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絵画のココに注目! 特集

ここ数年、facebookやX(エックス)とは距離を置いているのですが、家族や近しい友人 そしてフォローしている美術館の投稿を見るために Instagram を閲覧しています。
最近とても楽しい特集(企画?)が投稿されているので、記録がわりに記事にしたいと思います。

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昨年の12月から、週に1回ほどのペースで楽しい特集を投稿しているのはアムステルダム国立美術館。
2013年にリニューアルオープンしたオランダの首都にある国立美術館は、素晴らしいコレクションを所蔵しています。
なのでもちろん、「いつか訪れてみたい美術館」リストの上位に入っています。

お気に入りの特集がこちら。

2025年1月10日の投稿

特集:一番惹きつけられるのはどの “目” ?

うわーーーっ!。
“目” だけを切り取って こんな風に並べると、なんて素敵なんでしょう。
この画像だけでは時代、国籍や年齢、性別さえわからないのですが、彼ら彼女らは私に何かを語りかけています。これが絵画⁈。なんと生き生きしているではないですか⁈。
もし写真に撮られた人物の “目” を切り取って同じように並べてみても、これほど魅力的ではないかも知れません。恐るべし・・・絵画、そして画力。

上段の3つの “目” は、見たことがある作品かも知れない・・・と、写真をスワイプして答え合わせしてみます。

上段・左)ヨハネス・コルネリスゾーン・フェルスプロンク『青いドレスの少女』1641年
中)フリードリヒ・カール・アルバート・シュエル『自画像』1840年
右)ヤン・アダム・クルーゼマン『アリダ・クリスティーナ・アシンクの肖像』1833年
中段・左)チャールズ・ハワード・ホッジス『ウィリアム・ビルデルダイクの肖像』1810年
中)ワレラント・ヴァイアン『マリア・ファン・オーステルウィックの肖像』1671年
右)ヤーコブ・コルネリスゾーン・ファン・オーストザーネン『自画像』1533年?
下段・左)作者不明『ケナウ・シモンズドルの肖像』1590-1609年
中)バルトロメウス・ファン・デル・ヘルスト『ジェラルド・アンドリーズ・ビッカーの肖像』1642年
右)フランス・ハルス『女性の肖像』1635年

画像で見たことがある!という有名な作品もありますが、“目” の魅力に取り憑かれた後では、有名かそうでないか・・・なんて関係なくなります。全てとても「味がある」肖像画です。

それにしても、“目” って本当に多くを語るのですね。
描かれた「モデル」の感情や人となり、彼らの願いまで読み取れそうです。
それだけではありません。
描いている「画家」の、モデルに対する感情、作品に対する思い、表現への探究心も見て取れるのです。

以前ベラスケスについて書いた記事で、ベラスケスならではの眼差しまなざしに注目して「ベラスケス眼鏡」と名づけました。
それぞれの画家が持つそれぞれの「眼鏡」も合わせて注目していきたいものです。

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気になる特集はまだまだあります。

2025年1月25日の投稿から複数のページを一つに合体(作品情報は割愛させていただきます)

特集:どのイヤリングに目が止まった ?

真珠、ゴールド、シルバー、宝石の数々・・・。実は、絵画作品に描かれたアクセサリーについては、以前から注目していました。
アクセサリーが持つ輝きはもちろん、照らす光、うつり込んだ映像、モデルの肌との色彩の饗宴・・・。いつもうっとりしています。
私は現実のアクセサリー(貴金属・宝石)よりも、絵画に描かれたアクセサリーに胸がときめくのです。

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そしてオランダらしい特集がこちら。

2024年12月3日の投稿から複数のページを一つに合体(作品情報は割愛させていただきます)

特集:きみのスタイルは ?

絵画に描かれたえり、特に16世紀にヨーロッパで流行ったという襞襟ひだえりが大好きです。
アゴやヒゲが触れることで大切な衣服が汚れるのを防ぐために、取り外し可能でどんな衣服にも着用できるように考えられた襞襟。
オランダの画家レンブラント、フランス・ハルスの作品に多く登場するイメージなのですが・・・やはりいいですね。
襞襟が描かれた絵画と、再現された襞襟(レプリカ)を展示した美術展・・・なんてあったら素敵ですね。

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絵画作品の「ココ!」という一部分に注目するのが大好きです!
これまで、絵画作品に描かれた
“花” や “サイン(署名)”
に着目した記事を数回書いています。

またこんな記事を書きたくなりました!。
自分自身に「乞うご期待!」と語りかけて投稿を誓うのでした。

〈終わり〉

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