ウェディングムービー販売を始めるために必要な環境やサービス紹介!「前編/編集ワーク」
こんばんは〜。ちょっと涼しくなりましたね。
先日は久しぶりに冷房オフで就寝しました💤
今日はウェディングムービークリエイターとして活動する場合に必要な作業環境やサービスを前編、後編、特別番外編の3編に渡って紹介していきます。
前編では主に受注案件の編集に必要なハード、アプリを紹介します。
レイヤーズの作業デスクも初披露します〜🖥
後編では、顧客対応やタスク管理、ラベル印刷に梱包、配送サービス、許諾申請サービスといった「管理・運営ワーク」面の解説をしていきます。
特別番外編では、主に商品開発の時に利用するアプリやサービスの紹介をしていきます。
では早速「前編/編集ワーク」に必要な環境紹介です。
ハード環境
PC・モニター
出先でも作業したいという方はノートPC+外部モニターの組み合わせ。
自宅作業だけでOKという方はiMac等のモニター一体型PCでも可。
ウェディングムービーに限らず、動画編集を目的とする場合のメインモニターは最低でも24インチ以上の大きいものがおすすめです。
(ちなみに私のメインモニターは、DELL 27インチ 解像度 2560×1440です)
言うまでもないですが、PCは動画編集するために必要不可欠です。
ムービークリエイターになる上で一番高額な出費となるのはやはりメインPCになるのかな〜と。
周辺機器・ビデオデッキ類
実機を見ていただいた方がリアリティーあるかと思うので、レイヤーズの実際の作業デスクを初公開します🙌(撮影用に掃除しました💦)
写真の一番右に写っているのはモニターではなく小型TVです。
誤解のないようにお伝えすると、こんなに何枚もモニターを並べる必要はありません。
最低限必要なのはPCとできれば24インチ以上のモニター1台になります。
ハードそれぞれの役割とマシンスペック
私の場合は、主に27インチメインモニターで各種アプリを開いて編集。
27インチMacのモニターはサブモニターとして2画面環境としています。
ちなみに22インチのモニターはメールやメモ帳アプリを開いているだけです。
オーサリング作業(ディスク化作業)をして、外付けディスクドライブでDVDを書き込みし、出来上がったDVDはDVD/BDプレイヤー&19インチTVで再生チェックをしています。
DVD/BDプレイヤーとTVですが、無くてもOKです。
私の場合は作成したDVDを、デッキ再生でチェックしておきたいが為に、DVD/BDプレイヤーをTVにつないで、TVで納品前の最終チェックをしています。
完成したDVDを外付けドライブで再生してMacモニター上で最終チェックでも問題はありません。
Macのスペックについて触れておきますと、私の場合は膨大な案件数を捌くのと、様々なクリエイティブワークをする為、10コアのiMac Proを使用しています。
MacにしてもWinPCにしても、スペックは高いに越したことはありませんが、10コアは全く必要ありません。
私はMacBook Proで編集作業することも時々ありますが、スペックは2.8GHz、クアッドコアCore i7で、問題なく編集作業しています。
アプリケーション環境
アプリケーションは案件編集で必ず使うアプリ(必須アプリ)と、特殊なケースの時だけに使うアプリがある為、分けてご紹介します。
必須アプリ
レイヤーズは各ムービー商品のいわゆるテンプレートをAfter Effectsで開発しています。よって、受注案件の編集は全てAfter Effectsで行なっています。
Media Encoderはいわゆるエンコードアプリですが、Adobe関連の動画編集アプリと連携することができ、レンダリングだけを処理することができます。
私は多い時で1日10件分の編集をすることがあるため、After Effectsでレンダリングしてしまうと編集作業が止まってしまい非常に効率が悪くなります。
その為、レンダリングだけはAfter EffectsからMedia Encorderにデータを渡して処理しています。
Media Encorderでレンダリング処理をしながら、After Effectsすぐに別件の編集を進めます。
1日1、2件しか編集しない方はMedia Encoderは使わずAfter Effects上でレンダリングでもOKです。
Compressorはオーサリング(ディスク化)専用のアプリケーションです。
「結婚式用ムービー納品の流儀」でも書きましたが、結婚式用途のムービーディスク納品が基本です。
データ上映の式場も年々増えていますが、まだまだ主流はディスク再生ですので、オーサリングアプリでのディスク化作業は必須です。
特殊対応アプリ
何か特殊な事情がなければ、After Effectsでの編集とCompressorでのディスク化作業でほとんどの案件は完了します。
多数案件をしていると、加工が必要な写真が来たり、After Effectsにそのまま読み込めないムービーデータが来たりすることがあります。
そういった特殊な事情が発生した時に使うアプリは以下です。
写真加工はPhotoshop
Photoshopは何かしら写真加工が必要な時に利用しています。
動画変換はFree WMV AVI Converter
Free WMV AVI ConverterはAfter Effectsでは読み込めない形式のムービーデータが来た時に使用し、mp4等のAEで読み込めるムービーデータに変換しています。
膨大な写真の抜粋作業はBridge
Bridgeはアセット管理アプリといって、大量の動画素材や写真素材を閲覧するのにとっても便利なアプリです。
お客様から預かった大量の前撮り写真から、映像編集で使う写真の選定作業はBridgeを使用しています。
FinderやMac標準のプレビューでも良いのですが、Bridgeに慣れてしまうとBridgeの方が高機能ですし、作業が捗ります。
Blu-rayオーサリングファイルのMac再生はVLC
VLCはいわゆるムービープレイヤーで、Blu-rayファイルを再生することができます。
Macの場合、Mac標準の「DVDプレイヤー」アプリでは、Mac上でオーサリングしたBlu-rayファイルが再生できないため、チェックできません。
その為、納品がBlu-rayの場合はオーサリングしたらまずはVLCでBlu-rayファイルをチェックし、問題なければそのファイルを外付けディスクドライブで焼いて、BDプレイヤーとTVで最終チェックをしています。
代行活用で設備節約と効率化
ウェディングムービーはディスク上映が主流のため、オーサリングアプリ、外付けディスクドライブ、DVDやBD等のメディアやケースの用意が必要になります。
更に梱包や発送という納品作業も生じてきます。
ムービー販売を始めた初期は、まだ売れるかどうかも分からないし、売れたとしてもいきなり30点売れるとかはあり得ないので、ディスク作成と発送関連を代行業者に委ねるという方法もあります。
ココナラやミンネ等々でもディスク作成代行の出品がありますので、検索してみてください。
最終的には自分でディスク作成して発送までできるようにする方が、お客様の満足度アップや、超短納期案件の依頼を積極的に受けられるようになりますので優位になるとは思いますが、ディスク納品には手間と資材やハード設備が必要になる為、作ることに専念したいという方は積極的に継続的に代行活用するという考え方でもよいかもしれません。
徐々にデータ上映の式場も増えていますので、ディスク上映が完全に無くなるのも時間の問題かと思いますし、そもそもこのご時世、外付けドライブやディスクを利用することがウェディング以外の案件では皆無なので、僕個人としても本音は無駄な機器と作業だなと思っています💦
「前編/編集ワーク」は以上です。
次回のnoteは、顧客対応やタスク管理、ケースや梱包資材、配送サービス、許諾申請サービスといった「管理・運営ワーク」面の解説をします!
最後までご覧いただきありがとうございました。
Good Night!
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