心のままに書き出した2篇
"これからも楽しく暮らしてください。また遊びに行きます"
そんな手紙の文末を目にした。
どこか違和感があったけれど
なんだか心が動いた気がした。
そうだ、きっと
"暮らしてください"の部分だ。
よく目にするのは、
お体に気をつけて"お過ごしください"
そんな文章だろう。
ただ、先ほどの二つの違いを僕なりに
解釈してみよう。
どちらも直接的に伝えたいことは同じであろう。
ただ、込められているニュアンスが違うのかもしれない。
※ここからは僕の思い込み
"過ごす"という言葉に関して言えば
どこか自然な時の流れに身を任せているような気がする。
時間というものに後押しされ、日々を行なっていく。
そんな、イメージだ。
一方、”暮らす”という言葉に関して言えば
そこには、風景があり生活がある。
また、人が自ら豊かに人生を謳歌するような
ニュアンスが感じられる。
過ぎるのか、自ら暮らすのか。
暮らしてください。
僕はそう言われると、相手から
僕の生活をより華やかに創り上げることを
期待されている気がして、少し嬉しくなる。
それができると信じてくれる気がして。
言葉選択の感性が素敵な人は魅力的なんだろうな。
さて、話はだいぶ変わってしまうが
昨日の出来事を書き記させてほしい。
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友人の結婚式。
始まりから、笑顔の絶えない式が進み
しっかりとした印象だった新郎のお茶目な様子も垣間見えたり、
少し彼らの日常を覗き見したかのような気持ちになった。
そんな結婚式も終盤を迎え
お世話になった新郎新婦の両親へ
感謝の花束とプレゼントを渡したその時
新婦の父は新郎と熱い握手交わした瞬間から
堪えていた涙が溢れていた。
これまで親子、どんな暮らしをしていたのかなんて
知りもしないけど、親子の愛情を感じた。
産まれてからこれまで
どれだけ娘のことを思っていたのか。
考えるだけで、僕の涙腺のダムも
崩壊するところだった。
さて、これは昨日の出来事。
そんな素敵な瞬間を目の当たりにした
30代男性(僕)は今までとこれからを考えた。
今回は、これからについて見ていこう。
現在の私は
結婚もしていなければ、子供なんているわけもない。
ということは、
自分の娘を思って目頭を熱くすることすらできない。
それを避けたいから結婚がしたい。
なんて思っているわけではないが、
これからの人生で、そんな心震わせる思いが
できないなんてきっと後悔してしまうんだろう。
もちろん結婚が全てではないのはわかっているし
結婚して楽なことばかりではないということも
推測だってできる。
一人きりでいることよりも
"不自由"かもしれない。
でもそんな、不自由の中こそ
色んな思いが生まれるのかもしれない。
子供が急に体調を崩した。
仕事が終わり次第、妻の迎えに行かなくちゃ!
そんな、はたから見たら
大変そうだな。一人ならそんなことないのに。
なんて思うことだって
彼らにとっては、いつかきっと
素晴らしい思い出になるんだと思う。
いや、そう信じている。
昨日の結婚式を終え
感情に刺激を与えられ、自分のことを
見直す機会を与えてくれた二人には感謝したい。
自分の人生でやりたいこと、見届けたい風景を
増やしてくれたきっかけの式だった。
二人には、これからも幸せに過ごしてほしい。
あぁ高まる感情のままに
書き記してしまったため、
今回もまた、まとまりがない文章に。
今回はこんなところで
どうぞお元気で暮らしてください。