自転車が乗れるように、まだまだできること。
日本語の文章を書く時、「書き始めのきっかけ」を掴むためにまず英語から入ります。いわゆるウォームアップですね。英語でつらつらと意味のないことを書き、ちょっとずつ流れができてきて言いたいことも見えてきたかなというところで、さっと日本語に切り替える。
あれに似てます、子供の頃の自転車の練習。
初めて自転車の補助輪を外し、大人に自転車の後ろをつかんでもらって一緒に走り出す。乗っているほうは、後ろをしっかり持ってもらっている安心感でスイスイ前へ進む。
ある瞬間、その大人は自転車をそっと離す。大人になった今思うことは、結構早めのタイミングで離すのではないか、なぜなら自転車と一緒に走るのは結構辛いから。
そっとすぎて手を離されたことに気づかず、自転車に乗っているほうはす〜いすい乗り続ける。後ろを振り向く。大人が遠いところから手を振っている。
乗れた!乗れてる!すごい!
そして転ぶ。か、転ぶことなくどこまでも進む。それは人次第。
この日記を書き始めるにあたって、そんなことを思い出した。「英語で書く」というバックアップがあれば、「日記で書く」という挑戦にも挑めるかもしれない。
自分が育ったLAの家の前で自転車に乗れた日のことを思い出していたら、あるフレーズが浮かんだ。日記とは直接関係ないけれど、英語の会話でわりとよく聞く言葉。
It's like riding a bicycle.
自転車に乗るのと似てるよ、と。
「一度やり方を覚えたら忘れないこと」を意味します。
どれほど長いブランクがあったとしても、一度自転車に乗ることを覚えた人は、目の前に自転車が置かれてこれしか移動手段がありませんと言われたら、転ばずに乗れる確率が高い。体が覚えている。
それを人生の他の分野でも使います。
例えば、昔料理をしていた人が久しぶりにキッチンに立ったとき。子供の頃、よく絵を描いていた人が大人になって久しぶりにスケッチをしたとき。昔住んでいた街や働いていた街を久々に訪れて、地図を見なくてもスムーズに回れるとき。
英語だと「体が覚えている〜」と言う意味で、Wow, it's like riding a bicycle (bikeでもOK)と言います。
と。
ここまで書きましたが。これって日記なんですかね?
一応、ちょっと日記らしいことも。
このお正月で一番嬉しかったことは、人生初の皇居ランをしたこと。日本に引っ越してからずっと「いつかは」と思っていたのですが、昨日、日本に住む弟と一緒に行ってきました。空が澄んでいて気持ちがよかった〜!
実家がロサンゼルスのふたりなので(親ともうひとりの弟一家とはFaceTimeで挨拶しました)、そして私の夫は仕事で留守なので、のんびりニューイヤーを過ごしました。
あ、そうそう、皇居ラン。It was NOT like riding a bicycle. 全然体がついていけてませんでした。笑
でも、まだまだできることはたくさんある。今年は自分から色々なことに出会っていこう、と思えるきっかけになりました。
See you tomorrow!
* * *
Whenever I want or need to write something in Japanese, I usually start by writing down some thoughts in English. Some of those thoughts are meaningful, most are not, but it's usually effective in gathering up some momentum.
And for me, momentum is the difference between getting it done and watching another day float and be quickly forgotten.
Speaking of momentum, my brother and I spent New Years this year in Tokyo, away from our family in Los Angeles. Being away from family during Christmas was depressing, but the New Year holiday in Japan is SUCH a celebration, we had a terrific time - good food, drinks, Japanese TV and Netflix, plus a motivating run around the Imperial Palace.
Making things happen this year!