中国へ

夫が仕事で中国へ赴任したのが20年の1月。

そこから紆余曲折をへて、やっと家族で中国に来た。
でもまだ一緒には暮らせない。
外から来た私たちは2週間ホテルの室内で隔離生活を送り、完全に陰性だと確認された後にやっと家族と一緒に暮らすことができる。

ここに至るまでの日々は、思い返してもうんざりするほど多忙で混乱して一息つく間もないほどだったので、本当に久しぶりにテレビのニュースを見たりして過ごしている。
子どもと二人で過ごすにはまぁ十分な広さの部屋に入れてもらい、三食ドアの前に提供され、ネットもつながり、NHK含めてテレビも見れる。思っていたよりも過ごしやすい。

でも、海外への引っ越し作業に加えて渡航前のPCR検査、抗体検査、そして事前手続き、空港での登録、入国時のPCR検査、入国審査といくつもいくつもハードルがあって、言語の壁もあって、たった一人ですべてをやるのは本当に大変だった。人生で一番仕事したんじゃないかと思うほどフル回転していた気がする。途中で何度もめげそうになったけど、止まるわけにもいかないし誰かに頼めるようなことは何もなかった。

あまりの忙しさの後にこの隔離生活に入ると、ギャップがすごい。
スマホを見る時間が先週より50%も増えたとiphoneが教えてくれた。
今の生活は、新しい中国での生活が始まる前のインターバルのようなもの。
新しい街で新しい暮らしを作っていくのはまたいろいろ大変なことがあるだろうけど、その前にこの「何もしない(できない)日々」があることで心身ともに休ませてエネルギーを貯めよう。

中国での暮らしがどんな日々になるかはまだ何も決まってない。

それは自分で作り上げるもの。

ここまで来たら、あとは前を向いて、日々の幸せを見つけながら家族と一緒に笑って暮らしたい。


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