仏像を見ると安らぎます
私が図書館でよく借りる本は、エッセイやレシピ本などです。
でも、今回はちょっと違うものを借りました。
① こころが惹かれるままに
それは、日本の各地にある仏像をまとめたもの。
いつものようにエッセイやレシピ・手芸・教育・・・と
コーナーを周っていたのですが、
ふと画集や図鑑を観たいなと思ったのです。
そして、美術や日本芸能などの棚に行くと
私の好きな弥勒菩薩の表紙が見えたではありませんか!
「あ~、やっぱりこのお顔は素敵だな💗」
手に取って、思わず微笑みました。
パラパラとめくると、
これまた美しい中宮寺の半跏思惟像も載っていました。
「これは借りるしか、ないでしょう♬」
心惹かれるままに借りたのでした。
② noteにたくさんの記事があります
人気の仏像だからか、noteにたくさんの記事があります。
『やわらかメガネりょうさん』の記事は画像も複数載っている上、
仏像の説明もあり、しかも仏像から得られる癒しについてもコメントが
あります。
語彙力の乏しい私は、読んで共感ばかり。
このお2人の仏像への想いも、素敵です。
仏像に癒しを感じることは珍しいことではないようです。
③ 仏像の効果
とは言っても、私は歴史が大の苦手です。
小学生の頃から、時代の変化や物事の関連性を紐づけることが
どうもできません。
先生の話を聞くけれど、テストに出るような内容は覚えられず、
小話のようなテストには無縁の話が記憶に残っていました。
今回借りた本は読んだものの、知識を増やすどころか
もっぱら仏像の写真を眺めています。
いやー、落ち着くの、なんのって。
不思議ですね。
とても安らぐのです。
素敵だな~とため息が出ます。
キャーのような、高ぶりはありません。
しっとりとした静の美しさを感じるのです。
副交感神経が働く、と言いましょうか。
見ていて飽きませんし、ずっと見ていたいくらいです。
棚に立てかけているのですが、
いつ見ても惚れ惚れします。
④ 職人の凄さも感じる
惚れ惚れしながら凄さを感じるのは、これが
『人の手で造られたもの』であること。
この表情を造るなんて、
職人の人柄もさぞかし悟っていたのではないか!と思えてなりません。
穏やかな表情。
安らぎを与える表情。
落ち着いた佇まい。
指のしなやかさ。
肩から腰への滑らかなライン。
とても、荒々しい方が彫れるとは思えません。
繊細さを持っていないと、表現できないですよね?
どうなんでしょう?
それに、立体的に造形するって難しいと思いませんか。
最近、息子に付き合って粘土をこねますが、
立体的に造るって難しいのです。
もちろん不器用さもあるのでしょうが、
自分の方から見て良かれと思っても、
少し角度を変えると不自然な状態だったりします。
干支の胴体バランスが左右でバラバラ。
安定感が図れないのです。
素人ですし、やむを得ないと言えばそれまでですけれど。
となるとですね、
何度見てもため息が出るような美しさを放つ像を造るってことは、
技術やセンス、人柄が伴わっていても大変難しいのではないかと
感じるのです。
⑤ 自分の心地よいもの
私は歴史は苦手でも『和』のものは好きです。
高校時代に入った弓道部もその一つと言えます。
理由は自分でもわからないのですが、
小さい頃から武道をしたくてしょうがなかったのです。
お香も好きで、
20代の頃に車の芳香剤代わりにお香を使っていると
「若いのに、線香臭いな」と先輩にやめるように
言われたことがありました。
アロマオイルも好きで楽しんでいますが、
お香の方が馴染み深い感じがします。
お仏壇やさんの空間も好きです。
昔、京都へひとり旅に行った時は、
各寺院や神社の居心地が良すぎて長居をしたために、
希望通りに散策できなかったこともありました。
和の空間は物が少なく整然としており、
『静寂』という言葉が合うと思いませんか。
そこにお香がほんのり香ったりすると
ぽけーーっと時間を忘れてしまうのです。
普段は効率重視ですが、
和の空間だと力が抜けるような気がするのです。
緊張感がほどける感じ、でしょうか。
三十三間堂でたくさんの仏像を目にした時も、
一体ごとの表情を観ながら気持ちが落ち着くのを実感しました。
初めて神社で雅楽演奏を聴いた時は、
驚きではなく懐かしさを感じたのでした。
私はスースーっと細い一筆書きで描けるような顔で、
純和風な顔だと思います。
好きとか嫌いの域ではなく、
細胞というかDNAレベルで
和のものに心地よさを感じるのかもしれません。
今回、初めて仏像の本を借りました。
意外なほど、癒し効果があると実感しています。
眺めるだけでも安らげるのですね。
貸し出し期間は2週間です。
ゆっくり癒されたいと思います。
自分の心地よいものを知るって大切ですね。
借りて良かったです。
ありがとうございました。
サポートありがとうございます。いただいたサポートは大切に使わせていただき、noteへ還元したいと思います。