メキシコの日系企業の残業について
やろうと思えばほぼ0
別の記事で職場での立ち回りについて詳しく説明しようと思いますが、
メキシコは日本のように残業2~3時間/日がデフォルトというわけではありません。
もちろん、長時間残業が常態化しているメキシコの日系企業もあります。
ただ、周りが早く帰るので自分もそれに乗じて早く帰ってしまえば良いし、
あんまり頑張り過ぎると仕事を任され過ぎて潰れてしまうこともあるので、早く帰ってしまった方が良いです。
僕も大学に通いだしてからは日中可能な限り早く作業をして定時に帰るようにしています。
ただこれだけでは読者の方々に雰囲気が伝わらないので、
具体的な数字を示すと、メキシコに来て1社目の方が残業が多かったのでその時の数字を紹介しようと思います。
少ないときで残業が20時間程度、平均で30時間程度、多いときで60時間程度でした。
多いときは、土曜出勤が通常稼働としてあるときに加えて休日出勤があったりしました。
残業代に関する法律も後で解説しますが、因みにこの時は一切残業の支払はありませんでした。
合法休出
ただ、ひとつ注意した方が良いのが、メキシコの日系企業は月に1度程度土曜日に出勤がある場合があります。
これは残業にはなりません。
「そんなの違法だ!」という声が聞こえてきそうですが、一応合法です。
というのも、メキシコの労働法では日勤(7~20時)は、週48時間までの労働が通常の労働時間として認められています。
また、休日に関しては「少なくとも1日の休日を6日間の連続した勤務日に対し与えなければならない」とされています。
労働時間削減法案
実は2023年頃から「48時間/週の労働時間は流石に長すぎじゃない?」ということで、この労働時間を削減するという法案が国会に提出されています。
ではどれくらい削減されるか?というのは、まだまとまりきっていないようですが、大方の予想は日勤の場合は40時間ぐらいには減るのではないかという話です。
この法案が可決されるのは時間の問題とも一部では言われており、
先日6月の大統領選で当選したクラウディア・シェインバウム新大統領は、連立政権として「労働党(Partido de Trabajo)」を代表していることもあり、9月に始まる新たな会期の後の10月の大統領正式就任からこの動きが取られると予想されています。
まとめ
今回は少し残業の他に今後のメキシコの労働環境の変化についても書きましたが、
残業することに日本のような同調圧力は強くないので、仕事が終わってるならさっさと帰って家族や友達との時間や趣味や自己啓発に時間を使うのが良いと思います。
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