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メキシコの就業環境 勤務時間編
僕が自動車業界で働いており、メキシコの日系企業においてもまだまだ自動車業界の数が優勢なこともあり、給料や就業環境についても自動車業界を前提として話を進めていきます。
1. 日本より長い
一言で言うとメキシコの勤務時間は日本より長いです。僕は法学生なので、法律の根拠に基づいて説明してみます。メキシコの連邦労働法(Ley Federal del Trabajo=日本で言う「労働基準法」)の61条では日勤の場合労働時間は、8時間/日とされています。ここまでは日本と一緒ですね。ただし、ここからが問題で、69条では休日について定められており「6日間毎に1日の休日を与えなければならない」としています。とすると、法律上は48時間/週働けることになります。メキシコ発の国内企業では8時間/日×5日間+3時間/日(土曜日午前中)のような働き方をしています。一方でメキシコから見た外資系企業(日系、北米系、欧州系)は、9時間/日×5日(45時間/週)に1回/月の土曜日出勤をしている会社が多いです。なので、仕組み的には日本より労働時間が長いことになります。
また、OECDの世界各国の労働時間ランキングではメキシコは長年2位で2,226時間/年を維持しています。これは結構メキシコでは有名な話で、今メキシコ国会では労働時間を48時間から40時間にしようという法案が2023年時点では議論されています。
さて、1日の労働時間に対して年間の稼働日数はどうでしょうか?日本の場合、6月を除いて月に1日は必ず祝祭日があり、ゴールデンウイーク、お盆、年始が休暇だったりします。一方でメキシコでは日本と比べ法定休暇が少ないです。いつが法定休暇は、日本語でも情報を載せているソースがあるのでぜひ調べて見てください。また、会社により稼働日数には確かにバラツキがありますが、上記の法定休暇を考慮し、月に1度の土曜日出勤があると考えると、年間休日は少ないところで105日~110日程度になります。ここに土曜日出勤がない会社の場合は120日行くか行かないかになります。これは会社によりますが、目安としてこれぐらいだと心づもりをしておいて下さい。
2. リアルな1日の流れ
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