TOEICか法務英検(TOLES)か

以前の記事にて、中長期的なスキルアップ計画の中で英語スキルが必要だということで、TOEICとTOLESを受験したい旨を書きました。
それは、将来職業的自由を得るために法務英語の翻訳者になるために高い英語運用能力及び英語での専門知識が必要だからです。
因みに、TOLESのレベル評価は3段階のレベルで、各レベルにおける得点率で法務英語レベルを評価しています。
なので、一応不合格はないみたいです。
※TOLESの概要については、以下の記事からご覧になれます。

※TOLES試験の詳細は、書きリンクから(全編英語です)
https://toleslegal.com/

ただ、ここでTOEICとTOLESを長ければ数年かけて自分の満足がいく結果が出るまで勉強し続ける、受験し続けるか?という疑問が出てきました。
従って、今回は僕の個人的な必要性からしてTOEICとTOLES両方受けるべきか?TOLESのみで良いかについて考察したいと思います。

TOEICのメリット/デメリット

メリット

受験頻度

TOEICの場合、日本でもそうですが、ほぼ毎月受験できるのが受験者としても非常に助かります。
受験場所も相当数確保されているのも嬉しいところです。
これはメキシコでも同様で、3ヶ月に1度以上は受験でき、今住んでいる市内にも受験できる場所があります。

教材が多い

公式問題集や、金フレなど日本語で勉強でき、非常に洗練された教材が多いのもTOEICの大きな特徴と言って良いと思います。
スペイン語検定のDELEは、結構教材探しに苦労します。

認知度

日本国内で言えばTOEICは非常に認知度が高いと言えます。
TOEICとは何かを説明せずに何点取得したかの実績だけ説明すれば全て話が通じてしまうのは大きなメリットだと言えます。
また、英検と比べても、国外だとケンブリッジ英検やTOEFL等のさらに認知度が高い検定資格があるとは言え、TOEICは国外での認知度はやはりあると言えます。

デメリット

翻訳に必要な能力をカバーできない

基本的に、日本でいう「TOEIC」とは、「Listening & Reading」の試験を指します。
確かに、受験する側としては試験科目が少ないのは嬉しいのですが、翻訳者に必要な能力は、「読む」と「書く」です。
究極の目的論からすると、「話す」と「聞く」はほぼ必要ないわけです。
書く能力を証明したいのであれば、他の英語検定試験又はTOEICの「Speaking & Writing」を受ける必要があります。
最短距離で翻訳者になりたいと考えると、ここはひとつの難点です。

専門用語は取り扱わない

TOEICは、その目的を「ビジネス英語の運用能力」としているそうです。
法務英語翻訳では、契約書翻訳が大きな割合を占めるので確かにビジネス英語が必要になってくる場面が多いです。
しかし、どうせなら英語検定試験を勉強するのは1度で済ませたいものです。

有効期限がある

TOEICの有効期限は、2年間とされています。
一度高得点を取ってしまって、その点数を看板としてずっと続けてきても良いとは思いますが、例えば応募した翻訳会社に証明書を求められるかもしれない、と考えると2年経ったらまた受け直すというのはちょっと面倒です。

TOLESのメリットデメリット

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