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推しから得られる栄養の分析と、その栄養で生きていた「私」の話

はじめに

初投稿です!こんにちは。同人絵描きの藍川らずと申します。普段は絵を描いたり、推しについての幻覚を見たりして(精神的に)食い繋いでいるおたくです。

突然ですが、みなさんは推しの何の成分を吸って生きているか考えたことはありますか?

筆者は割と考えるタイプなのですが、推し毎にばらつきがあり、しっくりくる成分は思い当たりません。あえて挙げるなら筆者の場合は綺麗系成分とポジティブ系成分で分かれている感じがします。

元々疑問には思っていたのですが、今回一念発起して筆者の推しには筆者を生かしているどんな栄養素(萌えるポイント)があるのか、筆者はどんな栄養素(萌えるポイント)を好んで摂取している(偏食の自覚はある)のか、またそれを好むに至った背景をがっつり分析するか!!と思い立ちました。

きっかけ

ガチめに分析しようと思ったきっかけはこの記事を拝読したことでした。

めっっちゃ良い…自分のヘキ(この記事でいう性癖のこと)を通じて自己理解を深めている〜〜〜〜!!羨ましい〜〜〜面白い〜〜〜〜!!俺もやるぞやるぞ〜〜〜になりました。やるぞやるぞ〜〜〜はいいとして、筆者のパッと思いつく推しにはこの方の推しのような統一性はないし、どうしたものかと考えた挙句これから紹介する方法で検証していきました。本当はつらつら推しのこと考えてたら分かッッッッた!!!って気持ちになりたかったのですが、筆者にその才能がなかったのでこうなりました。

そういえば前に「お前のヘキはこれじゃね?」って話になって呟いたものが残っておりました。

該当のツイートは消していたのに奇跡的に残っていたスクショ

こういうキャラに常に狂っているわけではなさそうと思いつつ、確かにこの属性には惹かれるものがあるので、一過性のものかどうか調べてみても面白そうかな〜と思いました。

注意

筆者は行間を過剰に読んだり、幻覚を吸って生きているおたくなので、キャラクターの細かいところについては事実と異なる箇所がある可能性がありますことを先にお伝えしておきます。もうね、何が事実で何が妄想だったかそろそろわかんなくなって参りました。

また分析方法も直感で行なっているものであり、要因のまとめ方は主観でしかないのでそこもお気をつけください。というか許してください。怒らないで刺さないで。もしかしたら(夜道に)気をつけるべきは筆者かもしれません。

《目的》今回わかったら面白そ〜と思っていること

①自分の好みの栄養分(要素)の傾向

目的には意義が必要なので頑張って捻り出していきましょう。
自己理解が深まることで新しい推しを開拓する際に指標になるかもしれないですね。あとおすすめしてもらいやすくなるとか。

②それを好むに至った自分の深層心理

今回は特にこれがメインディッシュです。筆者の推しや推せる成分の中には一体何が隠されているのか!!超気になる!全然予想できないので。もう本当、筆者が楽しいだけです。
まあ強いて挙げるとしたら、深層心理を垣間見ることで無理することが減り、自分に優しくなれるかもしれません(無理し続けた人の発想)。

③Twitterで呟いた推せるキャラ像(以下Twitter仮説)は本当なのか?

①と似てるんですが、自分の好みの要素がわかることでこれからヘキ詐称をしないで済みます。Twitterで嘘ついてたらどうしよう。

《方法》どんなやり方で分析を行なったのか

検証対象

今回検証対象になったのは、自我を得てから現在に至るまで「自分が狂ったと自覚のある」14キャラクターを対象にしました。ただ好んでいるキャラよりも気が狂うほどの推しの方が深層心理の影響がより強いと考えたため、気が狂うをキーワードに据えました。え、多い?多いとは思っていますが、サンプルは多い方がきっと再現性の高い結果になると信じてやっていきましょう。具体的なキャラクター名はあとで紹介します。

集計方法

・要素出し
mindnodeというアプリを用いて行います。各キャラのノードを作成し、ひたすら思いつく限り「この部分が推せる!!!」「ここが好きだ!!!」というポイントを書き殴っていきます(スマホだけど)。その時必ず1人ずつ書くようにします。傾向のことなんか一切考えてはダメです。とにかく頭に浮かんだ推せるポイントを書いていきます。最終的に似通うのはいいのです。最初から意図的に似通った要素を書くのはやめときましょう。

