夏の海〔詩〕
太陽と月がいつ交代したのだろう
まだ明るい夏の夜に
海に向かう 私はサンダル
「幸せですか?」
なんてあなたは聞いてこないから
誓った通りに生きてる
あの日から海は夏を引き戻そうとして
打ち寄せる波に映る月
それとすべての現実を
揺らし滲ませながら
白い泡を作る
それで浜辺はできている
透き通るはずの涙が足元を濡らして
できればこのまま
過ぎ去らないでと
隠れた太陽の声を唄う
それを一緒に貝殻に込める
ずっと波の音がしている
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