メキシコでの給料事情、就業環境(給料編)

大まかな給料体系(自動車業界の場合)

僕が自動車業界で働いており、メキシコの日系企業においてもまだまだ自動車業界の数が優勢なこともあり、給料や就業環境についても自動車業界を前提として話を進めていきます。

社会人経験有無で大きく違う

社会人経験があるかどうかで日本人の最低の給料レベルで言うと新卒の給料を超えるかどうかが変わってきます。
ただ、僕がメキシコに初めて就職した時は、社会人経験が実質10ヶ月程度だったにも関わらず3万5千ペソ程度(当時のレートで18万円程度)は貰えていたので、どうやら現地の日系企業からすると一度でも就職したかどうかの事実が重要なようです。

さて、具体的な給料レベルの話をしていきたいわけですが、これは社会人経験とは他に個人のスキルでかなり違ってくるということは言うまでもないので、新卒と社会人経験有の両方で最低これぐらいは貰える、という話をしたいと思います(日本円でどれぐらいかはその時のレートで調べて見てください)。

まず、新卒で日常会話程度にスペイン語ができる場合(DELE B1程度)だと、1万5千~良くて2万ペソ、DELEのB2レベルであれば2万5千ペソ~3万ペソぐらいは狙えるかもしれません。

社会人経験有の場合(且つ、初めてメキシコに就職する場合)、上述した僕のケースのようにスペイン語レベルがDELE B1以上B2未満の場合3万5千ペソ程度。時々、社会人経験がそれなりにあってスペイン語が初心者(ギリギリ日常会話が成立するレベル)の人が入ってくると大体3万ペソ程度はもらっているという感じです。2023の為替レートであればこれは新卒社会人より日本円で高い金額になります。また、スペイン語以外にメキシコで重宝されるスキルがあればこれ以上の金額も十分に狙えます。そのスキルについては別記事で解説したいと思います。

さて、実際に初めてメキシコに就職する際に、僕の場合給料がこれぐらいだった、というのは再現性のある話なのでしょうか?もっと信憑性のあるソースを見てみましょう。下記は、Quick Global Mexicoという日本の転職エージェントの情報です。

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メキシコに7年間住んでおり、政府認定翻訳士がメキシコでのキャリア形成について書いています。 複数の有料記事が入っているので、マガジンを購入されるとお得です。

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