また、Twitter仮説を検証するために「色素が薄い髪かどうか」「長髪かどうか」「吊り目で眠そうかどうか」は共通項目として必ず書くようにします(残りの仮説の推しポイントについては書き出す時にすっっっっかり忘れてしまっていたのですが、結果としてはそのポイントが挙がってきたのでヨシとします(ヨシではない))。

・分析
1キャラごとに書き出した萌えポイントを重複する要素ごとに集計→要素を抽象化して考察→考察したものから深層心理を考察するという手順を取ります。何言っているか分からないって?あとで具体例出して説明するので今はふーんで大丈夫です。

というかここまでしないと辿り着けんのかい、自分が不器用すぎて笑えてきました。

《推しの話》集計結果の前に推しについて語っていい?いいよ!

本来ならさっさと具体例もそこそこに数字で傾向を紹介するフェイズだと思うんですが、そんなこと知るか知るか!!!!おたくが推しを語らないでどうする!!!という推し大紹介です。

今回検証対象になった推しの紹介

語らずしてどうするとは言ったものの、14キャラもいるのでいちいち語っていると長くなりすぎることが大変予想できます(語りたいけど)。代わりにこのキャラを見た時に発生する感情を添えておきますね。

小学生期:カードキャプターさくら ユエ
 綺麗すぎて「は???」ってなる、綺麗系を推したくなるヘキの根源

中学生期:ドラゴンクエストⅧ ククール
 不真面目さと真面目さのギャップで風邪を引く、極大感情ってこういうこと?

中学生期:ドラゴンクエストⅧ イシュマウリ
 わかんないことが多すぎることが良い、神秘的で月モチーフ好きすぎる

中学生期:メタルギアシリーズ ソリッド・スネーク
 おじさまって格好良いんだってことを叩きつけられて気絶してしまった

高校生期:ポケットモンスターブラック・ホワイト デント・コーン・ポッド
 3人でわちゃわちゃしているのを永遠に眺めたい

大学生期:イナズマイレブン(無印) 鬼道有人
 ギャップを通り越してこいつはサイコパスだ!!!(褒め言葉)

大学生期:遊戯王(原作初期・東映版) 武藤遊戯(どちらの存在も含む)
 可愛すぎる遊戯と恐ろしすぎる遊戯の落差でまた風邪をこじらせる

大学生期:遊戯王5D's ブルーノ
 大柄な男の自称「大好きブルーノちゃん」は卑怯すぎるだろ!!!!!

以下社会人期:鉄拳シリーズ 李超狼
 陽気すぎるサイコパス(褒め言葉)が来た…顔が良すぎる

ストリートファイターシリーズ(特に0) ケン・マスターズ
 わーい純粋な陽気キャラだ〜〜〜〜ロン毛時期可愛い〜〜〜♡

悪魔城ドラキュラシリーズ アルカード
 は????????????美しい

餓狼MARK OF THE WOLVES テリー・ボガード
 陽気にしては陰がありすぎる…好き…

THE KING OF FIGHTERSシリーズ K’
 可哀想がすぎる…幸せになってくれ!!!!!

デビルメイクライシリーズ バージル
 弟に対する執着!!!!!! 

推しを並べただけでわかること

ジャンルとしてはゲームが多いですね。理由としては自分で操作するので感情移入がしやすいのと、自分のペースで進めたいだけ進められるのが好きです(そしてこれは今回分析した深層心理にあんまり関係ない)。

余談として、間にメタルギアとかいう割と高難度のアクションゲームが入るものの、小学生~社会人前にはコマンド・タイミング入力なし(見てるだけ)で展開が進むものを好み、社会人後はガチガチのアクション(高難度・試行錯誤が必要なもの)も好むようになったようです。

いやあ、社会人になって筆者に何があったんですかね…
小学生~社会人前のキャラの傾向として、可愛い・綺麗・細身のキャラを好む傾向がある気がするのと(スネークだけ例外)、
社会人後のキャラの傾向として、前述の要素もありつつ、何かが狂って体格がかなり良いキャラ、特に陽気なキャラも好むようになったように思います(本当に何があった??)。

