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futen_seisuke
知らないのに嬉しいです。
当たり前のことなのだろうが、ふとした瞬間に意識してみると凄いと思ったことがある。
手には、内側と外側があること。
ある日、小さな棘が掌に刺さったのだが、チクッと気になった。痛い程ではないにしろ、放おって置くにはチクチク気になる。
また別の日、手の甲を切っていた。でもこちらは、すこし血が滲んでいるのに、家に帰って手を洗うまで気が付かなかったのだ。気付くまでにも何度もトイレなどで手を洗ったのにだ。どこかに引っ掛けたようで、薄皮がラインになって剥けていた。
手の内側は、何かを触るから敏感に、外側は防御のために鈍感にできている。凄いと、感動に近いような気持ちがした。
外側に毛が生えるのも守るためだし、拳をつくって鈍感な面で攻撃できるのもこの為なんだ。
そして、先端の爪が外側にあることで、物を掴むときに安定する。内側の敏感さを損なわない状態でだ。
そりゃあ、そういうもんだろうと言われてしまうと身も蓋もないが、そんなことに感動することがある。
そんなことを思う日は、知っていることなんて何にも無いもない子供になれる。
そんな瞬間は、嫌いじゃない。
それも何でだかわからない。
でも、凄い。
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