【外付け法務】弁護士をなぜ使うのか・どう選んでほしいのか
最近はネットでの弁護士集客も非常に増えましたし、それは他業種でも同じです。
ただ、弁護士というのはそこそこお金がかかる、弁護士に相談してみようと思っても躊躇することもありますし、相談しようと思ってもどうやって選んだらいいのか・・・
弁護士ドットコムやココナラ法律相談、それ以外にもインターネットで検索するということがあります。
ただ、インターネット上、正しくないこともたくさんあったりしますので、そういう意味でどういうところを見てもらうと相性がいい弁護士が見つかるのか、そんなことについて依頼を受ける側から考えていることをまとめたいと思います。
1 弁護士はいつ相談しておくのか
基本的に、困ったらでいいと思うのですが、困ってないよという人でも相談を聞いておいた方がいいというときがあります。
それは、何か新しいことを始めたり、ビジネスの転換をするときです。
こちらの記事にもあるように、フリーランスが増えているということは、今までの仕事から新たに仕事を変えた、副業としてフリーランスの仕事を始めた、こういう方が2021年に増加していることを意味しています。
新しくビジネスを始めるときに出てくるのは、ビジネス初心者だからこそ、同業者に食われる、顧客とのトラブルで手痛い損失を出すなどトラブルに巻き込まれることが多くあります。
そういった際に、一つの手助けになるのが、契約書であるとかどのようにビジネスをやっていくのかという方針を立てておくということになります。
特に会社に所属していないフリーランス・個人事業主の方は、契約書など含めて自分のブランディング以上に、リスクを抑えるための策ということも考えておいてしかるべきであると思います(実際、フリーランスの方のトラブル相談は増加傾向です)。
2 どうやって弁護士を探すのか
では、弁護士の探し方ですが、ここ数年でインターネットで弁護士を探すという方は本当に増えました。多分に漏れず、自分の所属法律事務所でも、インターネット上にホームページを開設していますので、こういったものを目にして相談をする方も増えているようです(以前問い合わせいただいた方はTwitterを見ていたのだとか・・・)。
そのほかにも、テレビ広告も出す法律事務所もありますね、特に債務整理(借金の減額・破産など借金清算)、B型肝炎などの給付金が多いですね。逆にそういった分野以外ではあまりテレビ広告は見かけないような気がします。
とはいえ、相変わらず口コミやご紹介をいただくことも多いところです。自分の経験でいえば、メディアコンサルティングをお願いしている会社さん経由で、いろいろなご相談・ご依頼が来たりということもありますね。
3 うまい弁護士の選び方
さて、ある意味本題。
どういう弁護士を選んだ方がいいのか、ということですが、もちろんご自身の悩みについて、その解決するに足りる知識・経験を有している弁護士さんというのが一番だと思います。
と言ってもそういった方を見つけるのも難しい、インターネットを見てもホームページが多くてわからない。そういうこともよく聞きます。
なかには、他人の経歴をパクって、あたかも実績があるように見せかけたりするという悪質なものもあるようです(正直、出身大学や試験の成績が良くてもそれが仕事の成果に直接結びつくわけでもないのですが・・・)。
さて、自分であればどう考えるかですが、常々ご相談の際にお話していることですが、
相談でも何でもコミュニケーションをとってみて、その相手と信頼関係を築くことができるのか
このあたりが一番の肝であると思います。
というのも、一時であれ何であれ、弁護士という仕事は「●●作りました、はい終わりです」ということはあまりありません。
1週間ということもあるでしょうが、多くは数週間とか数カ月とか、裁判となると数年かかりでのお付き合いにもなります。
金額的にも長い付き合いであれば、トータルでかかってしまうということもあります。
そうなると、それだけのお付き合いですとかお金になるとすれば、気になったら聞くことができる、そういうコミュニケーションが十分とれる相手と仕事をした方が本当の意味で自分が抱える案件について、外部の力を借りるアウトソーシングをして、そのほかにご自身が注力できるのだと思います。
とりあえず、相談してみて、その人の話しぶりだとかいろいろなものを見たうえで、信頼できそうだなと思ったら頼んでみる。弁護士のほうも本音で話ができる方が仕事をする上でもコミュニケーションがとりやすく、結果的に仕事がうまくいくこともあったりします。
そんなわけで、「信頼関係が築けるか」ここを意識していただくのが一番いい選び方であると思います。
ご参考になれば。