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澄んだ空と めまいの秋

天気が良い週末、何をしようかなぁ。。。と思って、帰宅準備をしている職場の人に「今週末 何しますか?」と聞いてみました。

___子供の運動会なの
あら、そんな季節なのですね。

___“本の修理” の仕事
おっ、初めて聞いた仕事です。

___パルクール!
パ、パ、パ…⁈

皆さん、活動的で素敵✨。

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___子供の運動会なの

と答えてくれたのは、最近職場に仲間入りした40代の女性。
小学校の運動会かしら、と思ってお子さんの年齢を聞いたら、
___11歳から19歳までずら〜っと

「11歳と19歳」ではなく「まで」「ずら〜っと」とは聞き捨てならない。何人?
___4人です

4人⁈。クラクラっ(めまい)。
11歳から19歳まで4人のお子さんの母でありながら、フルタイムで忙しく働く。。。母は強いのです!
生まれ変わっても私にはそんなたくましい生き方はできないかも知れない。情けなや。
ただ、ただ尊敬するのです。

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___“本の修理” の仕事
“本の修理” …そんなお仕事もされているのですね。

写真はシャンティイ城(2019年10月撮影)

答えてくれたのは、私と全くタイプの違う、とても落ち着いた女性。
週に3日ほど 職場で本・資料の管理や資料室運営のお手伝いをされています。

私の周囲にいるWダブルワーカーは、全く違う2つの職種を選ぶ人が多いのですが、どちらも「本」に関わる仕事とは。。。大好きな「本」に愛情を注いでいる彼女もきっと「本」に愛されているのでしょうね。
古本屋さんでちょっと興味がある本を気軽に購入して、ちょこちょこ読んで、簡単に売り払っている私とは大違い。
ふうっ。素晴らしい。

私が持ち合わせていない感性で 率直に物ごとを語る彼女の口からは、私が使ったことのない単語が飛び出すことがよくあります。

___近々 <岡本太郎展> に行く!
と言っていたので、感想を聞くのが楽しみです。

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___パルクール!
と元気に答えてくれたのは、週に2日ほど職場に来ている20代の女性。

彼女は、Wダブルワークで美術大学予備校の先生をしている、ご本人も創作活動を行うアーティストさんです。
「パ、パ、パ、パルクール⁈」と思わず大きな声を出してしまいました。
私のイメージは街中で高いところに登って、飛び降りて、くるくる回って。。。
リュック・ベッソン監督「Yamakasiヤマカシ」の世界かしら⁈。

ちょっと調べてみましょう。

パルクールとは、走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置く動作を通じて、心身を鍛えるスポーツ

日本パルクール協会のHPより

もともとフランス軍隊のトレーニング方法だった とか。

パルクールの実践者の多くは、パルクールにおける移動の動作の練習を通じて己の機能性、体力、バランス、空間認識力、敏捷性、コーディネーション能力、正確さ、コントロール、創造的視点などを鍛えていきます。パルクールでは、このような身体および精神のトレーニングを通じて己の身体的、精神的な限界を理解した上で、それらの限界を克服する方法を模索していきます。また、パルクールの実践を続けていくことで、実践者はどのような環境においても自由に、かつ機能的に動くことのできる心身を得ることができます。

日本パルクール協会のHPより

“空間認識力” と“創造的視点” に欠ける私には魅力的なフレーズです。
“どのような環境においても自由に、かつ機能的に動くことのできる心身を得る” ( Be strong to be useful ! ) ことができるスポーツ!。
30才、いや25才、若ければチャレンジ…したかも…しなかったかも。

「そうそう、先日ニュースで第一回世界選手権の様子を見ましたよ!フリースタイルで日本人の女性が銀メダルを取ったのですよね!」
___山本華歩さん!実は、彼女は私の先生なんですよ

うわーおぉ、素晴らしい!。本格的なのですね。
「確かパルクールは、パリ五輪で “お披露目” される競技ですよね⁈」

___目指せ、ロス五輪ですよ!

と腕を高く掲げた彼女は、「格好いい!」のひと言。
クラクラ😵‍💫してきました。

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私も活動しなければ!と、澄んだ空に誓うのでした。

澄んだ秋空がまぶしい✨

<終わり>

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