【プロ野球】あと3ヶ月後に控えた2024年ドラフト会議の話【横浜】【中日】【阪神】【西武】
はじめに
こんにちは。筆者のLAYLAです。
筆者はプロ野球の試合観戦が趣味で、2016年頃から横浜DeNAベイスターズの試合をよく観ております。今は横浜スタジアムから近いとは言えない場所に住んでいますが、年に何度か横浜スタジアムに足を運んでおります。
プロ野球が趣味ではあるのですが、最近はアマチュア野球も積極的に見るようになりました。
2023年はアマチュア野球の選手を調べ、ドラフト会議の考察記事も書きました。
また、2024年のドラフト会議に関しても記事を書き、3ヶ月前に投稿しました。
前回の記事投稿から3ヶ月が経過し、プロ野球のチーム事情や、ドラフト候補生にも様々な変遷がありました。
そのため、本記事ではタイトルにもあるように「あと3ヶ月後に控えた2024年ドラフト会議の話」をしたいと思います。
あくまで、個人的な考察です。
「こういう考え方をしている人もいるんだ」くらいに思ってくれれば幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
また、昨年記事にした「横浜DeNAベイスターズ」、「中日ドラゴンズ」、「阪神タイガース」の3球団については、上位指名の選手考察を行います。
加えて、今年から応援し始めた「埼玉西武ライオンズ」に関しても上位指名の選手考察を行います。
それ以外の球団に関しては理解度に自信が無いため、今回は上記4球団のみとさせてください。
2024年は大学BIG4ドラフト
前回の記事では、「2024年は大学BIG4が主役となるドラフトになることは間違いない」と紹介しました。
前回の記事で紹介した大学BIG4とは、関西大の金丸夢斗投手、明治大の宗山塁選手、青学大の西川史礁選手、愛工大の中村優斗投手の4人です。
この4選手は2024年3月に行われた侍ジャパンvs欧州選抜戦で、大学生ながらトップチーム入りを果たしました。
3ヶ月が経過しましたが、やはり2024年は大学BIG4が中心となるドラフトであることに変化はありません。
しかし、このメンバーに加えて大商大の渡部聖弥選手と、花咲徳栄高校の石塚裕惺選手が評価を上昇させております。
おそらく彼らは一巡目指名で単独、もしくは競合指名があるものと予想されます。
それぞれ紹介します。
大学BIG4:金丸夢斗投手
大学BIG4:宗山塁選手
大学BIG4:西川史礁選手
大学BIG4:中村優斗投手
NEW:渡部聖弥選手
NEW:石塚裕惺選手
おそらく、彼ら全員がドラフト1位で指名されます。
彼らは選手として性質がそれぞれ違うため、球団によって「どの選手を選ぶか」が今年のドラフトの面白いところであると筆者は考えています。
最多競合する選手は・・・?
3ヶ月前もこの話に触れました。
今年は大学BIG4ドラフトになるといった話をしたところで「最多競合する選手は誰だろうか」といった話です。
筆者は、3ヶ月前と変わらず、ドラフト1位で最多競合する選手は金丸夢斗投手だと思っています。
関西大:金丸夢斗投手
理由も、3ヶ月前と同じです。
それは、「需要的な面で、金丸投手を欲しがらない球団は存在しない」からです。
詳細については下記の記事をご覧頂ければ幸いです。
上記の記事を書いてから3ヶ月が経過しましたが、金丸投手については、今年、自責点がありません。
6試合39イニングを防御率0.00。圧巻です。
加えて現在、NPB球団では本格派先発左腕に対する需要が高まっています。セリーグでは東克樹投手がここまで8勝1敗防御率1.92、パリーグではルーキーの武内夏暉投手が5勝1敗防御率1.37と素晴らしい成績を残しています。
横浜DeNAベイスターズ:東克樹投手
埼玉西武ライオンズ:武内夏暉投手
余談ですが、武内投手に関しては、筆者はもっと騒がれて良いレベルだと思っています。
理由は以下です。
東投手、武内投手のような本格派先発左腕がしっかり結果を残しているため、金丸投手に対する期待は大きくなります。
