LAUSTRAIL Cor

ラウストレイルコールと読みます。Rock&Hardcorepunkバンド/ 音楽活動内容は👉 https://lit.link/laustrailcor/

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最近の記事

青の記録(第九章)

TEEN'S MUSIC CONTESTの結果は予想通りの予選落ちだった。 正直、自分でも良い出来とは思っていなかったし、レベルの高いバンドがごろごろいたので当然の結果だった。 そんなことをしている間に夏休みも終わり、また文化祭の季節がやってきた。 今年は去年と違い、キーボーディストですらない、バンドも組めないただの一部員に過ぎなかった。文化祭のライブに出演しないという選択肢もあったのだが、何もしないのは我慢ならず、結局また弾き語りで一人出演した。 先輩や後輩たちがバ

    • 青の記録(第八章)

      TEEN'S MUSIC FESTIVAL 毎年夏頃に開催される10代限定の音楽コンテスト。 バンド、ソロ、弾き語り、形態はどんな形でも可。オリジナル、コピー問わずに参加可。という広く参加者を募る、いわば軽音楽部の甲子園と言える。 部室にもポスターが貼ってあったが、あまり意識せずに過ごしていた。 ネットもそんなに普及していない時代なので、どういうコンテストかも理解していなかったが、当時はもう八方塞がりの状態で、イベントだったら何でもいいと思っていたので、よく内容が分かっ

      • 青の記録(第七章)

        春が来て高校二年生へと進学した。 新一年生が入学し、バンド研究会にも後輩が入部してきた。 しかしこの部活は基本的に学年を跨いだ交流は皆無に等しく、結局卒業まで後輩とは話をする機会はなかった。 高校二年生になり、クラスメイトも変わったので、また色んな人をバンドに誘ってみたが誰からも色良い返事はもらえなかった。 それもそのはず。 先日の『卒業生を送る会』でのミスが悪いイメージとして植え付けられていた。 二年生になって部室のスタジオを使える時間が増えたが、同期の部員は皆、幽

        • 青の記録(第六章)

          『卒業生を送る会』の本番を迎えた3月某日。 観るだけの生徒と、出演する生徒は朝から別行動になり、出演する生徒は生徒会主導の元、諸注意の説明や事前準備等のオリエンテーションがあった。 ちなみに当日の会場となったのは名古屋市公会堂というホールで、1930年築の戦前からの建築物でなかなか立派な外見だった。中はリニューアルされており、設備は最新のものになっていた。 楽屋もあるのだが、かなり広く、鏡の回りに電球が付いたものがあり、初めて実物を見て驚いた。 まず出演順に短いリハが

          青の記録(第五章)

          『卒業生を送る会』とは、名前だけ聞くと何か大したことがないように感じるが、うちの学校のそれは非常に大々的に行われるイベントで、丸一日、市の公会堂を貸し切り、全生徒を観客として行われる。 つまり全校生徒の前で有志のメンバーが出し物を披露するイベントである。 演劇部やダンス部や吹奏楽部など、部として参加する人達もいたが、朝から夕方までぶっ通しで行われるイベントなので、どうしても出演者が不足しがちになるのである。 そんな訳でその年も出演者の枠が余っており、色んな生徒に声がかけ

          青の記録(第五章)

          青の記録(第四章)

          人生初のライブ会場は、高校の体育館だった。 僕達の高校の文化祭は、9月末の2日間に渡って、クラスや部活単位で様々な出し物をして賑わう。 わざわざ部外者にチケットを渡して、チケットがあれば他校の生徒も参加できる仕組みだ。 期間中は校舎の外には屋台の模擬店が立ち並び、校舎の中は展示だったりカフェのような店があったりと、とにかく普段とは全く違う、絵に描いたような文化祭一色に染まる期間となる。 僕はクラスでは展示物を作ったり、模擬店の店番をやりながら、出番が来たら部活のライブ

          青の記録(第四章)

          青の記録(第三章)

          メンバー募集記事を見て何件かメールが来た中、なかなか良さそうなバンドがあったのでそのバンドメンバーと会う約束を取り付けた。 僕が住んでいた愛知県名古屋市から電車で1時間かからないくらい、彼らの本拠地となる駅で待ち合わせをした。 やってきたメンバーは2人。 確かボーカルとギターだったか。 マックかどこか(後からまた書くが、大体バンドの初打ち合わせはファーストフード店が多い)でそれぞれの経歴や、やりたいジャンルの曲なんかを話した。 しかし話している内になんか話が食い違って