でもそれって好みがゆっくり移り変わっている話ですよね、人生の傾向ではないような気もします。

しかし、脳直感想文章を読むと「推せる傾向」の共通点がありました。
それはギャップ萌えです。なんと6/14と大体半分でした。深く考えていない脳直状態でもギャップに萌えてしまっている状態を書いている。これは何か傾向があるかもしれませんね。

《結果》集計したらこうなりました

集計結果

・萌えポイントについて
萌えポイント=各キャラを見たときに「好きだ〜〜」となる個別ポイント。単純計算で153個出てきました。

mindnodeで思いつく限り書いたらこうなった

・項目について
項目=萌えポイントがキャラ間で重複しているもの・重複がないものを一緒にまとめてカウントしたもの。33項目ありました。表の内容はへー、で大丈夫です。

すでに二面性(ギャップ)へのバリエーションと解像度が高すぎる感じがします

・要素について
要素=項目をもっと抽象化してまとめたもの。18要素ありました。表の内容はほー、で大丈夫です。

だいぶ項目がまとまって抽象度が少し上がってきました

・割合について
1つの要素ごとに何キャラが当てはまるかどうか割合を計算したもの。
当てはまる人数÷全体の人数(14)で計算しました。表の内容は後で言語化して説明するので今はスンッくらいで大丈夫です。

ギャップ萌え強し

集計結果からわかること

①自分の好みの栄養分(要素)の傾向

本当に独断と偏見で話を進めていきますが、ここでは「高確率」で当てはまる項目=「70%以上」のキャラに当てはまった、としてお話しします。また中程度の確率を〜40%、それ以下を低確率ということにしておきます。

・高確率で共通するハマる項目
「内面の二面性」「秩序属性」「強キャラ」

秩序属性は何となく勘づいていたのですが、内面の二面性(つまりギャップ萌え)と強キャラってノーマークだったんですよ。先ほど推しを並べた時にギャップ萌えの話出てましたが、あれは分析結果を知った後で執筆していたので見つけられたのです。各項目をキャラに当てはめると、
=内面にギャップを抱えながらも世界安定のために戦うつよつよマン…?
って考えたら頷きがすごいです。わかりみが凄すぎる。マジか〜〜

・中程度の確率で共通するハマる項目
「太陽月カプ・月月カプ」「考察が捗る」「神秘存在」「冷静・静かに話す」「幸せになってほしい」「長髪」「色素が薄い髪」

ちょっとごちゃごちゃしているので整理すると
=対になるキャラがいて、行間が空いていて、神秘的な雰囲気で静かに話す要素
 幸せになってほしいというエゴ極まりない願望
 長髪・色素薄い髪(外見的仮説)は中程度しか当てはまらないということです。

・低確率で共通するハマる項目
「身内との確執」「顔がいい」「ホビアニ節」「ポジティブ」「洗練所作」「強い意志」「吊り目で眠そう」「飄々としている」

これらはそれなりに共通点としてはあるものの、キャラそれぞれの個別の萌え要素である可能性が高いと考えられます。

③Twitter仮説は本当なのか?

既にある程度結果が見えているとは思うのですが、ここでTwitter仮説を改めて見てみましょう。
『長髪色素薄い(髪)男性吊り目眠そう冷静賢者ポジ人外』とのことでした。その時思ったヘキの解像度をできるだけ上げるべく書いたという記憶がありますが、それにしても詰め込み過ぎ。

これは要素的な分析になるので33要素の中から該当の部分をピックアップしていきます。最初の方にも書きましたが、後からTwitter仮説のこと思い出したので完全に対応している要素でないものが混ざってるのはそういうことにしておいてください。

綺麗なデータのふりをしていますが注釈を参照のこと。最悪データですこれは。

分析した要素について注釈というかあまりにもひどい言い訳
・男性であることが確定している人について
絶対100%だろうと思って仮説にも入れませんでした。そしたらそうでもなかったことがわかりました(ドジ)。
・守るもの≒秩序側≒賢者ポジについて
これは集計前本当に存在を忘れていたのでそういうことにしました(最悪)。一応賢者という言葉をTwitterで使ったときに秩序側を意識して言葉を選んだことは本当です。
・冷静・静かに話す≒冷静について
軽く忘れてたのでそういうことにしました(阿呆)。
それ以外はちゃんと対応したデータとってました!(ちゃんとって何?)

