「オススメ」という名のおせっかい
ネットニュースなんかでもそうだし、Amazonのようなネットショップもそうだんなだけど、やたら「あなたにマッチした…」「あなたが関心のある事柄…」とかそんな表示がたくさん出てくる。
レコメンド機能、ってやつですね。
これ、確かに便利というか自分好みの情報を効率よく入手できるので、便利と言えば便利。
だけど、あまりこの機能に頼りすぎているというか、違和感なく受け入れているのはヤバいと思える。
自分の関心のあるものしか情報を受け取らなくなってしまうのが怖いのだ。
世の中、自分の都合の良いものにしか触れないでいると、徐々に世界を狭い視野でしか見れなくなるような気がするからだ。
もっといろんな世界があって、いろんな意見があって、いろんなモノの見方があるのに、それを知らないまま過ごしてしまうのがとても危険だと思う。
井の中の蛙。
情報の入手が困難だった時代ならいざ知らず、これだけ膨大な情報に触れることが可能な現代において、どうしてこんなに窮屈なことを受け入れなければならないのか。
モノを売る側が効率よく見込み客へ情報を伝えるための機能だと思うけど、それを甘んじて受け入れる気にはなれない。
とは言え、僕のAmazonのサイト(マイページ)は、僕が好きそうな商品をどんどん勝手にオススメしてくれる。
まぁ、確かに。それはそれで欲しくなっちゃうけどね。
なので、ささやかな抵抗ではないけど、僕は出来るだけ「人と話す」ことにしている。
今は新型ウィルスの影響で気軽に会いに行けないけれど、電話やLINEなどで出来るだけコミュニケーションを取るようにしている。
こんなアナログなこと、と感じるかもしれないけど、実は「人と話す」ことが一番刺激を受けるし、知らない情報を手に入れやすかったりする。
出来れば早く気軽に会いに行ける社会に戻ってほしいと思う、今日この頃。