失敗談を綴ってみよう!vol.29 ー余興編ー
ぶるぽぴです。
娘がハロウィンパーティーの仮装を楽しんでいました。
メイクも施して本格的でした。
今回は、私の余興における失敗談を綴ります。
私が福岡に赴任した頃です。
私の職種では、私が初めての女性スタッフでした。
女性だから優遇された・・・いえいえ、そういう話ではありません。
① 余興を促される。
12月に入ると、忘年会シーズンになります。
私は、秋ごろから
『新入りは、
忘年会で余興をするのが恒例だよ。』
と、先輩方から口を揃えて言われ始めました。
余興は、先輩の結婚式で仲間と劇をした1回だけ。
『女性だから恥ずかしい、とかはないからね。』
『余興頼んだよ。』
昭和の時代だから、先輩の言う事は絶対的な圧がありました。
今の時代なら問題になりそうなもの。
最初は聞き流せばいいかな、と思っていました。
② カウントダウンが始まる。
でも、昼食時間の度に、
何をするのか具体的に聞かれるようになりました。
親ほど年上の先輩方から聞かれるのは、
プレッシャー以外、何ものでもありません。
これでは聞き流せないな、と真剣に悩むようになりました。
③ 勇気をもって、余興を披露した。
職場に打ち解けるためにも何とかしよう。
『だから女性は・・・』
なんて言われたくなかった当時の私。
悩んだ挙げ句、コスプレ衣装を買って、
お笑い芸人のように一発芸を披露したのでした。
(下品な芸ではありません。)
恥ずかしさだけで何も覚えていませんが、
宴会場の女将さんは、
その勇気に感動してくださって特別サービスを受けたほど。
昭和の時代なりに、私は必死に乗り越えたのでした。
③ 後輩が入ってきた。
その数年後、男女数名ずつ後輩ができました。
私は、
『いちおう、余興は恒例らしいよ』
と伝えていました。
でも、後輩たちは
『しなくてもいいですよね~。』
と全く動じません。
私とのギャップを感じました。
私の時は、先輩方に毎日内容を確認されていたのです。
大丈夫なのかな。
私が気になるほどでした。
④ 事実を知る。
後輩たちの余裕の様子を見ていると、
私の方がハラハラしてしまい、
S先輩に聞きました。
『先輩、余興って
本当にしなくても大丈夫でしょうか?』
すると、
S先輩は
『ぶるぽぴに、伝えないといけないことがあるんだ。』
深刻そうな表情で、私に伝えたのでした。
『余興を強制的にさせられたのは、
ぶるぽぴだけなんだ。』
何ですと??? (◎_◎;)
『俺とかは好きで余興をしててさ。
あくまでも強制ではないのよ。
みんな、からかってたんだ。』
😵ヒョーーーーーーー!!!😵
私は、数年後に驚愕の事実を知らされたのでした。
私は、全く疑いもせずにいました。
事実を知った時は、言葉を失いました・・・
恐るべし、昭和の時代。
私は就職活動の際に、
『女性の問い合わせは受け付けておりません。』
『女性は不要です。』
と、断られたことがありました。
もちろん、
募集要項にはそのような差別的な記載はありません。
電話で詳細の問い合わせを行った時に、
そのような差別的な対応を受けたことがありました。
だからなのか、当時は
意地
みたいなものがあったと思います。
何かと必死でした。
頑張っていました。
今となっては、
変なこだわりだったな~
と思うのですけどね。
若かったし、世間を知らなかったです。
からかわれていた事に全く気づかなかった私。
まるでピエロのよう。
ある意味、失敗談です。
腹が立つのも通り越して
今では懐かしい出来事。
こんなこともありました。
苦い経験も綴りたいと思います。
ありがとうございました。