4月30日入院 3 そろそろ生まれる

午後5時半 内診5センチ

午後7時 内診7センチ

午後8時 内診8センチ

てことは1時間に1センチ、てことは10時には全開で生まれるか!?

からの、謎の爆睡。

どうやら促進剤と無痛分娩の麻酔で陣痛が遠のいてしまった様子+寝不足でまさかの体力の限界寝落ち1時間半。ちなみに旦那も爆睡。目が覚めて状況確認。陣痛がすぽーんと来てない。おなかの中の子も寝たのか!?何しに産科のベッドに寝てるんだ自分と思いつつナースコールを初めて押してみる。

と、ナースコールの通話も待たず看護師さん2人が走ってきた。

「あ、あの、寝ちゃって。陣痛来なくなっちゃったぽいんですけど」

「はぁぁぁ?生まれるかと思ったから二人で焦って走ってきちゃった、陣痛来ないからナースコール押す人初めて見た(笑)」

ということで促進剤を追加される。

ここからがうわさに聞く怒涛の陣痛。

よくネット情報で見ていた「旦那に腰を押してもらう作戦」は腰に麻酔を入れてるからできないし、旦那にしてもらえることが特になにもない。何かせっかくだから任務を与えたいんだけど・・・。任務与えないとお気楽原住民の旦那、また横で踊りだしたりしそうだし。

陣痛も痛いんだけどここで一番大変だった難関がやってきます。

「陣痛の合間見て、おしっこしてもらおうかなー。膀胱におしっこたまってると赤ちゃんの頭が下りてきづらいし」と看護師さん。

無痛の麻酔をすると自分でトイレに行ってはいけないといわれていて、選択肢は尿瓶かおむつか導尿か。

とりあえずおむつ買っちゃったからおむつしてみる。

けどなかなか大の大人が寝たままベッドの上でおしっこなんて出ない。おむつの能力もどこまでかわからないからもれちゃうかもしれないし、第一もう陣痛が2分間隔。2分間隔で痛がりながらおむつに排尿をトライし、出そうになれば出そうでもれる心配をしながらあたふた。

おむつもれちゃうと困るから旦那におむつをコマネチ状態にひっぱってもらって、なるべく海の中で隠れおしっこするときを思い浮かべて・・・ちょっと出た・・・けど看護師さんの目は見逃せず残念ながら導尿に。出るわ出るわ看護師と旦那が私の尿量を見ながら笑ってる。その量600ml。缶ビールロング缶以上の容量。膀胱キャパ多め。ホントもう導尿こりごり。

たぶん今回の出産で一番つらかったのはこの導尿でした。その次が浣腸かな・・・。もう一度整理します。妊娠から出産の過程で一番きつかったのは導尿と浣腸です。

導尿が終わると今度はすっきり、そしてそのまま3人の看護師さんが残りいきむ練習を始める。けど麻酔がほとんど効いてないので痛くてどこをどういきんでいいのかわからない。いきむとうんちでそうだし。

ていうか、そうだよ、浣腸もさ、かれこれ浣腸したのだいぶ前じゃん!浣腸してトイレ行ってからだいぶたつからもう次のうんちたまってるんじゃないか疑惑。浣腸するならもう少しギリギリで浣腸してほしい。浣腸され損。

おしっこもれそうからうんちもれそうのオンパレードを旦那の前で展開すること30分。もうよく訳が分からなくなってきた。看護師さんは絶対見慣れてるだろうから私も安心してもれそうもれそう言ってるけど、旦那これ、以降の性生活的なやつにえいきょうするんではなかろうか。多分出産時にあそこからあんな大きいのでてきてトラウマ、より嫁がおしっこもれそううんこもれそうってベッドの上で騒いでるほうが旦那の精神衛生上危ないんじゃないか・・・という心配を痛みの間にしてみる。ら、看護師さんが

「ちょっと分娩室行ってみようか」という。

時計を見ると夜の日付が回る10分ほど前。どっちだー。

そのままベッドを押されて分娩室に移動。

さぁ次で生まれます。

続く。

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