叔母のおっぱい
現在私は台東という台湾でも有数のド田舎シティ・・・ではなくて大自然あふれる魅力的な場所に暮らしています。
台湾には原住民が16部族暮らしていて、台東は全県の中でも原住民がもっとも多く暮らしている場所。(現在人口2300万人の台湾ですがそれでも原住民の占める比率はわずかの2%、台東は30数万人の人口のうちおよそ3分の1が原住民です)
私の旦那は原住民16部族の中ではもっとも人口の多いアミ族。
詳しく分けるとアミ族も地域によってまた別れるのですが、旦那は海岸アミ族と言って、東海岸の海辺に暮らしてきたタイプです。台湾生活およそ17年の私がなんとなく客観的に分析するには、海岸アミ族は「海は我らの冷蔵庫」と称するほどに海に潜ればウニや貝、エビが獲れるので山岳地方で山の中を駆け回って狩りをしたりしてきた部族に比べるとなんとなくのんびりしています。
先週から今週にかけて旦那の実家に戻っていました。
台東は感染者ゼロが続いていますが、それでもコロナはコロナ。先週から予防接種も75歳以上のお年寄りから接種が始まって、各村では外部からの接触を避けるために若者たちが村の入口に立って検温や連絡先の記入などを徹底してくれています。
生後一か月を過ぎたのでいよいよ親戚たちとご対面です。親戚とは言えど私達高齢出産組は同世代組の子供なんて村にいるはずもなく(旦那の実家の地域は高校が郷内にないので子供を抱えた世代は村を離れることがほとんどです)、旦那の父の姉、妹を訪ねてみました。
結果:みんな赤ちゃん大好き(大感謝)。
公園のブランコ取り合い状態、60後半のおばちゃん達が「あんただけずっと抱っこしてる、こっちにもちょうだい」と小競り合い。(ホントありがたい)
引き止められて昼食をいただくことになり、思っていたより長丁場になりそうだったので、ちょっと先に授乳をさせてもらうことに。さすがにおばちゃんみんな経験者とはいえ、自分の兄弟の息子(私の旦那)の嫁とはいえ、ちょっと端っこの方で授乳させてもらうことにして、椅子に腰かけて授乳をしていると・・・
一人のおばちゃん(しかもこのおばちゃんは義父の姉妹ではなく、義父の姉妹のご近所さん)が寄ってきて授乳をのぞき込んでくる。私もとりあえず動けないし、私から見せてるわけじゃないからそのままじっとしているとなんとまぁ
「あなたの乳首大きいわね!」
ひゃっ。
なんですとー。
私も・・・それくらいは自覚していましたが、そんなはっきり言わなくても。
私40歳、肥満型、出産から1か月強で10キロ落ちすでに妊娠前の体重より軽くなるという荒業に成功したし、妊娠線も真ん中の黒い線もできなかったし、野外イベント系で万年日焼けだった肌も1か月のステイホームで色白となり、わりとすっきりしていたんですが、そう、乳首+乳輪はしっかりでかくなっていたんです。もう妊娠前の色形が思い出せないほどに。
そんなはっきり言わなくても。
でもここでムカっとしてはいけない、笑顔でうなづくことしかできない、だって私は新米の嫁。
「そ、そ、そうですよね」
するとおばちゃんはニコニコしながらおもむろにシャツに手をかけた。
「私の乳首は小さくて」
おばちゃまはおそらく最後にその用途に使用したのは40年前と思われるそれをムンズッと掴みシャツから引き出し…授乳中の私に見せてくれたのでした。
今年一番リアクションに困りました。
しかしなかなかどうしておばちゃまの乳首は桜の花びらのように小さくて可憐で可愛らしく、黒乳首の私にはとても眩しかったです。
今年一番リアクションに困ったので
皆様にも、朝一番に心からどうでもいい情報をお披露目してみました。
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