絵本に出てくるトリの自由すぎる生き方を、今からしてみたい。絵本「パフィンちゃん どこにいるの?」を読んで。(そしてテーマソングを作りました)
シンガーソングライターで、「オノマトペル」っていうバンドのボーカルをしている横沢ローラです。
今まで、絵本とか童話から音楽を作ってきています。
私が、宮沢賢治とか絵本から妄想が離陸していろんなことを考えていた子供で、大人になってもそんな感じで、
絵本って、誰しも通ってきてるから、絵本のようなお話が曲になったら子供も大人も同じスタンスで聴けるんじゃないかと思って...、曲にしています。
曲から妄想が離陸して、それぞれの物語になっていったらいいなぁ、と思って。
さて。
そんな私に嬉しい依頼が来ました。
「パフィンちゃん どこにいるの? スケリッグ島のぼうけん」
というアイルランドの絵本に、オノマトペルで「テーマソング」を作ることになりました。
しかも知人と思ったら会ったこともなかった方からの依頼で。
この本。(アイルランド大使館さんのツイッターから。)
【曲は本日10/13(水)リリース✨】
▶️🎶👉〜絵本「パフィンちゃん どこにいるの?」テーマソング~(日本語版)
▶️🎶👉“Believe In Your Adventure” Theme Song of “Where Are You Puffling? "(English Ver.)
ユネスコの「世界 本の日」で選ばれ、アイルランドではベストセラーにもなった絵本だそうです。
依頼してくれた方は実は会ったこともなかった、ってことはあとで気付きました。Youtubeで私たちを見つけてくれたのがきっかけだった。(しかもその方が聞いてくれたのが絵本とかまったく関係ないジャズ曲の(妄想替え歌Take five)←クリックで聞けます。
(どう流れで..?)
長年繋がってる方だな、いつ会ったっけな。
と思いながら、
「是非作りたいです」って言って話が進みだし、日本語になりたてホヤホヤの絵本がやってきました。
読んでみた。
「アイルランドの地元の島の生き物たちの、助け合いの心温まるストーリー」
みたいなのを想像したんだけど、
えっ。
主人公のパフィンちゃん(トリ。の、ひな。)は気ままで自由で勝手で、けっこうぶっとんでて、周りをふりまわし、とくに反省もしないんだ?
とか書いちゃうと
身も蓋もないんだけど、
自分と重ねながら歌詞を考えてるうちにどんどんこのトリが羨ましくなってくる。見よ、この、全然黒目がちじゃない、トリを。
「黒目大きく、目は離す=可愛い」の法則がほぼ見られないのにかわいくて仕方ない。
もう今なんて、このブログ書きながら、ポロポロ泣きながら、
みんなこういう風に生きればいいんだよ、って思うまでになっている。
絵本の中身を雑に書いちゃうことになるので「サプライズ」したい人は読み飛ばしてください。
—絵本の内容ココから—-
「冒険にでかける」
と、天気がいいという理由だけで唐突に決めたパフィンちゃんは、
どんどん進みながらいろんな人(生き物)と出会い、ついでに、
困ってるみんなを助けてあげつつ、
どんどん進む。
なんか、交流するとか友達になるとかでもなく、
ただじゃんじゃん進む。
そして自由すぎて事件がおこる。
勝手にでかけたから、ママとパパもバチバチに心配して探し飛び回っている。なんとケナゲなママとパパ。
そして、出会った生き物たちが、恩返しとして「事件?」から助けてくれる。
最後に「ほら、だから勝手に出かけたらダメですよ」ってパパママから怒られることもなく、
ごめんなさい、って謝るでもなく、
勝手にいろいろ行動すると人を振り回すから大人しくしていようっと、
とかいう「学び」みたいなエンディングがあるわけでもなく、
すやすやヌクヌクの中で、「また冒険に出かけようっと」って勝手に決めるの。
—絵本の内容ココまで—
また冒険にでかけよう、…て、
この調子じゃ、次回もみんな大変じゃないか!
そう思うんだけど、でもなんて楽しいんだろう、そんなふうに生きられる世界。
誰も迷惑とも思ってない!
じゃあそれでいいんじゃないか。
自分が信じる人付き合いの仕方と、自分が信じる道を進んで、迷惑とか、反省とかでがんじがらめにならない。
別にかえりみない。
それでも、みんなついてきてる。
きっと「恩返しに」とかじゃなく、みんなナチュラルに、好きで助けてくれてる…んじゃないかと思うのです。
生きてたらどうしても迷惑かけちゃう。
誰かが困ってても、無理して助けたら自分もダメになるときがあるし、
全員を助けられない。
というか「助けられる!」って、思うことすら、おごりだよね?
