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三つ目の<ブルターニュ> Partie 3

前回、前々回と二つの<ブルターニュ>美術展について投稿しました。
三つ目は・・・。

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私は若い頃、“男らしく、カッコよく生きたい!”
と思っていたので、お茶やお花、料理といった「女性らしいこと(←当時)には興味なし!」と、自由時間はもっぱら取引先との飲み会、ゴルフ、釣り、麻雀、バイク…と遊び呆けていました。“カッコよさ” を勘違いしていたのですね。

自分でお菓子を手作りして男性にプレゼントする⁈ 
とんでもない!そんなことは絶対にやりません!と公言していました。
せっかく色々なことを学べる時間を与えられていたのに…。
馬鹿なことをいろいろやってしまった過去を後悔することは少ないのですが、学べる機会を逃したことは、大きく後悔しています。

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さて、旦那さんは甘いものが大好き。
ラーメン屋さん、美味しいイタリアン、好きな餃子でさえ人気店の行列に並ぶのは嫌がるのですが、甘いものだけは別。
休日の朝に早起きして人気店で大好きなどら焼きや大福やわらび餅を買って帰ります。都内のマンスリースイーツをチェックして、興味あるものは遠くまで買いに出かけます。
毎日二人で一緒に夕食後のデザートタイムを楽しんでいます。

そんな旦那さんが大好きなクッキーを焼いてあげられたらいいなぁ・・・。
ちょうど先月、3年ぶりに帰国したパティシエの甥っ子にお願いしました。

私   「ガレットの作り方を教えてほしい!」
甥っ子 「ガレット?」
私   「こんなクッキー」と写真を送ると、
甥っ子 「ああ、ガレット・ブルトンヌのことですね」

なんでもブルターニュ産のバターをふんだんに使用している「ブルターニュ風サブレ」ということからこの名前がついたらしいです。
「ブルターニュ!!。なんともタイムリーな!」

私   「これまでお菓子作りをやったことがないド素人でも作れるかしら?」
甥っ子 「自宅で簡単に焼ける作り方を教えますよ」

やったーーーっ!
さっそく、一日だけ弟子入り。
お菓子作りって楽しいのですね✨。

パティシエ(甥っ子)の手つき✨

本当に私でも簡単に作れて、とってもとって美味しいのです。
旦那さんも大満足。

↑ 4回目の作品。まだ形が崩れています💦

まだまだ改良の余地はあるのですが、週に一度焼いて、夕食後に二人でいただいています。

せっかくなのでブルターニュの塩を入れようと、<西美ブルターニュ展>のショップで販売していたゲラント塩田の塩を購入して喜んでいたら、
「それ、粗塩じゃないの?」と旦那さん。
冷静ですねぇ。料理に使うことにします(笑)。

ガレット・ブルトンヌを食べながら、<西美ブルターニュ展>の図録を読んで二つのブルターニュ展を振り返る。
至福の時間を過ごしているのです。

<終わり>


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