もし筆者のこと真似する人がいたら本当に最初にしっっっっっかり仮説とか目的立てるんだぞ!!!!気分と思いつきで増やすとこういうことになります。

Twitter仮説の結果
つまり、ざっっっっっっっくり計算するとどのキャラにも仮説の要素が3.3個ぐらいは当てはまりそうという結果になりました。でもそのキャラのうちほとんどが男性キャラな気もするので当てはまる要素は大体2個ぐらいなんじゃないのという感覚です。筆者の肌感ではキャラを好む時の軸になるほどのものではないかなと感じました。

《考察》そこから考えられる筆者の深層心理

18項目をそれぞれ「この部分が心に刺さって抜けない」箇所を書き出しました(記事最下部表6に記載があります。が今読まなくて大丈夫です)。またその刺さった理由を考察しました。
その考察の中で似た内容ごとに分類できそうだったので(表5)、それに沿って説明していきます。前半は人によっては結構キツめかも。筆者もキツいです。
また考察する際に用いた表5ですが、知りたかったらわかるように置いているだけなので、細かいし読まなくて全然大丈夫ですからね。無理せず。

ここが一番大変だった記憶があります。捻り出せ!

最悪学校体験に基づくと考えられるもの

まさか今の今になってこれが筆者の価値観に大きく影響を与えているとは思ってもみませんでした。まだ引きずっているのですね。びっくりしました。今はもう大丈夫だよって言ってあげられるんですが、あまりにも強烈な負の体験だったから、忘れるなんて無理な話だったんでしょうね。

A:強者による〈優位性〉や〈マウント〉
自分側が強者であって、相手の優位に立てている状態にカタルシスを感じていることに対する考察です。
ある時期に大変な目に遭って(以下最悪学校体験と呼ぶ)、自分を守るために常に優位な状態にいなければならないと信じ、そう振る舞うことでやっと生きていた時がありました。その時はとにかく下に見られたら終わりだったので、成績や部活動での地位などとにかく登れそうなところには登って〈優位性〉を保つだけでなく、周りを見下して「私は特別なんだ」「何も悔しいことなんかない」と思っていました。そのときに〈マウント〉をとることで〈安心〉する、もしくは快感情が出るような価値観ができたのではと考察しました。

B:〈安全地帯〉の確保
安全地帯が確保されている状態に強い安心感を持つことに対する考察です。

最悪学校体験では、筆者は学校に関するどんな場所にいても自分が脅かされていると感じていました。教室が特にひどく、廊下、図書室、帰り道…
あの時は確かに特に自分の考え、もしくは身の安全が脅かされないでいられる場所が欲しいと願っていたと思います。

C:外界との〈線引き〉と〈線引き〉できている状態への同一化
クールに振る舞うことへの強い憧れに対する考察です。

筆者にはクールな態度に大変憧れた時期がありました。クールぶってみることで感情をあまり外に出さず、入れ込みすぎずやっていけるという算段だったのだと思います。おそらく一線を引くことで最悪学校体験中、過去の筆者を脅かすものへのバリケードと、「私はお前らとは違う」とい強がりの表明をしたかったんだと想像しました。結果として余計に感情表出を失敗して大変だったんですけど、理想像として輝いて見えたんだろうなあと思いました。

D:苦しい状況を打開することによる〈安心〉
苦しい状態から安心感を得られる状況へ変化することにカタルシスを感じることへの考察です。
これはゲイン・ロス効果(後述)もあると思います。失った状態から得られるものは特別に感じるという効果です。別に今は安全を脅かされているわけじゃないのですが、インナーチャイルドくんは多分ずっとビビってるのだと考察します。〈安心〉単体で言えば、〈マウント〉をとることも、〈安全地帯〉を確保するのも、〈一線を引く〉のも、全部〈安心〉が根源なのでしょう。

