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大学院申込締切_2017年5月1日に間に合わせるために、4月の1ヶ月間は #IELTS 以外の申込書類の準備_志望動機レター、職務経歴書や推薦状2通など_もちろん全て英語_を用意する時間に充てがいたかったので、IELTSのターゲットスコア_バンドスコア6.5以上と各モデュール6.0以上を獲得する最終期限は3月末と組み立てました。IELTSのスコアシートは、受験日から13日後に郵送されますので、3月末迄に受験していれば締切にギリギリ間に合うだろうという算段をしていました

こうして、お試しのIELTS初回受験は、2月18日に決めました

ショートカットは存在しない

IELTSも初めてで、かつ2ヶ月もない期間でのこの計画は、今考えれば無謀だったかもしれません。というのも、IELTSのバンドスコア6.5を取ることは僕にとっては非常に難しかったのです

IELTSは最低1.0から最高9.0まで、0.5刻みで採点され、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4項目めいめいにスコアがつきます。出願要件の通り、全ての項目が6.0以上であることは当然ですが、バンドスコア_各モデュール合計の平均スコアで6.5を獲得するためには、ひとつのモデュールで7.0、あるいは2個以上のモデュールで6.5を取る必要があるのです

ネット上には、IELTSの「6.5の壁」とか「7.0の壁」という表現を用いて、受験者の経験談などたくさんの情報が溢れています。僕の経験からいうと、IELTSの高スコア獲得には毎日コツコツ勉強することが最も手っ取り早いです。しかも、全てのモデュールを万遍なくやることです。なぜなら、言語能力が短期間で劇的に伸びることは有り得ないからです

僕の場合、 #リスニング#スピーキング が特に苦手なので、そのふたつを重点的に勉強するのは至極当然なのですが、同時にリーディングとライティングの対策もしておかないと、試験で痛い目に遭います。特に、このふたつは時間との戦いですので、回答に迷っている時間はありません。間断なく、答えを見つける_閃めいた考えを英文で記述していかないと、リーディングの最後の問題まで辿り着かない_ライティングの最低単語数に届かないという結果に終ってしまいます

こういった点においても、IELTSは本当によく作り込まれた英語検定試験だと想っています

働きながら、ブリティッシュ・カウンシルへ

前回エントリーでお伝えした通り、当時本屋には IELTSの参考書がほとんど並んでいませんでしたので、学生時代のTOEIC学習に倣って、実際の試験構成に基づいた、模擬テスト付きテキストを購入しました。数少ない選択肢の中で、このテキストはIELTSの運営団体のひとつであるブリテッィシュ・カウンシルが公認していた点も購入動機のポイントでした。これを使って、自宅では問題形式と出題の傾向に慣れていくように練習しました

また、ブリテッィシュ・カウンシルのウェブサイトを見ていた際に、偶然にもIELTS対策の5週間集中コースが翌週から開講される_しかも開始の前日まで申込可能という情報を発見しました。早速その翌日にはアポを取って、校舎のある飯田橋へ見学に行き、さらにその翌日には授業料_150,000円を納めて申込を済ませました

正直、テキストだけの自己学習では自信がなかったので、英会話スクールへ通うことも検討していました。ただし、前段の通り3月末までには受験と学習も終えたかったので、他のスクールと比較しても、5週間という短期集中は魅力的でした。そしてなにより、IELTS母体の組織が運営する英会話スクールということであれば、授業の内容も期待できると想っていました

こうして、火曜日と木曜日の仕事の後は、19時から22時までの3時間、合計30時間、学生に混じってみっちりIELTS対策の勉強をしました

今振り返ってこそいえることではありますが、概してクラス形式の英会話スクールに通って英語を学ぶことは、半分はお薦めしますが、半分はお薦めしません。それはこれまでの僕の経験からいえることなのですが、英語はある程度の知識をマスターすれば、クラスで学ぶよりも個人で学習する方がより圧倒的に効率的です。なので、ある程度の知識に自信がある場合、スクールに通う必要はないと考えています。しかしながら、当時の僕はIELTSのことを何ひとつ分かっておらず、時間にも限りがあったので、スクールに通うことで必要な情報や知識のインプットを最大化できた点は非常によかったです

また、ブリティッシュ・カウンシルを選択したことも本当に良かったです。なぜなら、僕のクラスは6人という少人数で構成されていたので、特にスピーキングの授業の際は、一人当たりの会話の時間が適当で、もっと練習したいのにと不満に思うことはありませんでした。また、担任はイギリス人_生粋のブリティッシュアクセントで話し、かつ陽気な性格だったので、クラスの雰囲気は毎回良く、クラスメイトと楽しく学べました。さらに、授業中の日本語は一切禁止されていたので、授業の間はずっとリスニングに集中することができました。他にも、IELTSで必要なテクニックや、ネイティブスピーカーならではの表現方法、ライティングやスピーキングで試験官が何をチェックしているかなどの秘訣やNGも聞けて、とても為になりました

実際、ブリティッシュ・カウンシルの講師陣は、IELTSの採点や、スピーキングの試験官を担っているようで、彼らの教えは実際のテストでも本当に役立ちました

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いざ、初めてのIELTS

ブリティッシュ・カウンシルでの授業とともに、自宅や通勤中、職場での休憩中でも欠かさずに勉強しながら、IELTSに向けた学習をはじめて10日程度経った2月18日_初回の試験の日を迎えました

その時のスコアシートを見返して、久しぶりに当時の苦い経験を思い出しました

もしも、あの日のIELTSのスコアが違っていたら、今頃どこに立っているのだろうと、今の僕は想像せずにはいられません


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Lausanner from Tokyo_夢が叶う時、トランキリティ
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