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職場の関わりたく無い人と、どう付き合うか


誰しも、「あ、この人苦手かも」「関わりたくないな」って人がいると思います。もしその対象が友人や知人であった場合、連絡取らないとか自分の行動範囲を変えてみるとかして、関わりを断つことって意外と簡単だったりしますよね。

ですが、その対象が職場の人間であった場合、関わりを一方的に断とうとしてしまえば、自分の生活の軸を犠牲にしてしまうことになりかねないですよね。「職場を変える」ということには相当なエネルギーが必要になるでしょう。時には経済的に苦しい状況に追い込まれてしまう可能性も否定できません。

そう、職場の人間関係は、とても深刻な事情なのです。

人生の3分の1という時間を費やす「仕事」だからこそ、どうせならストレスフリーで楽しく過ごしたいですよね。でも、関わる人を自由に選ぶことは難しく、時にはどうしても受け付けられない、本能で拒否してしまう人って出てくると思うんです。特に、繊細な感性を持つあなたのような人にとっては。

そこで、今回は関わりたくない人が現れた時に、自分を守りながら上手に立場も守る方法を調べ、自分なりにまとめて見ました。


関わり方その1【防御度:低】

①相手に対する理解を深める
最初に会った時の印象は悪くても、徐々に相手の本心や意外な性格が見えてくる時ってありますよね。初対面の時はめちゃめちゃ無愛想な人が意外と照れ屋だったり、感情表現が苦手な可愛らしい不器用さんだったってことが分かったら、その人に対する見方や接し方もポジティブなものに変えられるかもしれません。そんな可能性をちょっとだけ信じて、いきなり関係を断つことはせずにまずは相手を知る努力をしてみましょう。意外と運命のお相手だったりするかも?

②仕事と割り切る
相手の理解に努めたけれど、どうしても好きになる要素が見出せない場合は、「これは仕事だ」と割り切って接しましょう。仕事は遊びじゃ無いんです。友達を作るのが目的の場所でもないでしょう?淡々とした業務連絡だって、ちゃんと仕事としてできていればいいんです。ただ、関わりたく無いからと言って業務に支障をきたすような関わり方だけは御法度ですね。冷静に、客観的にいきましょう。

③相手に迎合しない
相手の機嫌を取るために、嫌われないために迎合するのはやめましょう。無理に相手に合わせてしまうとさらにストレスが蓄積して、いつか爆発してしまうかもしれません。「自分は自分、他人は他人」と割り切って、あなたのペースを保ってください。相手はもしかしたら、そんなあなたの毅然とした態度に怯んでしまうかもしれませんね。

④丁寧な対応を心がける
これ、個人的に1番重要なことだと思うんです。いくら自分が関わりたく無い人だとしても、相手は1人の人間でありその人を愛する家族や友人、恋人だっているんです。自分とは異なる価値観や経験則を持つ、独立した個人なんです。社会人として最低限の挨拶や礼儀は忘れずに、できる限り丁寧な対応を心がけましょう。相手の尊厳を踏み躙るような真似は、してはいけません、人として。

⑤関わりたく無い理由を客観的に考えてみる
人間って主観的な生き物だと思うんです。相手に対するネガティブな感情が渦巻くと、そんなふうにしか相手を見られなくなってしまう。もったいないですよね。一度自分の感情を客観視してみたら、意外と自己中なのは自分だったというケースも十分にありうると思います。今後のためにも、理由や原因を客観的に振り返ることは大切です。

⑥物理的な距離を保つ
心理学には「社会距離」と呼ばれるものがあって、120cm以上の距離を空けることで相手に不快感を与えにくく出来るそうです。ちなみに親しい相手とのパーソナルスペースは45cm以内。この距離感は、「自分に気を許している」という印象を与えるそうです。距離感近い人って、ズルいですよね。なので、関わりたくない人とは可能な限りパーソナルスペースを保ち、物理的距離と同時に心理的距離を確保するようにしましょう。

⑦会話の内容や頻度に注意する
プライベートな話をすると、相手に対してどんどん親近感が湧いてきませんか?仲良くなるために自分の情報を開示するという方法は広く知られていますよね。反対に関わりたくないを手には、自分のプライベートや生い立ちを詳しく話してしまうのは避けた方が吉です。長く深く話せば話すほど、相手との心理的距離は縮まっていきます。もしもそんなシチュエーションに遭遇したら、さっさと話を切り上げてその場を立ち去るのがいいかもしれませんね。

いかがでしょうか。

例え関わりたくない人間だからと言って、やはり相手を傷つけたり誤解を生んでしまうような態度をとることは人としてNGかと思います。その人にはその人なりの生や価値観がありますし、一方的に否定するのはお門違いです。仮にその人との関係を断つことができたからと言って、今後の人生でもっと自分に合わない人が出てくる事なんてたくさんあります。それが社会ってもんですよね。相手に対しての最低限の礼儀を忘れずに。あなたはあなたらしく毅然として、さらりとかわして進んでいきましょうよ。他人に心を乱されている時間なんて、私にはないのよ、って。

おしまい

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