パフィンちゃんみたいに、自分の好きなことをやっていて、
その通り道で誰かが困ってそうだったら、。
明るく、楽しく、冒険の一部として手伝って、またどんどん
進んでいく。だけ。
…て。
これはいいなあ。
私もこうなりたい。
そして、冒険にどんどん出ちゃうパフィンちゃんを
応援したい。
私みたいに、何かをきっかけに、気にして気にして、つい怖くなっちゃうような人も
パフィンちゃんのお話をみたら勇気がでるんじゃないかなと思います。
もう、冒険したら迷惑かけちゃうから、なんて思わずに、
私も冒険しちゃいたい。
そして、同じように、怖くなったり縮こまっちゃう人にも、
自分の冒険を信じてみて欲しいな、と思って、
歌詞を作りました。
日本語も英語も、同じ思いで作ってます。
なんだか歌詞の内容は違うんだけど、同じ気持ちが違う歌詞になっただけです。
英語を先に作ったから、英語のほうが、より、「登場人物(生き物)」の名前がでてきたり、絵本のページの順番に進んでいく感じ…に、
なりました。
日本語のほうは、もう、私が日本に生きてる日本人でいまがコロナだぁぁっていうのが如実に歌詞に出てしまってます。
やっぱり日本は、遠慮することとか、自分でなんとかしなきゃ、って
我慢するのが美徳なところ、あるとおもうから。
直で会えたら言えることも、顔をみあわせないと言いづらくて、言わない日常になってきてる。
自分にむきあういい機会ではあるけど、
でも、120%増し増しで、人と関わっていかないと…
なんだか自分がしぼんでいきそうなの。
だから、「ほっといてよ」って、言わないで欲しいし、
「知らんぷり」もしたくない。
関わって傷つくことから、自分を守りたくなるし、怖いけど、
やっぱり関わって得られる喜びのほうが大きい。気がする。
いやどうだろ。
というかその可能性に、かけたい。
関わって、ダメで、もうやめよう、って思って、
だけどもう一度、むくむくとおきあがって、
やっぱりその可能性にかけたい。
私ができてないけどね
そんな私と、私と似たような考えの人へ。
結局ずっっっと同じことを繰り返し歌ってるんだな。
私も元気出したいから一緒に出そうよ、
私はこう考えたら救われたんだけど、あなたはどうだろう?
っていうことを常に、繰り返し。
【曲は本日10/13(水)リリース✨】
🍎▶️🎶👉〜絵本「パフィンちゃん どこにいるの?」テーマソング~(日本語版🇯🇵)
🍎▶️🎶👉“Believe In Your Adventure” Theme Song of “Where Are You Puffling? "(English Ver.🇮🇪)
すごっくいい絵本です。是非読んでみて。
自由すぎるパフィンちゃんを毎ページ探しながら、お子さんもぼうけん気分になるでしょう。
大人さんは「なんて顔してんだい」とか「なんでそこ隠れてんのだい!」とかつっこみつつ、何度も楽しいです。
本のご紹介。→「パフィンちゃん どこにいるの? スケリッグ島のぼうけん」
本のタイトル、こりゃ、ママのセリフじゃないですか!
歌詞にね。タイトル、入れたかったけど、主人公がママになっちゃうから入れられませんでした。ごめんね。
→エリカ・マッギャン(作)さんと、ジェリー・デイリー(絵)さん、そして寺田伸一(訳)さん。
10月13日(水)、この絵本「パフィンちゃん どこにいるの? スケリッグ島のぼうけん」のテーマソングが、配信リリースとなりました。
Spotify, Apple Musicなどのサブスクリプションサービスなどにて。
同日、Music Video(絵本の画像です)も、オノマトペルYoutubeチャンネルで公開されるので、絵本を読みつつ一緒に聞いていただけたら幸いです。
🍎配信開始!♬。こちらのリンクから。
🇯🇵日本語版
👉わたしのアドベンチャー」 パフィンちゃん どこにいるの?テーマソング
🇮🇪英語版
👉"Believe In Your Adventure" Theme song of "Where Are You, Puffling?"
Music Videoは両方とも(日本語、英語)オノマトペルYoutubeチャンネルに20時に公開される予定です。チャンネル登録して待っててもらえたら幸せ。
👍オノマトペルYoutubeチャンネル:✨✨
https://www.youtube.com/onomatopel
そしてそして。10/7にはアイルランドのほうで、パフィンちゃんシリーズ第二弾、"Puffling And The Egg"が出版されるそうです。
いいなー!読みたい!アイルランド行きたい。スケリッグ島行きたい、パフィンちゃん見たい。
あっ、あ、和名は「ニシツノメドリ」っていうパフィンですが、日本では唯一。那須どうぶつ王国でのみ、みられるみたいです。
行きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいたあああああああああああい!!!!
20時、プレミア公開にてMVの公開もお楽しみにっ。
日本語版。
英語版。
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