美女がしてはいけないNG行動
数年前、
あるスラッとした長身美女の友達と
京都で一緒に観光したことがある。
疲れたのカフェで休憩しようということになった。
ちょうどみつけたのが
立派な日本庭園の中の東屋を改装したカフェ。
運良く、人も少なく
二階の好きな席をどうぞ、といってもらえた。
それまで、京都のいろいろな場所を回っていて
私は結構疲れ果てていた。
ふらふら状態。
靴を脱いで二階へ。
私の前をその長身美女が歩いていた。
彼女は数歩先を歩いていて、
階段をのぼりきった。
その後を私が追う。
最後の階段が終わった瞬間、
どん!
って音がした。
私の最後の一歩にものすごい体重がかかった(のだろう)
そして
その後、
「あそこに座ろう」
と彼女が指さし
風流な古いガラス戸の前の席へ。
そこはお座敷のようになっていて
椅子はなく、
座布団に座るような席。
彼女が先に座り、
さて
私が座った瞬間、
どん!
また大きな音がした。
もうさ、
恥ずかしくて
顔から火が出そうでしたよ。
なんてガサツに座ったんだろうって、、、。
疲れてて
足に力をいれることが億劫になっていたというのも
あると思うけれど
それは彼女も同じ。
彼女は
膝をついて
美しく腰をおろしていたの。
そう、
腰をおろす
まさにそんな感じ。
私は、
腰を落とした
んですよ、、、、。
重力に全く逆らわずに。
ま、そしたら、
古い板張りの内縁側の床ですから、
ものすごい音がなりますわな。
こういう、
何気ない一つ一つの行動にすべてが表れるんでしょうね。
茶道を嗜んでいらっしゃる方なら
ありえないような座り方を私はしたのだと思います。
その後もですね、
彼女と、私の行動の違いをよくよく観察してみると
大きく異なることが一つ。
それは
「音のたてかたが違う」
ということ。
いや、彼女の場合、どの行動にも
音が出ていない。
私は、
カバンを自分の方へ引き寄せるにせよ、
開けるにせよ、
スマホを取るにせよ
なんか、音がなるのよ。
(なんでだ!?)
古民家、というか
古い東屋を改造しているお店だから
そもそも、
少し動いただけで
床がキシキシなるの。
でも、彼女はほぼ音を立てずに
さまざまな行動をこなす。
なぜ私は音が立つんだ!?
意味がわからん!?
これは、私の推測なのだけれど、、
美女の所作がエレガントなのって
ものをひとつひとつ
丁寧に扱っているんでしょうね。
この長身美女のも
裕福なお家のお嬢様だ。
きっと、お家にあるものそれぞれ
一流品だろうし、
そういうものを丁寧に扱う習慣があって、
それがどんなものであっても
そのように扱うことが
自然な振る舞いになっているのだと思う。
やはり、
日頃から
ものを丁寧に扱うようにしなけばならぬ、
(それは体の動きも丁寧にというのと同じだな)
と強く強く思った経験でした。