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教材内容と教科内容

授業で教えるべき内容は大きく分けて2つある。

それが、
教材内容と教科内容だ。

主に国語の授業では教材内容のみが抽出されて教えられる場合が多い。

例えば、

光村の『私はおねえさん』。
2年生の教材だ。

教材内容の視点で発問を考える。

・わたしはおねえさんとは誰のことですか?
・すみれちゃんの妹は誰ですか?
・なぜすみれちゃんは落書きを消さなかったのですか?


などが挙げられる。
これが教材内容である。

一方、おざなりにされているのが教科内容だ。

これは、〇〇科で教えられるべき内容である。

例えば、低学年の教材『どうぶつの赤ちゃん』

発問

・しまうまとライオン、なぜ書き方が違うのですか?
→しまうまはひらがな、ライオンはカタカナ。(外来語について教える)
・ライオンとしまうま、この二つの言葉の違いはなんですか?
→しまうまはしま・うまである。複合語を教える)


などが考えられる。

段落を教える場合もそうだ。

私は、教材内容ばかりを教えてきた。

だから子どもたちはテストでは内容を知っているのである程度の点数はとれる。

しかし、初見の問題だとどうだろう。

教科内容を二の次にしていたおかげで、点数は低いのだ。

国語科、算数科、社会科…それぞれ教えるべき教材はあれどもその教科でどのような力をつけさせていく必要があるのかを考えなければならないと気付かされた。

野口先生ありがとうございます。

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