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駅ベンチがふたつずつ、たくさん

友人と会うために京急線の駅に降り立つと、ホームの壁に沿うかたちで駅ベンチがふたつずつ、たくさん並んでいる。前を向いて並んでいるバスの座席のようなイメージ。向かいのホームにはちょこちょこと人が座っていて、駅のホームにいて線路側を見ないで座っている感じがなんともいえない違和感があっておもしろかった。まったく文章で伝わってない自覚はいま、ある。

無人のベンチを撮ってストーリーにあげておいたら、友人が「うちの最寄駅もこんなかんじですよ」とDMをくれた。つうかその駅のホームです。この友人は知り合ってまだ日が浅いのだが、奇縁すぎて笑う。笑うけどなんだかこわい気すらしてきた。

おふろに入ったらいつのまにか、窓のふちにちいさくてかわいいやつがちょこんといた。正直言って、かわいいな、と思った。ちいかわにはまったく興味がなかったのだが、人魚編を読んでこの世界観に取り込まれてしまい、はじめからぜんぶ読んだ。知ると愛着をもつようになる、という典型的な例だ。

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