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2nd7話[フルーツバスケット アニメ伏線解説]

『スイカ割り大会を始めるのよーっ』

原作2話分を一旦飛ばし、原作第58・59話。

冒頭のシーンは原作第59話。


OP明けから原作第58話。


サラッと平気な顔でそんなセリフ言うのやめてもみっち・・・。

由希くんの両親はどんな人たちなのだろうと考える透くん。

原作では、「(こういう時 思い知らされます 物の怪憑きとして生まれた方達がどれくらいの痛みを抱いて生きているか)」「(軽はずみに踏み込めない場所・・・)」とも思ってます


燈路のお母さんの妊娠を祝してスイカ割り大会をしようと言うもみっち。まあ妊娠の知らせを聞く前にすでにスイカを買ってきていたので、理由はこじつけです笑


由希くんの回想では、「(母さんと父さんは来てくれない 兄さんも来ない)」と原作にあるカットされたセリフも。由希くんのお父さんについては全く触れられていませんでしたが、


由希くんの欲しかったもの

由希くんの表情が


ここ、本当に夾くんはよく気づく。

母親は事故で死んだ、と言う夾くん。

ここで透くんは「死んだ」と言う言葉が頭に回ります。


「慊人さんがここに・・・?」と言うシーンから原作第59話。



楝さんの名前が出ました。


「一番勘違いしたままのおバカさんは誰だろうね」

「みんな大好き」

慊人は本当に勘違いしているのでしょうか。



外を見てくると言う透くん。
心配しているのは由希くんのこと。

背景がとても綺麗。


「本当はわかっていたのかもしれない 頭の隅で」
「 蓋を開けたらどうなるのか」

ここで音楽が止まり、波の音だけになってエンドクレジットに突入するのがめちゃくちゃ良かった。


「蓋を・・・開けたのですか・・・?」
「慊人のおかげでね」

慊人のおかげで蓋を開けたという由希くん。冒頭で、慊人が由希くんに耳打ちするシーンがありましたが、その時慊人が言った言葉が引き金になりました。

▷2nd21



「(遠い 遠い日の思い出を 忘れないでいてくれてありがとう)」
「(迷子の君を救えたこと とても嬉しかった)」

挿入歌がすごくピッタリ・・・。ここで明かされる帽子の男の子の正体。
初めて帽子の話題が出てきたのは1st6話、透くんがうおはなに帽子の男の子が初恋だったかもしれない、と話すシーン。

そして由希くんが帽子に気づくのは1st14話。

透くんに帽子のことを聞くのが2nd6話。

これ以外にもたくさん伏線をちりばめた”帽子”でしたが、やっとここで明かされました。今までは透くんサイドでしか帽子のことについて触れてきませんでしたが、由希くんサイドからも帽子について触れられる話があります。

▷2nd21話



「(つまらない人間だと教え込まれてきたけど あの日は)」
「(あの時は あの瞬間だけは 必要としてもらえた)」
「(それがどれほど どれほど嬉しかったなんてわからないだろ?)」

2nd21話を見ると、このセリフも納得できます。


いつも透くんに救われていた。だから負けない。前へ進んでいく、と。けれど・・・・・。



「・・・けれど どうして」
「そうしてそんな 悲しそうになさるのですか?」


「(それは 君が)」


「(あの空のようだから)」
「(悲しいくらい)」


「(君が 愛しいから)」



蓋を開けたのに、もう負けない、進んでいけると言ったのに、どうして悲しい顔をするのか。

いつもなら、由希くんとの距離が近いだけで赤面してしまう透くんが、ただじっと由希くんを見つめる。




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