藤樫寛子

台湾16年目です。 コロナで日本へ帰れない中、 台湾で一番田舎の県で高齢肥満外国人妊婦…

藤樫寛子

台湾16年目です。 コロナで日本へ帰れない中、 台湾で一番田舎の県で高齢肥満外国人妊婦となり 2021年5月無事出産しました。

最近の記事

慣れないことはするもんじゃないね

なんか欲張ってみんなに情報発信したいなんて大それたこと考えて 二重国籍の子供のパスポートの取り方とその際に起きたすったもんだを書いてみようなんて堅苦しいこと考えてたらすっかり筆が止まってしまいました。(筆って古いな) 慣れないことはするものじゃありませんね。 元気にしております。 子供もあっという間に3か月を超えて、力強く寝返りをうつようになってきました。背泳ぎ式、匍匐式で前進をしはじめてとにかく早く引っ越しがしたいと願うばかりです。 やっぱりあんまり役に立つ情報を

    • 日台ハーフのパスポート申請1

      私は台湾で台湾人(台湾原住民アミ族)の旦那と結婚して今年5月に男の子を台湾にて産みました。 わかってるんです、今はコロナのせいで日台間は前みたいに気軽に行き来なんてできないってこと。 でもどうしても帰国しなくてはいけない理由がある場合。旦那はどうでもいいとして(いやむしろどうでもいい、よりちゃんと台湾にとどまって仕事をしていてほしい)私は生後2か月のフンガフンガしてる子供を置いて一人で帰るわけにはいかない。とりあえず本当の万が一の万が一に備えて子供を連れて出国できる準備を

      • 吸いついた

        通りすがりに義父の姉の家に寄ってみました。 義父の姉ルギさん、義父の4人姉妹(姉2人妹2人の中で唯一両親が同じ。旦那に聞いても「母系社会だからさ」と何事もなく返されるけど義父の母には旦那が三人いたらしい。なかなかやるな。) ちょうど前回子供を預かってくれた義父のすぐ下の妹ギンヒさんもいて、またまた歓迎してくれました。私にとっても子供をアミ語の環境に置かせてもらえるのはとてもありがたい。 特にこの義父の姉ルギさんは中国語があまり得意ではないのか私にもアミ語をゴリ押ししてく

        • 子供を預けてみた

          昨日は初めて子供を親戚に預けて 外仕事へ出かけました。 前日に「明日午前中お願いできませんか?」打診すると大歓迎してくれたので一安心。 当日。 原チャの音と吠える犬の声で目が覚める。 携帯で時間を確認すると朝6時。 ちょうど庭で犬とふれあいタイム中の義父との会話が聞こえてきた。 「待ちきれなくて来ちゃった✨赤ちゃんどこ?」 「奴らはまだ寝てるど」 「そ、そうなのね連れて帰ろうと思ったのにショボーン」 義父ナイス対応。 それにしてもどんだけ早いんですか😂いや、嬉しい

        慣れないことはするもんじゃないね

          叔母のおっぱい

          現在私は台東という台湾でも有数のド田舎シティ・・・ではなくて大自然あふれる魅力的な場所に暮らしています。 台湾には原住民が16部族暮らしていて、台東は全県の中でも原住民がもっとも多く暮らしている場所。(現在人口2300万人の台湾ですがそれでも原住民の占める比率はわずかの2%、台東は30数万人の人口のうちおよそ3分の1が原住民です) 私の旦那は原住民16部族の中ではもっとも人口の多いアミ族。 詳しく分けるとアミ族も地域によってまた別れるのですが、旦那は海岸アミ族と言って、

          叔母のおっぱい

          独り言

          今まで赤ちゃんに接したことがほぼなく40年人生を過ごして突然家に赤ちゃんを迎えた私が思うこと。 赤ちゃんは思ってるほどそんなに柔らかくない。 もっとぷにぷにぷくぷくなのかと思ってた。 やわやわお肌なのかと思ってた。 意外と硬い。つんつんしてみると結構硬い。唇とか鼻とかかなり硬い。 私のおなかの肉のほうが100倍柔らかいわ。 あ、コラーゲンの塊だからかな。 言われてみれば(言われたわけではなく勝手に思っただけだけど)、なんとなく全身牛筋みたい。 それだけ。

          犬?

          ご無沙汰しています。 うっかり三日坊主になるところでした。 子供は今日で生まれて1か月がたちすくすくと育っています。 実は生まれて数秒後、まだ私が抱っこする前に看護師さんに 「この子、胸にあざがある。」 と言われたのです。 私たちはとんでもなく高齢夫婦だったので、スクリーニング検査、NIPT出生前診断をそれぞれ23週、14週の時に受けています。(このことはまた別の機会に体験談を書いてみましょう)でも検査のたびに言われていたのは「スクリーニング検査で耳が形成されてる

          5月1日 出産後

          無事赤ちゃんは私の胸元にやってきて看護師さんが初の三人ショットを撮ってくれます。噂に聞いてはいたのですがマッカイ病院の看護師さん、写真を撮るのがうまい。寝不足で疲労マックスすっぴんの産婦+胸元の赤ちゃん、どうとっても二重アゴにしあがる写真をうまい角度をみつけてくれる。ありがたい記念になりました。(旦那が自撮りで撮ったスリーショットは全て私の二重アゴショットでした。マジ使えない) 写真を撮ってもらっている間に方先生は切った会陰を縫ってくれています。すかさず方先生にお願いしまし

