いつもよりも すこし遅く目を覚まし
簡単に朝をはじめる
休日の太陽を わたし次第でエスコートする
靴箱にいつも隠してる ガラスシューズを出してきて
街に春が咲く間中 好きなように
足元に敷かれた花びらのじゅうたんの上を走る
でも本当は 覚えている
ガラスシューズは足が痛い
桜の花びらだって踏みたくはない
拾い集めた花びらを手に乗せてみたい
汚いなんて 知らないわ
裸足のまま走って
忘れたくないことは 忘れない
やりたいこと以外は もうしない
もう真夜中でも大丈夫だから
今度は 月をエスコートする