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『気の雲』 「気の雲」は、たばこの煙みたいなものです。

私に見える「気の雲」は、たばこの煙みたいなものです。子供のそれは体の倍くらいの大きさの雲がわんわんあるのですが、成長して大人になるとだんだんとまとまった形になってきます。小さい頃からわぁわぁ落ち着きのない子の気の雲は、わぁわぁ落ち着きないわんわんした感じですが、それが高校生くらいになると落ち着いてきてまとまってきます。

私に見える「気の雲」は、ふつうは顔の周りを回っていて、男は時計回り、女は反時計周り、おかまさんたちはどうだったかしら。

男でも女でも惹きつけられる人がいますが、人の魅力というのはちょこっとした微妙なもので、それは何かと考え続けた結果、気の雲がその人の顔を作っているのだと考え付きました。悪いのを引き寄せても、それをいいと理解してしまうことを悪縁といいますが、男と女、人と人の引き寄せは気の雲がなせる業なのです。まさに陽と陰。宇宙の気、人の気が作り出しているのです。

気の雲が一番集中するのは眉間で、お釈迦様の眉間にあるほくろのようなもの(白毫びゃくごうといいます)が気の雲の最終形だと思っています。だから私は普段から人の顔、特に眉間の様子を見て、ああこの人は険があるな、とか、この人は穏やかだな、とか判断します。

気の雲には色もあるらしく、色がわかる人がそれを「オーラ」と呼ぶのでしょう。私にはモノクロにしか見えませんが、気の乱れでその人の善し悪しがわかるのであります。


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