2nd19話[フルーツバスケット アニメ伏線解説]
『無いんだ、どこにもっ!』
原作第80〜82話。
前回リンの過去が明かされました。
紫呉宅で倒れていたリンは、透くんに介抱されベッドで眠っています。
「(なんでこの子が)」
「(イヤだこの子は 近付きたくない)」
透くんとリンが会ったのは2nd8話。
リンに他人に構われたくないなら体調管理くらい自分でできるようになったら?と煽る紫呉が・・・・。確かにその通りなんだけど、言い方が狡い。
どうしてリンはこの家に来たのだろうと思う透くん。そこの悪い大人が知ってます()全部知ってるくせにこの男ははぐらかすから、完全に味方とは言えないんですよね。
あっさりとはとりにリンは呪いを解こうとしてる、とばらす紫呉。はとりは途方もない事を、と言いますが紫呉は否定します。
ちなみにここ、原作ではとりは煙草吸ってます。
「はとり・・・聴こえてこないか?」
「何が?」
この台詞の後、原作では夾くんとちょうど鉢会います。
夾 「何やってんだ?」
紫呉「おや夾君っ おかえりなさ〜い」
夾 「なんではとりが・・・誰か病気か?」
紫呉「いやいや。ちょ〜っとリンが泊まりに来てるだけ」
また、春から透くんの話を聞いていたリン。優しい人は可哀相と思うリン。
そして、呪いを解こうとするのはやめろ、と透くんに言います。
きつい言葉をかけるリンですが、根本に優しい人間が損をするのはイヤだ、と思っているからなんですよね。透くんを自分たちのいざこざに巻き込んで、傷付いて欲しくない、と感じているから。
でしゃばるな、と言われて「でしゃばります!」と返す透くん。
もちろん透くんも十二支が呪いのせいで辛い目に遭っているのを見たから、解きたいと思っているのですが、また透くんの根本にあるのはまた違う思い。
「依鈴さんに譲れないモノがあるように 私にも」
「私にも譲れないモノがあります!」
▷Final6話
2人の言い合いでなんだなんだと廊下に出てくる由希夾。
「(イヤだ・・・だから 近付きたくなかった)」
「(あの子はそういう子だ)」
「(そういう気持ちにさせる子なんだ)」
以前、春に頼ったせいで慊人の不興を買ったと思っているリン。
だからリンはもう春を巻き込まないようにわざと突き放しました。
なのに今回も透に縋って巻き込んでしまうと、可哀相だから、一人で生きていくと決めていたリン。
だけど・・・・・もうどうしたらいいか分からない。一人じゃ何もできない。
「一人は恐い・・・」
「孤独は・・・恐いです」
ここで透くんが思い出すのは、過去の自分。
2nd14話でも、おじいさんのお見舞いに行った透くんが昔を思い出すシーンがありましたね。
「もっと素直に甘えればいいのに・・・」
「大切なのはその後だよ いつまでも甘えたままでいるのか それとも」
たまに良いこと言う紫呉だから憎めない。
カットされてますが、その後またリンをはとりが迎えに来ます。
「(似てると思った)」
「(俺とリンはひとつだけ似てると思った)」
「(求めた もの)」
▷2nd21話
学校で春と話す由希くん。リンの事を話す由希くんを見て、本当にリンが好きで仕方ないんだな、と感じる由希くんはカット。そしてそこで楽羅に言われた「好きだと思ったら もうダメなのよ」という言葉を思い出します。
お気楽な生徒会メンバーに振り回されるゆんゆn、由希くん。
その後原作ではそのまま生徒会の話が続きますが、順番を入れ替えて場面は紫呉宅にうつります。
原作第82話。
文化祭の話になる4人。あーや無双がすごいw
透くんの手作りゼリーいいなぁ。リンのお見舞いに行ってることに気づく夾くんはさすが透くんのことになると鋭い。
それにしても平然といちゃつく夾透め・・・(もっとやれ)
原作ではそれをただ見つめる由希くんの表情が描かれています。
リンのお見舞いに通う透くん。だんだんと距離が縮まっているのが嬉しい。
呪いの件で見舞いに来たんだろ、と言うリンですが、そんなことすっかり忘れていた透くんw ただただ心配という気持ちだけでお見舞いに来れるのが透くん。
ここで、リンから呪いの起源についての話を聞きます。最初は”絆”だったのに、いつしか”呪い”と変わってしまった。
慊人も呪いを解く方法を知っているのか分からない、紫呉も知らないと、、、なら紅野さんは?と聞く透くんですが、
「あいつはダメだ」
「あいつを十二支(仲間)だと思えない」
リンがそう思うのも、無理はない。
▷2nd25話
呪いを解こうとリン以上に奮闘している透くんに対して、尋ねます。
「なんで・・・呪いを解きたいの?」
「譲れないモノって・・・何?」
「おまえの一番大切なモノって何?」
言葉に詰まる透くん。すぐに答えられなかった意味とは・・・。
▷Final9話
リンと別れて家に帰る透くん。カットされたシーン↓
由希「本田さん 顔・・・赤いよ」
透 「え!?そうですか?頭パンパンのせいでしょうか・・・」
由希「何かあった?」
透 「いっいいえ ただ頭の中の引き出しが少ないばかりにすぐ一杯一杯に・・・」
夾 「知恵熱か?起きても熱があったら 正直に言えよな」
夾くんにおでこを触られ、赤面する透くん、というシーンです。
リンに言われた言葉に悩む透くん。
そう、以前なら一番大切なモノは”お母さん”だと即答できたんですよね。
夢に見たのは、事故に遭う日のお母さん。
リンは、ゼリーを食べながら、透の前にも春みたいな、そっと扉を開けてくれる人間が現れたらいいのに、と願います。
「いつも 一緒」