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怪文書(2023/03/03)
少しでも長い間、誰かを深く愛していたい。それ以外に私がこの人生ですべきことなんて、どこにも一つも見当たらない。
家族に対する愛情とはまた違う。盲目的な愛こそ私は求めている。一般には愚行と評されるが、私は敢えてそれを求めている。
私はもうこの世界に疲れてしまった。現実を理想に近付ける可能性には期待できない。同じことが続いていくばかりで、進歩は常に限定的だ。
進歩の先に待っているのは、一
怪文書(2022/01/22)
何が楽しい。
何も分からない。
何もやる気が起きない。
何か楽しいことをしたいのに、
何が楽しいことなのか分からない。
何でこんなことを書いているんだろう。
怪文書(2022/12/28)
もう全然酔ってないんれすけろ、酔いたい気分れす。
私はいつも、意識して善行を積んでいます。それは仏教的な徳を積むことで来世でいい思いが出来るからとかではなく、そうすることが善いからしています。
しかし、私は別に聖人でもなんでもないので、精神的物質的満足が少しも得られないことを敢えて続けたくはありません。
私が誰にも見られないところで善行を積んで、私に何か利益があるんでしょうか。
私が見知ら
怪文書(2022/12/25)
メリークリスマス!
私は私の持っていないものを他人が持っていることに嫉妬します。いや、嫉妬とも断言できないかも。ただ私が不幸なときに他人が幸福であることに対して公平でないと感じて、全員を俺と同等の立場に引きずり下ろしてやりたいなって思うだけですね。それが嫉妬というのか?よく分かりません。
性格が善いとか悪いとか、そんなの多数派の横暴だとは思いませんか?私はこの文を書いていて、「自分は性格が悪い
怪文書(2022/12/20)
思ったことをぽつぽつと。
私は偏見に塗れているが、その偏見にもある程度の合理性を担保しようといつも必死になっている。
たしかに、殊偏見においては合理性というものはこじつけでも一応は成立するから、私はいつでも不鮮明な安心感を手に入れることが出来る。
しかし、私はそれで十分に満足できる訳ではない。もっと明瞭で確固とした基礎が欲しいのだ。
こう考えたところで、いつも自分が馬鹿らしく思える。
偏
怪文詩(2022/11/30)
「同音異義語」
近くで誰かが叫んでる。
鳴り響かない紙の声。
コピー用紙に印刷してる。
言葉を勝手に刷っている。
流行りの言葉に
易しい言葉。
取っ付きやすい
溢れた言葉。
飛ぶ鳥落とす勢いで、
言葉の価値は下落する。
私の言葉も薄れていって、
声は遠くに届かない。
私の吐きたい言葉を無くすな。
言葉は全て私の物だ。
そんな言葉も地に落ちた。
誰か拾ってくれたらいいのに。
怪文詩(2022/11/29)
「独り言」
私は独りで居たいのに
私は独りで居たくない
人を追い出し壁を作って
壁の内から人を呼ぶ
私は貴方と居たいのに
貴方は私と居たくない
私はどこでも居るというのに
貴方はどこにも居やしない
私は独りで何をしている
私は貴方を見逃している
縒れた言葉で埋め尽くされた
この空っぽの壁の内から
外の景色の何が見える
私は今日も壁の内
私はここで止まってる
外の様子に怯えてる
いつまでも
怪文書(2022/07/09)
研究計画書を書いていて、私が心の底からやりたいことなどないのだと気付いた。
ただのんびりと過ごしていたいという心があって、ただのんびりと過ごしているべきではないという心がある。
ただのんびり過ごしていたら、私の生きる意味を創れない。私は私の生きる意味を創らなければならないのだから、ただのんびり過ごすべきではない。と私が言うのだ。
更には社会が私の怠慢を許さない。実質上の義務のような期待が、
怪文詩(2022/06/24)
「人道的な選択」
草の林を掻き分けて
舗装のされた道を行く。
獣道の誘惑を尻目に、
転びもしない道を行く。
進んだところで、
どちらの道も行き止まる。
行き着く先は同じでも、
どちらを選ぶか迫られる。
足は進めど止まらない。
目的の場所はどこにもない。
目的の場所はどこにもない。