E:〈お約束文脈〉
期待していた展開がタイミング良く繰り返されることにカタルシスを感じることへの考察です。

物語の中のお約束で、こうくるよね!!と思ったところにそう来てくれるのってこれも〈安心〉の派生なのかな?と思いました。なのでここに追加。

心理的な現象によると考えられるもの

F:ゲイン・ロス効果によるもの
どうしてもギャップに萌えてしまうことに対しての考察です。
なぜこんなにもギャップに萌えてしまうのか???何度考えてもわからなかったので相方に聞いたら「おたく全員ギャップ好きだろ」という暴論をいただきました。そんな馬鹿なと思ったのですが、なんかどうやらおたくどころが全人類そうっぽい。それが心理的現象、ゲイン・ロス効果だったのでした。

ゲイン・ロス効果とは 
人の心理状況において、プラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなる効果のこと
社会心理学者エリオット・アロンソン(Elliot Aronson)が提唱

実験の結果、上から順に好感度が高いということがわかった
・獲得(ゲイン)条件(最初は評価が悪かったのに良くなっていくパターン)
・肯定条件(評価がずっと良いパターン)
・否定条件(評価がずっと悪いパターン)
・損失(ロス)条件(最初は評価が良かったのに悪くなっていくパターン)

つまり
ゲイン効果:一貫して肯定的な場合より、最初は否定的でのちに肯定的になるのが最も好感度が高くなる
ロス効果:一貫して否定的な場合より、最初は肯定的でのちに否定的になるのが最も好感度が低くなる

またアロンソンによると条件がある
・系統的な変化であること(同じベクトルであること)
・徐々に変化すること(急に変化するとびっくりされる)

E・アロンソン(2014)『ザ・ソーシャル・アニマル[第11版]人と世界を読み解く社会心理学への招待』岡隆訳,サイエンス社.が参考文献とのこと
(孫引きでマジで申し訳ない)

https://successbeginstoday.org/topics/41/

つまり、おたく(どころか全人類)みんなギャップで好きになってしまう!!!!!!!ってことですね。相方の言った通りになりました。
筆者に限っては光属性⇄闇属性のギャップは徐々に変化することが脳汁やばやばですが、常識人⇄あまりにも突飛な非常識人可愛い属性⇄恐ろしい属性は徐々に来るより片鱗なくいきなり来られた方が脳汁が出ます。

その他の体験に基づくと考えられるもの

G:〈シスコン〉の拡大
筆者の〈シスコン〉を他に投影している状態が楽しいことに対する考察です。

筆者は重度の〈シスコン〉なのです。仕方なくないですか?筆者の妹とは概ね正反対の好みを持ちつつ芯のところの価値観がすごく似ているのです。また例として正しいのか一切わからないのですが、妹と筆者は同じジャンルのABというカプにハマったりします。妹がA攻め固定のAB推しで筆者がB受け固定のAB推しみたいな。最高。なんの話でしたっけ。

H:〈自己肯定感〉と〈自己肯定感〉への羨望と同一化
自己肯定感が高い人を見ると楽しくなること、加えて自分も自己肯定感がほしいと思うことへの考察です。
これは、ある程度最悪学校生活のことから立ち直って自分の人生を自分で歩み始めたからこそ現れたものだと思いました。自分で自分の機嫌をとって、自分で自分を助けてあげて、自分で自分を休ませてあげる。そういう価値観を手に入れた時に、〈自己肯定感〉っていいな、自分には〈自己肯定感〉が足りないなって気付けたってことです。これは自己の正当化とは違うし、他人と比較することとも違います。これを獲得した時期に思い当たる節があるので、最後に少し触れましょうか。

I:大義名分を得た〈自傷〉願望
自分を犠牲にしている状態に惹かれることへの考察です。
そういう側面もあるし、否定はしないけど、だんだんそういうことに惹かれないようになるといいね。それにしても自分で自分を滅ぼすこともできないで、大義名分が必要なあたりが筆者らしい。もはや愛おしいわ、今抱きしめました。

