メキシコの差別などの社会的感情の話

割引あり

日本にはない社会階級思想(肌の色だけでモテる、社会階級で話し方が違う、大卒偉そうすぎ問題)


どの国でも、それが日本であろうがメキシコであろうが無意識に人を外見等で差別してしまう、ということはあります。
外見でなくとも、日本であれば年収や学歴等の差別がありますが、メキシコでも形は違えど似たようなことが起こっています。
ここではこれらの問題について外国人としての視点から見ていきたいと思い
ます。

注意:
今回の記事は、人の外見的なことや社会的な差別の問題について取り扱っておりますが、
あくまで、外国人としてメキシコという国の現実的な部分を客観的に考察しているだけであるので、
特定、不特定の人を非難したり、差別したり、文化的な部分を否定しようという意図は一切ございません。
ただ、これからこの国に住む人や既に住んでいる人には現状起きていることを知っていただき、より良い関係を構築する材料になればと願っております。

色ってそんなに重要?

まず、日本では歴史的にも白い肌は美しいというイメージがあります。
メキシコも同様で、それは侵略者且つ支配階級であったスペイン人が白人であったからでもあると言えるかもしれません。
非常に偏った見方で誤解を生むかもしれませんが、僕が数年間メキシコにいる中で感じたのは、メキシコでは肌が白い、眼が青いだけでモテます。
日本では肌が白くて綺麗だと外見についての評価にポイントになりますが、それが全てではありません。
反対にメキシコでは、肌の色で就職の内定率が変わったりしてしまうことも未だにあるそうです。
実体験として印象的だったのが、会社の全体集会で数百人の前で人事の女性が連絡事項を話す場面がありました。
彼女は肌が他の人よりかなり白かったのですが、体型は日本的な感性で言うとお世辞にも良いとは言えないものでした(メキシコではあまりこの部分は重要なポイントということもなく、逆に日本では好まれない体系がメキシコでは逆に良いということもあります)が、肌の色で周りの彼女に対する視線が変わった、ということがありました。
ここで何が言いたいかというと、メキシコはスペイン植民地時代の前後で民族的な交わりがあり、そういう意味でいうと日本より人種的には多様であるにも関わらず、「肌の色」に関してはまだ社会的に深いコンプレックスを抱えているのかもしれません。

現代の社会階級制

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