          青の記録(第三章)

          青の記録(第二章)

          高校に入学すると真っ先に「バンド研究会」に入部した。 新入生を集めて色んな部が、オリエンテーションという形でそれぞれの部の説明やパフォーマンスを行うのだが、バンド研究会はその時、当時の先輩達が尾崎豊の「17歳の地図」のコピーを演奏していたのを覚えている。 見学者は僕を含めて何人かいて、割と部室が満員になる規模の賑わいだった。 その場で入部希望書を提出して、早速入部。 華々しいバンド活動のスタートと思っていた。 新入部員は数人いて、楽器経験者も何人かいた。特にギターやド

          青の記録(第二章)

          青の記録(第一章)

          初めてギターを買ったのは14歳、中学2年生のとき。 当時はちょっとしたバンドブームの最中で、学校の話題と言えば流行りの曲やバンドのことばかりだった。 中学2年生という思春期真っ盛りの僕も、当時から音楽は好きで、テレビやらラジオやらCDやら、常に音楽を聴きながら過ごしていたが、最初は自分で音楽をやるという考えは一切無かった。 そんな中で学年のいわゆる目立つグループの生徒達が、ギターを買ってバンドを始めたというニュースが出回り、そこから山火事が広がるかの様に、学年中の男子が

          青の記録(第一章)

          青の記録(序章)

          毎年のことだが、この時期になるとギター(ベースかも)を背負った学生をよく見かけるようになる。 文化祭のイベントは、今思い返すと、一番音楽が楽しかった時かもしれない。 ちなみに僕が通っていた高校は、愛知県名古屋市にある高校で、そこでは今で言う軽音楽部があり、僕はそこに在籍していた。 ちなみにこの部からは、あの有名なバンド、緑黄色社会が生まれている。 今で言う、と変な意味に聞こえるかもしれないが、当時は「軽音楽部」ではなく「バンド研究会」という名前だった。 この名前だけ

          青の記録(序章)

          メメント・モリ

          このタイトルを見て、CMでやっているスマホゲームのことと思ってタップされた方、残念ながら全く関係ない記事なので、初めに申し上げておく。 タイトルの『memento mori』はラテン語で『死を想え』とか『死ぬことを忘れるな』とか、終わりを意識することで現在を大切に生きようとする考え方で、スティーブ・ジョブズのスピーチにもあったような有名なフレーズである。 先日、めでたく40歳の誕生日を迎えることが出来た。 40歳。 さすがにずしりと重たい響きがある。 老いたというこ

          メメント・モリ

          情熱と情念

          APIAのライブから一週間経って日常が戻る中、12月に発表予定の新曲の歌詞が完成した。 先バレをすると、タイトルは 『Somewhere but not here』 詳細はまた発表が近くなったら書くけれど、今回は歌詞を日本語で仕上げているので是非とも歌詞にも注目をしてほしい。 曲を作るにしても、歌詞を書くにしても、ライブをやるにしても、Xやインスタで投稿をするにしても、とにかく何をやるにしてもエネルギーが必要になる。 ここでいうエネルギーは単に熱量が消費される化学的な

          誰にもわからないこと

          2024年9月5日、目黒APIA40でのライブが終わった。 当日観に来てくれた方、動画をご覧頂いた方、SNSで反応を頂いた方、本当にありがとう。 この場を借りて改めて御礼を申し上げます。 MCでも話したけど、本当に10年振りのブッキングライブで、ライブハウスで演奏することはもう無いと思ってたから、もうね、感無量だった。 前回の記事でも書いた様に、今の活動の前(LASTRAIL時代)は毎月の様にライブハウスにブッキングしてライブやる日々だった。 だけどライブやってく内に

          誰にもわからないこと

          自己紹介|LASTRAIL Corとは

          初めまして。LASTRAIL Corと申します。 ラウストレイルコールと読みます。ロックバンドをやっています。 簡単な自己紹介 名前 LASTRAIL Cor(ラウストレイルコール) 職業 ロックバンド 活動 東京都内のライブハウスでライブ活動、インターネットでのオリジナル曲発信など noteを始めた理由は、普段XやInstagramで発信している情報とは別に、もう少し突っ込んだ、詳細なことを色々発信したいと思い、登録をしました。 不定期になりますがこれから色々、発信し

          自己紹介|LASTRAIL Corとは