          5月1日 出産後

          日付変わって5月1日出産

          ストレッチャーですぐ先の分娩室へ移動。 分娩室の入口で看護師さんが旦那に「これ着てから入ってきて」と指示をだしている。私はそのまま中へ運ばれて、ストレッチャーベッドから分娩台に移動するように言われるけどさすがにしんどい。上半身、ケツ、足の順でやっとのこと分娩台に移動し、足をしかるべき台に乗せ、くっそ熱いライトを当てられ(縁日のひよこの気分)、緑の重たいシートをかけられて準備が整ったあたりで方先生さわやかに登場。方先生は長丁場の悶絶あたりを一切見ていないので私もなるべくなら先

          日付変わって5月1日出産

          4月30日入院 3 そろそろ生まれる

          午後5時半 内診5センチ 午後7時 内診7センチ 午後8時 内診8センチ てことは1時間に1センチ、てことは10時には全開で生まれるか!? からの、謎の爆睡。 どうやら促進剤と無痛分娩の麻酔で陣痛が遠のいてしまった様子+寝不足でまさかの体力の限界寝落ち1時間半。ちなみに旦那も爆睡。目が覚めて状況確認。陣痛がすぽーんと来てない。おなかの中の子も寝たのか!?何しに産科のベッドに寝てるんだ自分と思いつつナースコールを初めて押してみる。 と、ナースコールの通話も待たず看護

          4月30日入院 3 そろそろ生まれる

          4月30日入院2 無痛分娩の注射

          寝たような、寝ていないような感じで朝を迎える。 私は一人しかいないのに、看護師さんは深夜の人、朝の人それぞれ数人ずついて入れ替わり立ち替わり見に来てくれるものだから休めない。2,3時間おきに誰かがやってくる。 朝になって旦那が朝ごはんを持ってきてくれた。でもまだまだかかりそうなので、また家に帰す。 旦那が帰って入れ替わりにカーテンの向こうの相部屋の人の家族がやってきた。もしかして同じ日に赤ちゃん生まれたりして運命のお友達ができたりするんじゃないかと少し期待していたら・・

          4月30日入院2 無痛分娩の注射

          4月30日入院1

          12時に救急外来の受付にてチェックイン。 台東に暮らして約10年がたつけど深夜の救急外来なんて来たことがないので、割と入れ替わり立ち替わり現れるおなか痛いさんや血圧おかしいさん達、病人の多さにびっくり。おつかれさまです。 受付後は案内してくれる人に連れられて3階の産科へ。 本日あなたのベッドで産科は満床なの、保険範囲の大部屋しかないから我慢してねと言われる。保険外の個室は一泊+2500元程度と聞いていたので(普段私が台北出張で泊まるホテルだって平均1500元くらいなのに

          4月30日入院1

          入院当日まで仕事

          そもそも毎日晩酌しないとやってられないタイプ。 つわりもなく(飲みすぎた翌日に比べたら気持ち悪くもなんともない) むくみもなく(飲みすぎた翌日に比べたら毎日シュッとしてる) 血圧も安定(人生初の長期禁酒だからね、過去最高安定値) 去年永久居留証を取得して以来フリーランスになり、おまけにコロナで仕事激減。できる仕事は受けておかなくてはと妊娠中も働いていました。 予定日が5月1日だったので4月の頭からは正産期としていつ生まれてもいいとは言われていたのですが、いつ生まれる

          入院当日まで仕事

          マッカイ病院台東分院

          あんまり長くなってしまうのもあれなので 出産対応の2つの病院を紹介したら早速出産まで話を飛ばしていきますね。 ということで7か月検診はマッカイ病院へ。 こちらの病院も原チャで10分かからない距離の総合病院。 看護師さんがすごく優しかった。 体重・血圧・尿蛋白をただ見るだけじゃなくて褒めてくれる(周りに同年代/同じく肥満/外国人(親の助けがない)妊婦がいなかっただけに褒められるということが単純に本当にうれしかった) 看護師さんの対応だけで、もうここで決定と思えるくら

          マッカイ病院台東分院

          台東キリスト教病院

          (6か月の頃) とりあえず家から近いほうの病院に先にいってみることにした。 台東キリスト教病院で働く知り合いから郭先生に見てもらうなら朝7時前には病院についているようにと指示があった。問診は9時半からなのに。 旦那がまだ寝ている中の肌寒い朝6時45分に家を出た。 原チャリを停めて病院の正面玄関につくとすでに数人が並んでいる。 病院の正面玄関はまだ閉まっているというのに。 数えてみると私は7番目。 うん、全員女性。ひとつ前のおばちゃんに声をかけてみる。 「産婦人

          台東キリスト教病院

          出産できる病院が2つしかない

          私は台湾の東海岸、台東というところに住んでいます。 九州ほどの大きさの台湾の中で台北からは電車で4時間、飛行機で1時間 台湾でも最も田舎といわれる(大自然の残る)地域です。 人口22万人のうちの三分の一ほどが原住民。 台湾に暮らす16部族のうちの7部族(アミ、ブヌン、パイワン、ルカイ、プユマ、クマラン、タオ)が台東に暮らしています。 妊娠してから知ったことは 台東にはお産を受け付けている産婦人科が二軒しかないということ。 迷いました。 台東キリスト教病院  

          出産できる病院が2つしかない