あくまで大学時代の成績ですが、金丸投手の方が傑出しています。
そのため、筆者は金丸投手が最多競合になると予想しています。
ドラフト指名予想:横浜DeNAベイスターズ
ここからは球団ごとに「どのような選手の指名がされるか」について触れていこうと思います。
まずは横浜DeNAベイスターズです。
3ヶ月前の筆者は、横浜DeNAベイスターズは「投手ドラフト」派でした。
今もその評価は変わっていません。
横浜DeNAベイスターズの長所は、間違いなく打線です。
中心核を担うのは牧秀悟選手、宮崎敏郎選手、佐野恵太選手です。
ここに昨年と比較して戦力になっているのが度会隆輝選手、オースティン選手、筒香嘉智選手となっております。
盤石な打線は、セリーグ1位の得点力を誇ります。12球団で見ても4位であり、DH無しを考慮するとNPBでトップクラスに良い打線です。
更に今年は特に捕手である山本祐大選手だったり、遊撃手である京田陽太選手といった下位打線も好調であり、打線に抜け目がありません。
その一方で280失点、防御率2.88は共にセリーグの中でワースト2位です。
そのため、横浜DeNAベイスターズのドラフトの戦略として、即戦力の投手を1位指名するべきだと考えました。
関西大:金丸夢斗投手
筆者のドラフト1位予想は、金丸夢斗投手です。
ここも3ヶ月前と比較して何も変わっていません。
競合を恐れず、指名しに行って欲しいです。
2位以降では、宮崎選手と牧選手の後釜としてプロスペクトの高卒内野手を指名するべきだと考えています。
宮崎選手は今年も素晴らしいパフォーマンスをしてくれていますが、現実問題として今年36歳です。今年離脱もありました。
牧選手は過去、メジャーリーグ挑戦について言及したことがあります。
気が早い感もありますが、上記2件は決して無視できるものではありません。
井上絢登選手がサードを守れたり、森敬斗選手がセカンドを守れるオプションもありますが、健全な競争をしてもらうためにプロスペクトの高卒内野手を指名するのも1つの手だと思います。
筆者のおすすめは、桐朋高の森井翔太郎選手です。
桐朋高校:森井翔太郎選手
森井選手はプロ志望届を出さない可能性もありますが、もし出してくれたら飛びつくべきだと思います。
2位に残っているのか、というところも疑問ではありますが・・・
横浜DeNAベイスターズの指名予想は以上となります。
ドラフト指名予想:中日ドラゴンズ
次に、中日ドラゴンズです。
筆者は、中日ドラゴンズは今年「投手ドラフト」派です。
この点に関しては3ヶ月前と変わりません。
中日ドラゴンズの強みは、リリーフ陣です。
特に今年は清水達也投手、松山晋也投手が優秀。
ライデル・マルティネス投手まで繋げば、極めて高い確率で勝利します。
その一方、先発投手に脆さを感じます。
現在の先発ローテで、貯金を作れている投手は髙橋宏斗投手以外に存在しません。
また涌井秀章投手や大野雄大投手は年齢の問題があり、即戦力の先発投手を何名か指名するべきだと考えます。
そのため、まずは先発投手をドラフト1位で補強するべきだと考えています。
関西大:金丸夢斗投手
筆者の中日ドラゴンズのドラフト1位予想は、金丸夢斗投手です。
ここも3ヶ月前から変わっていません。
ただし、中日ドラゴンズは地元色を重視する球団です。
この点を優先するのであれば、愛工大出身である中村優斗投手を指名する可能性もあります。
愛工大:中村優斗投手
正直、どちらを指名しても違和感はないです。
しかし、中日ドラゴンズは近年で仲地礼亜投手に草加勝投手と、2年連続で右腕をドラフト1位指名しています。
そのため、筆者はバランスを取って左腕の金丸投手予想にします。
最低でも、どちらかには入札して欲しいです。
敵にしても厄介です。これは完全な筆者の想像なのですが、中日ドラゴンズ打線が金丸投手や中村投手を打てる感じがしません。なので、どちらかに入札して欲しいのです。
また、中日ドラゴンズの今シーズンの試合を観ていてとても歯痒いのが、捕手です。
ここも補強対象であり、将来のためにも今年捕手を指名するべきだと思います。
