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「いま女性が必要とする、そしてフィットする製品をデザインするために必要なこと」――業界をリードするフェムテックカンパニーの4人が語る、製品づくり(Femtech Forum 2020レポート)

2025年には市場規模が500億米ドルになると予測されているフェムテック。社会の「タブー」を破り、女性だけでなく誰しもが自分や相手のカラダをよりよく知る機会を提供するためには、何が必要か。フェムテックの第一線で活躍する開発者たちが語ります。

テクノロジーで女性特有の身体の悩みを解決し、毎日のヘルスケアをサポートするフェムテック。近年で市場は大きな成長を見せ、2025年には市場規模は500億米ドル(約5兆円)にもなると言われています(Frost&Sullivan調べ)。

この分野で活躍する起業家、開発者、投資家、インフルエンサーが、妊娠、セクシャルウェルネス、医療分野でのジェンダーギャップなど、様々なトピックについてディスカッションを行う世界初のネット配信型コンフェランス(ZOOMにて配信)が6月25日に行われました。

今回は、当日行われた7セッションのうち、「現代女性のニーズにフィットするプロダクトをデザインする」と題したパネルディスカッションの模様をお伝えします。

これまでヘルステクニックの製品開発は、画一的なアプローチで行われるものでした。フェムテックはその常識をくつがえす挑戦をしています。すべての女性はサイズもニーズも違い、それぞれにぴったり合うような柔軟性のあるプロダクト作りが欠かせないと考えるから。4人のパネラーの意見を聞いていきましょう。

業界をリードするフェムテックカンパニーの4人が議論を交わす

今回のパネラーは、以下の4名です。

Urska Srsen ウルシュカ・シュルシェン
Bellabeat共同創業者。ジュエリータイプのウェアラブル・デバイスLEAF等を開発。毎日の身体活動や睡眠の質、ストレスレベル、月経周期までを測定、記録する。

Eirini Rapti エイリニ・ラプティ
Inne創業者兼CEO。唾液を利用した、妊娠・避妊のためのホルモン追跡プロダクトInneを開発。

Christy Chong クリスティー・チョン
Modibodi創業者・CEO。生理中、妊娠中、更年期など、女性のあらゆるフェーズに対応する吸収型ショーツを開発。ティーンから大人の女性まで対応、サイズ展開も豊富。

Danella Zagar  ダニエラ・ザガー
INTIMINAグローバル・ブランド・マネージャー。リリー・カップに代表される月経カップ、骨盤底筋トレーニンググッズなど、あらゆる世代の女性に必要なアイテムを開発。

そして、モデレーターを務めるのは、

Olga Razumovskaya(EM) オルガ・ラズモフスカヤ
ウォールストリートジャーナルでロシアとアメリカ両国のテクノロジー、ベンチャーキャピタル、スタートアップなどを専門にカバーする記者を歴任。現在はEM社のコンサルタントを務める。

今後、さらなる発展が予想されるものの、まだまだ「タブー」視されることがあるフェムテック。そんな社会の「タブー」を破り、女性だけでなく誰しもが自分や相手のカラダをよりよく知る機会を提供するためには、何が必要か。

フェムテックの第一線で活躍する開発者たちによる、議論の様子をお届けします。

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