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2nd25話[アニメ フルーツバスケット伏線解説]

『・・・・・俺はもう、違うんだ』

2nd Season 最終話。原作第96〜98話。

あっけなく訪れた終わりと始まり
それは解放と呪縛

慊人とずっと一緒にいる紅野。慊人はたまに、紅野に対して悪く言うけど、それは本心から言ってるわけじゃないと言います。
「ずっと僕の側に居てくれるよね・・・?」
幼少期の慊人と紅野が一瞬映る。

透くんたちは、卒業式の練習をしています。
お正月のことを思い出す透くん。さらっとリンと春が付き合ってることなんて知ってますよ?と言わんばかりな透くん。こういうところ、透くんって鋭いんですよね。

とそこへ、由希くんがやって来ます。
頑張って慊人に反抗した、と透くんに伝える顔がお母さんに褒めてほしいっていう顔だー。
紅葉も、DVDをちゃんと紅野に渡せたことを伝えます。


本家では、はとりと紫呉が居ます。
正月以来ずっと引きこもっている慊人。
「由希君に反抗されたのがよっぽどショックだったんでしょ 本人に責任もって看病させたら?」
この冷たさが紫呉なんだな〜〜〜〜!!
慊人に門前払いをされた紫呉。なんで僕を一番に選ばないんだと言う慊人。
「よく言う じぶんこそ紅野を選んだくせに」
腕枕をする慊人と紅野の姿が。

紫呉は紅野に対して違和感を持っています。


紅葉から受け取ったDVDを見る紅野。
慊人との日々を思い出します。
「僕も鳥になれたらよかった」
この言い方〜〜〜〜( ;  ; )真綾さんさすがですとしか言えません。

うおちゃんに会いたいけど、慊人を見捨てられない紅野の葛藤。


後日。紫呉宅に電話をかける紅野。
とうとうここの会話が来てしまいたか・・・。

「紫呉兄さんにも 話すべき事があるのかもしれない・・・」
「やっとかよ」



透くんが帰って来て、封筒を買いに行ってもらうよう言う紫呉。これは、紅野に会わせるためですね。

紅野と会ったはいいものの、酉憑きだから雀は逃げていかないはず。透くんを抱きしめます。フラッシュバックする1st2話。

「・・・俺は もう 違うんだ」



紅野は、すでに呪いが解けていました。

初見の時はまあびっくりしました。と同時に、納得もいきますよね。
今まで他の十二支が抱いていた紅野に対する違和感。

呪いが解けたのは、何の前触れもなく急の事でした。

呪いが解けて嬉しかったと紅野は言います。ようやく”人間”になれた気がしたと。透くんやリンは呪いを解くことを目標としています。呪いが解けたら自由になれるから。なのに・・・
「紅野さんは まだ 何から解放されずにいらっしゃるのですか・・・?」

DVDを返す。紅野が出した答えは・・・

「ありさとは会わないよ 俺はこれからも慊人の側にいるから」


うおちゃんとのことをいつか消える些細な思い出、と語る紅野ですがその目からは涙が。本心は、会いたい。人間になった自分が初めて好きになった女性だからと。
うおちゃんも紅野も、このたった2回会っただけでお互いを好きだと感じたんですよね。

自分は自由で誰だって愛せるけど、まだ呪いに苦しんでいる他の十二支がいる。だからこそ、慊人の側に居なくてはいけないのだと。

呪いが解けたのは、慊人もその瞬間にわかっていました。まだ小さかった慊人は取り乱します。十二支との絆が全てだと思ってますからね・・・
その日からずっと慊人の側にいると誓った。

ここで紫呉との電話を思い出します。
「同情したの?」
「突き離すべきだったんじゃないかい?慊人さんの為に」

紅野がもしあの日突き放していたら・・・。紅野は今頃自由だったし、うおちゃんとの関係も良好に続けられたでしょう。
いつか、突き離す日が来るのでしょうか。

「突き離すなんてできない」

「確かに呪いは解けたけど あの頃感じた絆ももう 失くしてしまったけど」

「哀れみから 抱いているだけかもしれないけど」


( ゚д゚)だ、抱いて・・・・・?


って思いますよね最初は。


「壊れそうなほど泣いて縋ったこの子のために生きていこうって」

「誰よりも弱くて 誰よりも脆くて 臆病なあの子のために」


「悲しい女の子の為に」



ここで終わるのーーーー!!って感じですよね笑
最後に衝撃の事実が。

これまでの一部の男の十二支への執着と、女の十二支嫌いの理由がわかったのではないでしょうか。それにしても慊人のCV坂本真綾さんには感謝です・・・。
慊人が女だっていう事実は作者は最初から決めていたようで。この事実が判明してから今までの紫呉を振り返るとよりやばい男だと感じます(怖)



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