少なくとも4位までには捕手を1名、指名するべきです。
何名かピックアップしたので紹介したいと思います。
NTT東日本:野口泰司捕手
早稲田大:印出太一捕手
中部大:清水智裕捕手
横浜高:椎木卿五捕手
今年は捕手が豊作であり、上記4名からベストマッチした選手を中日ドラゴンズは指名するべきだと思います。
特に野口捕手に関しては、2022年に中日ドラゴンズから指名されるものだろうと思っていました。しかしその頃は中日ドラゴンズは捕手の頭数が揃っていたために、即戦力捕手である野口捕手の指名が無かったのだろうと考えられます。
しかし現在は当時と比べ、郡司裕也捕手とアリエル・マルティネス捕手がリリースとなりました。また、木下拓哉捕手や宇佐見真吾捕手は今年不振。
結果として中日ドラゴンズの捕手はTZRなどの指標的にもセリーグ最低値で、ウィークポイントとなってしまいました。
だからこそ、捕手は最低でも1名は欲しいなと思います。上記4名のうち3名は愛知県出身。1名は父親が中日ドラゴンズの選手という縁もあるため、誰か1人でも選ばれて欲しいです。
中日ドラゴンズの指名予想は以上となります。
ドラフト指名予想:阪神タイガース
3番目に、阪神タイガースです。
筆者は、阪神タイガースは今年「1位指名に関しては投手野手どっちでも良いが、捕手は必ず上位指名するべき」派です。
明治大:宗山塁選手
3ヶ月前、筆者は1位指名に宗山塁選手を予想しました。
1番阪神タイガースにマッチするのは、今でも宗山選手だと思っています。ですが、兵庫県出身で地元のスターである金丸夢斗投手を1位指名しても違和感はそこまで感じません。
関西大:金丸夢斗投手
なので、「1位指名に関しては投手野手どっちでも良い」です。
ですが、「捕手は必ず上位指名するべき」です。
現在梅野隆太郎選手と坂本誠志郎選手がレギュラーとして試合に出ていますが、両者とも今年は不振に陥っており、OPSも.500を下回っています。
それでも守備面できっちり守ってくれれば良いとも思うのですが、今年は大事な場面をバッテリーエラーで失点してしまうケースが散見されており、守備でも不安があります。
まだ数年間は彼らで回すのだとは思いますが、後釜の確保は必ずするべきです。
それも、ドラフト上位級の素材を確保しなければ意味は無いと思います。下位の捕手を確保したところで、試合に出れるかどうか、戦力になるかどうかはかなり怪しいです。
筆者がおすすめする選手は、健大高崎高の箱山遥人捕手です。
健大高崎高:箱山遥人捕手
箱山捕手は健大高崎を甲子園優勝に導いた実績もさることながら2024年ドラフトナンバーワンの高校生捕手であるため、需要がかなり高いと思われる選手です。
一番の長所は守備です。二塁送球は1.8秒と、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手レベルです。
阪神タイガースに、守備面で大きく貢献してくれるでしょう。
また、阪神タイガースは投手陣に厚みのあるチームです。
どれだけ投手陣が充実しているチームでも毎年投手は必ず1人は指名されるものなのですが、今は投手陣の戦力が充実しているため、もし投手を上位指名するのであれば「天井の高い素材型の投手」を指名すると良いのかなと思います。
そんな素材型の投手で、筆者のおすすめは神戸弘陵高の村上泰斗投手です。
神戸弘陵高:村上泰斗投手
村上投手はまだ投手経験が2年弱ですが、最速153km/hを投げる逸材です。
性格もとてもしっかりしており、良くも悪くも注目される阪神タイガースの甲子園のマウンドで、将来的に物怖じせず堂々とした投球ができる人材だと筆者は考えています。
現に阪神タイガースのスカウトは村上投手に熱心です。もしかしたら本当に指名があるかもしれません。
今は投手陣の層が厚いため、こういった素材型の投手を指名し未来への投資をするフェーズだと思います。
阪神タイガースの指名予想は以上となります。
ドラフト指名予想:埼玉西武ライオンズ
最後に、埼玉西武ライオンズです。
