あ、そういえば

ものすごく好きで、とても愛してくれていた恋人と別れてから、2年と4ヶ月が経った。

別れる時、「友達に戻りたい」と言われたが、『 無理 』その2文字で拒絶した。

だってそうだろう。私は彼と友達だった覚えはない。一目惚れをしたあの時からずっと好きだったから。友達に戻るなんて、友達じゃなかった私たちには無理なことだろう。それに、好きな気持ちを持たせたまま友達になんてバカなのか。もう少し考えろよとどこか冷静な私がいた。

別れてから3日で立ち直った私のスマホにもカメラにも、彼はいなかった。付き合っていた半年間、彼に片思いしていた1年と3ヶ月の期間が、さもなかったかのように全て、まるごと、綺麗に消した。

彼と別れてから2回恋をした。でも、どちらも散々だった。本気じゃない思いには相手も本気にならないのだろう。1つ目の恋は正確にはセックスもできるお友達の方がニュアンス的には近いだろう。そして2つ目の恋は同情。傷の舐め合いだったんだお互い。

純粋な気持ちが苦しくて嫌になって

逃げたら、汚れちゃったんだ私。

履歴は消せても記憶は消せなかったし、写真は消せても思い出は消えなくて、あの人と言われたら私は彼を思うけど、あの子と言われて彼が思うのは私じゃない。

君の世界に私はいないのに

私の世界にはまだ君がいる。

誰かに話せるほど強くはないから、ここで書き連ねてみたりする

そんな女の子の話でした、ごめんね

読んでくれてありがとう