J:〈愛憎〉への共感
愛憎が表裏一体になっていることに強い共感を得ることに対する考察です。
そうよ筆者は愛憎のおたく~♪
(分析対象の7/14キャラのジャンルのこと憎んでおります。やばいヤツだ)
筆者はジャンルのこと好きになればなるほど合わない部分や嫌いな部分も見えてくるタイプです。でもそれ自体は健全だと思っています。ですが愛憎まで行くと、感情が両極端に極振りしているのであんまり自分の精神衛生上よろしくない感じがします。自分の好みに悪癖もしっかり反映されていましたね。ウルトラスーパー大切なものが憎いのマジで共感しかないです(補足しておくとこの感情はジャンルにしか抱きません)。

おまけ:Twitter仮説の考察

キーワード:強者
賢者ポジ(今回の分析では正確に賢者ポジではなかったですが)の人外、大体魔力か知力が大変強い説を提唱します。強くない人外もいるかもしれないのですが、加えて色素薄い系の長髪で眠そうな吊り目(細目)であると、その確率が減りそうだなあと思いました。
つまり、綺麗系と言いながらも自分好みのさまざまな飾りをつけつつ、それが強者への誘導でもあり、根本は強者を求めていたのでは説に行きつきました。
なので、筆者は色素薄い系の長髪(美)男子そのものを求めていたのではなく、そういう身なりの強者を探していたことになります。筆者としては大変納得しております。そう考えると好きなものの軸のブレが少なく感じました。

おわりに

この分析を行なった感想

・自分の好みの傾向
今回栄養素(萌えるポイント)を分析することで、筆者のおたくとしての身体がどんな成分で生かされているのかを知ることができました。筆者は知らず知らずのうちにギャップ強者を吸って生きていたのですね…(秩序属性については友達から指摘があり自覚がありました、ここまで高確率とは知りませんでしたが)。
最初に挙げた通り、軸がぶれつつも静か~で綺麗な男元気でポジティブ男が好き傾向なんだろうなと思ってたので、軸が見えたのは大変面白かったです。

・深層心理について
最初〈安心〉というキーワードが見つかり始めたときには、一体何に脅かされてる???と思い当たる節がなかったのですが、言い換えをしていったときにみつけた〈マウント〉という言葉が過去の筆者にしっくりきすぎて「ああーッ!!!」ってなりました。

過去の最悪学校体験があったことの事実からは逃れられないけども、少しずつ根の部分が変わっている予感がします。〈自己肯定感〉のキーワードが出てきたのはそういう兆しとして受け取っています。前述の、

社会人後のキャラの傾向として、前述の要素もありつつ、何かが狂って体格がかなり良いキャラ、特に陽気なキャラも好むようになったように思います(本当に何があった??)。

本文「推しを並べただけでわかること」から抜粋

本当に何があった?のところの答えですが、社会人になってようやく自分の人生が自分のものという感覚を得た・実感したのだろうと推測できます。陽気であることを前向きに受け取れるようになったのでしょう。
体格は……おそらくその時期にあり得んドハマりしたキャラが偶然格闘家だったからとかそういう感じだと思うんですが、格闘家もある意味肉体的強者やんけ!と脳が認識し始めたのでしょう(諦め)。
とにかく、筆者は社会人になってからいろんな社会的トレーニングを受ける機会を得て、今いい感じにコミュニケーションが取れたり、いい感じのメンタルでやっていけております。よかったね。

実は元々この記事(の形式が特に)は頑張って大学生をしていた筆者への「あの頑張りは空振りじゃないよ」という励ましでもあるのでした。過去の自分〜〜労ってあげたいよ〜〜〜〜〜〜BIGLOVE〜〜〜〜〜

余談

できるだけ見やすくなるように意識しつつも適当に書いたので、また統計的理由もなく直感だけで分類とかしているので先生にバレたら怒られそうでビビり散らかしております。筆者が読みやすいだけで、みなさんには読みづらかったらごめんなさい。しかしそんな記事を最後まで読んでくださり本当にありがとうございました!!!!!

これはマッッッッッッッッジで蛇足なんですけど、最後に18項目の刺さるポイントの羅列を貼っておきます。暇だったらどうぞ。

すごい!よくここまで読みましたね…

以上です!お疲れ様でした!


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