仕事ってワクワクすべきだよね。
僕はギターを弾けない。
いや、正確にいうと
音楽に関わる楽器というものがどうも苦手だ。
今更ながら、ギターが弾けたらな。
ピアノが弾けたらな。そう思うことがある。
きっと、弾けたなら
僕の感情がどうしようもなくなった時には、
真っ暗な部屋の中で、開いた窓から差し込む
夜の街の明かりに照らされて、切ない歌を口ずさんでいるのかもしれない。
心のままに激しく弾きたい日もあるだろう。
またある日には、静かに自分のリズムで切ないバラードを弾いたりもするだろう。
楽器はできないものの、
音楽によって心が支えられた瞬間は多い人生だった気がする。
ただ、僕はギターが弾けない。
だから、いつだって
静かな夜道をゆっくり歩きながら聴いたり
誰の迷惑にもならないだろうに暗くした部屋でイヤホンをつけて音楽聴いたりするんだ。
勝手に歌詞を深読みしては
自分に当てはめて共感して、いつからかその曲を聴くと当時の自分を思い出してしまうようなハマり方をしてしまう。
さて、上記に記したのはちょっとした序章。
僕は最近、"人の心を動かす仕事"というものに
刺激を受けては悩まされている。
先ほどの話の流れでいくと
音楽のように、傷ついた人の心に寄り添うみたいな作品を創り出しているというのは、
立派な仕事だと感じる。
少し脱線してしまったが、
僕が最近出会った人は、そんな仕事を立派に成し遂げている人だった。
本人はきっと謙虚な人だから
認めてくれないであろうけど、こちらの背筋が伸びるような、もっと頑張れよと心の中の自分が言ってくるような刺激をもらった。
僕も詳しくはないから、なんとも言えないが
建築やデザインという世界だ。
(この括り方であってるのかもわからない、、)
お客さんの期待する間取りや頭の中にあるイメージをヒアリングして自分の頭の中に共有して、それを形にする。
頭の中を形にすることの難しさは
きっとどの仕事でもそうだろう。
しかし、家・建築ともなるとかかっている金額が伊達じゃない。
そこからくるプレッシャーだってあるだろう。
そんな中、相手はイメージに合ったモノが完成し自分の目の前に来た時のその瞬間は
きっと言葉にできないほどのものだと思う。
そんな人の心を動かせるような仕事ができているのか。
そう振り返る出会いだった。
コーヒーだから難しいよね。
とか、そんな言い訳で逃げてしまわないように
オンラインが発達してしまった現代において
会いに来たい。あの場所であの人と過ごしたいと思えるような場所がつくれたら、少しは心が動かせるのかな。
前向きな挫折をきっかけに2024年も残り1ヶ月身近にリスペクトできる人もいることだし、負けずに頑張ろうと思う。
でも
落ち込んでしまう日なんかは
イヤホンして、ゆっくり歩きながら
落ちるとこまでとことん落ちてみよう。
良い夜を