ゴミを出す(その2)〜肩を張らずにフランス48
それなら大型ゴミは?
電化製品、家具、ガラス、土砂、あげだすとキリがないでしょう。
日本では物によって収集日が決まっているように聞きました(両親談)。家具などの大きいものは市役所に連絡を取って有料で取りにきてもらうと言ってましたがどこもみんなそうなんでしょうか?
フランスには町の出た所に « déchèterie »ゴミ回収センターがあります(パリの事情は知らない)。うちの話をすると、一家庭に一枚、入場カードが支給され、年間12回の入場がクレジットされています。以前は6ヶ月毎に6回の入場でした。どこが違うって、ゴミ処理は大体長い休みにやるので7月か8月になりますよね?一年の初めの6ヶ月間用に与えられた6回分を使うことはほとんどなかったんですよ。ようやくそれに気づいたということでしょうね(役所の考えることは世界共通)。
この « déchèterie »、生ごみ以外何でも持っていけます。何でも?何でも!
フランスの一般家庭で出る大型ゴミで多いのはまず電化製品。冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、コンピューター、掃除機などなど。長椅子、テーブルなどの家具、窓や扉、大型段ボール。日本ではあまりないような土砂、木、枝、刈った草も捨てられます。ホワイトスピリッツや工業用アルコールなどの化学製品も持っていけるしバッテリーもOK。
年に12回行くことは稀でも、毎年6−7回は行くでしょう。
一杯になった荷台を車につけて、重い腰をあげて出かけるまでは非常に億劫に感じます。何しろ冷蔵庫だとか窓枠だとかを自分で乗っけるのだから楽な仕事ではないし、途中で落とす危険もある。
ただ、嫌々ながらでも一旦現地に着いて(片道3km)全部捨て終わった後の爽快感!これはやった人でないと分からないでしょう。
細かくなりますが、野菜の皮や葉っぱ、腐った果物などは家の一角においた堆肥ケースに捨てます。匂いがしないわけではないですが、植物なのでウジはわかないし鼻を摘む程でもないかな?
衣服は基本ゴミ扱いにしないようにします。綿やウール製品ならとっておくと掃除に使えるし、古着は専用の回収コンテナが町中にもあってセンターにもある。これは古着専門のブティックに回されます。それ以外のアソシエーションが受け入れてくれることもあります。
これだけ捨てて他に何が捨てられる?
まあ全部捨てたつもりでも、来年にはまた繰り返すことになるんだろうなぁ、、、