・花粉症予防
・向知性薬
・鎮痛効果
・抗不安効果
・抗炎症
・抗糖尿病
などが挙げられます。
が、あくまでも効能ですし、即効性があるわけではありません。
さて、ここからは化学反応のお話しです。
抽出された青色の【Butterfly pea tea】に「レモン果汁」を加えると、紫色へと変化します。
写真を見てもらうとわかる通り、とてもハッキリとした変化です。
この色の変化はパフォーマンスとして人目を惹きますし【Butterfly pea tea】の青色も、変色後の紫色とも鮮やかなので、インスタ映えすると人気なようです。
この変色の原理は「Butterfly pea」に含まれている「アントシアニン」が「レモン」によって酸性に変化することです。
「アントシアニン」はアルカリ性だと青色、酸性だと紫色を示します。
理科で「青いリトマス試験紙」が赤くなるのは「酸性」だから。と習ったことがあると思いますが、あれと同じです。
こどもと一緒に【Butterfly pea tea】を淹れることのメリットとして
すでに理科で学習済みのこどもには知識の定着。
未学習のこどもには事前に体験したという経験値をつむこと。
が期待できます!
この写真右側の変色した【Butterfly pea tea】はレモンが強くてちょっと酸っぱくなってしまいこどもが嫌がったため、ハチミツを足しました。
ハチミツを出したので、ハチミツとレモンに牛乳を混ぜて「Butterfly pea」のラッシーを作ろうと思い、ハチミツとレモンをまだ温かい【Butterfly pea tea】に溶かし、そのまま牛乳を投入。
結果、ラッシーにはならず、牛乳が分離してしまいました。。。
失敗してしまった原因は温度です。
熱い&酸性になっている【Butterfly pea tea】の中に牛乳を入れたことで、牛乳のタンパク質がレモンに反応して固まってしまったのです。。。
横着し過ぎたー。
でも、楽しい。(私だけ?)
私は、こども達には日常生活の中で楽しくいろいろな知識を身につけていって欲しいなと願っています。
だから、最初は【Butterfly pea tea】を「教材」として見ていました。
効能などは後付け。
でも、効能もうれしいし、何よりもおもてなしするのに色々なアレンジがききます。
かなり贅沢だけどフルーツを入れてフルーツティーにしたり、色が変わるラッシーとしてお出ししたり、と妄想が広がるばかり!
ただ、私が1人で飲むとなるとやっぱり安定の飲んべえスタイルに落ち着きます。
ぐびぐび飲みたいので、お湯で少し薄くしてマグカップでいただいていきます。
「変色するラッシー」の作り方、それを作る狙いなどを子供の自由研究のためのヒントとしてパッケージ販売する人いたりしないかな?
自由研究のヒントとしての教材って売れそうだけどなぁ。
サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