子供のいない夫婦のお墓は?
こんにちは!相続コンサルタントの髙山です。
終活のサービスを提供している法人と、お仕事をご一緒させて頂いたときのお話です。
そこのスタッフに子供のいないご夫婦が、相談に来た時のことを教えていただきました。(当然個人が特定されるような内容は聞いていません)
その話を聞いて、これからは同じような相談が増えていくだろうなと思いました。
最初は
遺言書の相談でした。
・子供がいない
・できるだけ配偶者に財産を残したい
・両方ともきょうだいが1人いる
・夫の方は両親とも他界、妻の方は母親が健在
ということで、遺言書がなければ夫の財産はきょうだいに4分の1を渡すことになり、妻の財産は3分の1を母親に渡すことになることを説明しました。(遺留分のことも説明済み)
返事保留のまま数年が経ちました。
相談から数年後
相談をしたいと夫の方から連絡がありました。
・妻が他界した
・妻が気に入ったお墓を生前に購入していた
・妻の母親がそのお墓に埋葬するのに難色を示す
という内容です。
母親は
・こちらのお墓に埋葬したい
・娘が購入したお墓は遠方で墓参りに困る
・子供がいないのに今後誰が管理するのか
と言ってきました。
この状況からどうしたらよいのか困っています。
提案として
・とにかく話し合う(誠心誠意)
・分骨は
結果的に「分骨」ということで話がまとまりました。
母親は大事な娘が亡くなったことで少し感情的になっていました。
もし
お墓を購入する前に、お互いのご家族に話しをしていれば揉め事に発展する可能性が低かったと思われます。
これからは、「子供のいない夫婦」や「おひとりさま」が増加していくことが考えられます。
そういった方々の相続対策として、財産をどうするかの遺言書にフォーカスをしてしまいそうですが、病気になったら、葬儀は、お墓はなどの生前の問題や死後の手続き問題も考えていかなければいけません。
もし誰に相談して良いのか分からない方は、相続の専門家である相続コンサルタントに相談することをお薦めします。