筆者は、埼玉西武ライオンズは今年「野手ドラフト」派です。
支配下指名のうち、大半が即戦力野手でも良いくらいです。
埼玉西武ライオンズの強みは、投手陣です。
先にも触れましたがルーキーながら圧倒的活躍を見せる武内夏暉投手がいます。他にも、隅田知一郎投手、今井達也投手、平良海馬投手、高橋光成投手など、中には今年不調な投手もいますが、球界を代表する先発陣が揃っています。
その一方で、埼玉西武ライオンズはDHありのパリーグに属しておきながら得点がわずか190点であり、これは12球団ワーストとなっております。
埼玉西武ライオンズの野手がいない問題は相当深刻です。
まずチーム内打点王が21打点の岸潤一郎選手です。横浜DeNAベイスターズの度会隆輝選手が23打点であるため、打点という項目に限定すれば全員ルーキー未満です。
チーム内本塁打王は中村剛也選手の、7本です。
しかし全てがソロホームランであり、打点は14点でとても寂しいです。
今も試合に出続けて活躍する中村選手が素晴らしいのは間違いありませんが、40歳の選手をスタメン起用しなければならないチーム事情はとても健全とは言い難く、チームとして危機感を覚えなければなりません。
チーム内首位打者は源田壮亮選手の、打率.260です。
源田選手は守備が素晴らしい遊撃手であるため、これは優秀です。
しかし、規定打席に乗ってる選手の中で源田選手の次点は外崎修太選手の打率.221まで下がってしまいます。
源田選手に続く野手が、いません。
このように、埼玉西武ライオンズの野手陣は惨憺たる状況なのです。
そのため、埼玉西武ライオンズに関しては絶対に野手ドラフトを行うべきです。
青学大:西川史礁選手
大商大:渡部聖弥選手
筆者のおすすめは、西川史礁選手と渡部聖弥選手です。
外野手と内野手だったら外野手の方が深刻だと思ったため、上記2名を1位指名予想としました。
必ず、どちらかに1位指名を切って欲しいと思います。
1名だけでは勿論足りないので、即戦力野手を獲得するべきだと思います。
埼玉西武ライオンズはパリーグ最下位がほぼ決定してしまっており、ウェーバーの関係上「13番目の選手」という、ドラフト1位に極めて近い有望選手をドラフト2位で指名することができます。
即戦力野手という観点で、筆者のおすすめは佐々木泰選手です。
青学大:佐々木泰選手
佐々木選手はスラッガータイプの三塁手であり、埼玉西武ライオンズの貧打を解消してくれる可能性があります。
DHや一塁手を任せても良いと思います。もし彼が残っていれば、問答無用で飛びつくべきです。
あと最後に重要なこととして、埼玉西武ライオンズは近年「FA流出が非常に多い球団」です。
2018年の優勝時、埼玉西武ライオンズに属していた主力メンバーはほぼほぼ他球団に流出してしまいました。
スタメンの、おおよそ半分くらいです。
そのため「埼玉西武ライオンズファンであるドラフト候補選手を指名することで、FA流出を阻止する」というアプローチをしてみるのも良いかもしれないなと思いました。
まだ1名だけですが、埼玉西武ライオンズファンを公言しているドラフト候補選手を発見しました。
知徳高校の小船翼投手です。
知徳高:小船翼投手
選手にとっても、意中の球団に行くことでモチベーション高く頑張れる可能性があります。
読売ジャイアンツの菅野智之投手や長野久義選手、横浜DeNAベイスターズの度会隆輝選手、石田裕太郎投手などが良い例です。
そういった観点でも、小船投手の指名は面白いな、と思いました。
埼玉西武ライオンズの指名予想は以上となります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は「あと3ヶ月後に控えた2024年ドラフト会議の話」をしました。
本記事で名前をあげた選手が、1人でも多くプロ野球選手になって欲しいなと思いますし、活躍できる球団に指名されて欲しいなと思います。
簡単ですが、以上となります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。