お帰りなさい! 岡本太郎さん
2022年7月から今年の3月まで大阪、東京、愛知で開催された<岡本太郎展>。
私も昨年11月に東京都美術館で鑑賞してきました。
noteに投稿して周囲の人にも「面白かった〜っ。パワーをもらえたよ!」とお勧めしていたら、旦那さんが「行きたかったなぁ」と。
あら、そうだったのね。一緒に行けばよかった。
・・・と二人で残念がっていたら、川崎市の岡本太郎美術館で
<凱旋!岡本太郎展> が開催されている!(2023年10月1日まで)
と聞いたので、昨日 行って参りました。
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約 10ヶ月前に訪れた<岡本太郎展>は、
迫力ある作品とその展示方法にガツーーンっと「ヤラレ」ました。
赤、黄、白そして黒い壁にこれでもか!と展示された 大きくて迫力ある作品たち。まるで岡本太郎氏の心臓の中に飛び込んで彼の魂の叫びを聞いているようでした。
主催者が伝えたいテーマやストーリーもしっかり感じ取れたような気がします。
展示会場で、作品のキャプションに書かれた “所蔵元” を見ながら「川崎市にある岡本太郎美術館って、もの凄い数の作品を持っているんだ」と思ったのを覚えています。
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さて今回の <凱旋!岡本太郎展>。
前回の<岡本太郎展>で観た作品がたくさんあります。
もちろん他の美術館が所蔵している作品は、今回は観られないのですが、逆に初めて観る作品も沢山ありました。
やはりエネルギー溢れる作品群からパワーをもらえます。楽しい!
展示会場はこんな感じです。
広くて開放的なスペースの中でじっくり好きなだけ鑑賞できます。
「これ、ちょっと懐かしい!」ふと昔の体験を思い出したり、
「そういえば、あれはどうだったかなぁ…」くだらない連想ゲームをしたり。
自分のペースで自由な楽しみ方ができます。
常設の展示スペースも素敵でした。
巨大なオブジェたちは、まるで西洋の博物館のような部屋にドーーンっと配置。
神秘的な空間にうっとりします。
展示会場に入って最初の小部屋に、岡本太郎氏の経歴を記した壁があります。その壁に開いた小窓から奥を覗くと、彼の作品が年代別に並んだパネルが⁈。
全部が写真に収まりきらないっ!!パノラマ撮影すればよかったです。
そんな失敗もまた楽しい!!!
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お金とストーリーをギュッと詰め込み、ガッツリ準備して「どうぞご堪能あれ!」と作り込んだ “力作” の企画展も大好きです。
しかし自分のペースで自由にのんびり鑑賞できる常設展、やはりいいです。
凱旋!を果たした岡本太郎氏の作品たちも、リラックスしているように感じました。
「お帰りなさい!岡本太郎さん」
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向ヶ丘遊園から歩いて生田緑地へ。
自然の中にある岡本太郎氏のふるさと、川崎市 岡本太郎美術館。
是非、是非訪れてみてください。
<終わり>
<岡本太郎展>の投稿はこちらです。