「商品」を売り込んだ結果
こんにちは!相続コンサルタントの髙山です。
先日、「エンディングノートセミナー」の打ち合わせで無理な売り込みをしました。(普段はしません、試験的にやってみました)
仕事仲間が投資物件を抱えているので、お客さんを見つけるお手伝いをしたのです。
お客さんになってくれるかなと思い、打ち合わせ相手のAさんに物件の説明をしました。
ちなみにAさんは色々なことをしていて不動産業も営んでいます。
無理な売り込み
Aさんに物件のチラシを渡し
私「Aさん、この物件どうですか?」
Aさん「んー中古マンションでこの金額は高いですね、利回りはどのくらいですか?」
私「表面で3%ちょっとですね、あまり良くないんですよ」
Aさん「あとは立地ですね、山手線の外だし」
私「そうなんです、この物件勧められる人が限られるんですよね」
Aさん「どんな人を想定していますか?」
私「ローンを組まないで自己資金で買える人、長期的な資産形成を考えている人ですね、強いて言えば税金を払いたくない人もですかね」
Aさん「この物件なかなか難しいですね、仮にローンを組むにしても自己資金半分以上入れないと貸してもらえないんじゃないかな」
私「だからAさんなんですよ、Aさんなら買えますよね」
Aさん「ちょっと考えさせて下さい、知人にも声かけてみますよ」
私「わかりました、よろしくお願いします」
その後
Aさんから連絡があり、自分も知人も今回は見送りますとのことでした。
Aさんは「今のオーナーは地方の人?土地勘がなくて買ってしまったのかな、それとも騙されたのかな、なかなか難しい物件ですよね」と言っていました。
私も「この物件は難しいです」と答えました。
フォーカスすべきは
Aさんから「今回、髙山さんからあんな売り方をされるとは思ってもみませんでした、何かあったのですか?」と聞かれました。
私は「すみません、無理な売り込みはダメだと再認識するためにあえてやらせてもらいました」と謝りました。
Aさんは「いつもの髙山さんとちがうので何かあるなとは思っていました、やはり売り込まれると引いてしまいますよね」と言いました。
今回の件で「商品にフォーカスした無理な売り込み」は良くないと再認識できました。
「人は痛みを避けて快楽を求める行動しかしない」と言います。
そのことからもフォーカスすべきは「商品」ではなく、クライアントの「悩みや困りごとの解決」になります。
相続コンサルタントは、あなたの思いや考えをお聞きし気づいていない問題を明確にして、問題解決までの道のりを作成します。
どんなささいなことでもお気軽にご相談ください。