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やる気ゼロの日々を楽しむ方法|怠惰という才能!

全てがどうにでも良くなって、逃げ出したいときがある。

生きることも、歯を磨くことも、生活することも、労働することも、仕事をすることも、考えることも、全部、煩わしい。

他人と比較して、嫌悪感が生まれる。
自分を肯定できないのだ。

まるで、この世の中で邪魔な存在。
それが、私という存在なのだ。

・・・・・・・・・

そう思ったときは、ゆっくり息に集中する。
呼吸と文字にある通り、息を「吐(呼)いて」から、息を「吸う」。

自己嫌悪も、自己肯定感を持つ前に、吐(呼)ききる必要がある。

例えば、この前付き合っていた女性は、おしゃべりをして、吐ききっている。

「これがダメなのよ。全部ダメなのよ。あー、あの上司こんなことして、あんなことして、本当にイライラする。こういった、いいところもあるけど、あり得ないくない?」

と、同情をもらうために話すのだ。

それを聞く男性のほとんどは、

「めんどくさいな。またいつもの愚痴が始まったよ。適当に聞き流しておこう」

と頭の中で考えているが、

「そうだね。わかるよ」

と、話を聞いていないが、聞いたふりをして答える。

だが、前付き合っていた彼女はそれを見抜いた。
女の人の直感は、男性より優れているようだ。

「ねぇ、本当に私の話を聞いてる?」

と矛先が、私に移った。
私のあらゆるところに欠点を見つけだす。

・・・・・・

ああ、
目の前に、前付き合っていた女の人はいないのに、

「こんなことを考えだすなんて、面倒くさい」

だが、こいつを放置するとどうなるか、知っている。

書くのも面倒くさいが、仕方がないので、私という「怠惰くん」と対話する。

真摯くんがこう言う。
「『カタルシスを応用する』といい」

怠惰くん:「カタルシス?」

真摯くん:「そう、カタルシス。下剤さ。お腹が痛かったら、毒素を出すため下痢になるだろう。自己嫌悪も、ずっと続くわけではない。一時的に鎮静したときを応用するんだ。ちょうど、いま怠惰くんを応用しているようにね。」

怠惰の疑問くん:「僕を応用?」

真摯くん:「そう、別に面倒くさいと思うことはいけないことではない。面倒くさいと思わないほうが危険だ。考えてみて欲しい。面倒くさいと思わなかったら、1つのことをただ行う。まるでロボットのようになって、効率的に、有効に、幸せに、時間を使おうと思わないよ。」

怠惰くん:「そうか、僕もいていいんだ。」

真摯くん:「そう、だけど、怠惰くんばかりでもいけない。君を放置すると、1日中寝転んで、快楽に浸る。中庸が大切なんだ。」

怠惰くん:「中庸?また面倒くさい哲学用語だね。」

真摯くん:「中庸は、バランスさ。調和とも言えるね。」

怠惰くん:「なるほど。」

真摯くん:「彼女の愚痴を面倒くさいと思っていたね?」

怠惰くん:「うん。」

真摯くん:「それも調和が取れているんだ。『君の面倒くさい』と『彼女のイライラ』という2つのバランスでね。」

怠惰くん:「あ〜、こんな頭を使うのは、面倒くさいよ。」

真摯くん:「そうだね。簡潔にまとめよう。バランスの崩れた者同士が、遭遇することはないんだ。君が移している現象がすべてなんだ。」

怠惰くん:「もう、いいよ。この話。それよりも早く終わらせて、テレビでも動画でも見ようよ。」

真摯くん:「君には、テレビよりも下剤が必要さ。処方していこうよ。」

怠惰くん:「下剤?美味しくないし、いらないよ。」

真摯くん:「彼女の愚痴をそのまま放置すれば、また騒ぎ出すよ。」

怠惰くん:「他人は変えられないじゃないか。そんな事を考えるのが面倒くさいよ。」

真摯くん:「他人は変えられない。まさにその通りさ。だが、自分の言動は変えられる。」

怠惰くん:「どうやって?面倒くさいのを聞きたくないよ。」

真摯くん:「感謝して笑顔で聞いていればいいのさ。『ありがとう。僕に話してくれて感謝だよ』と、言葉に出して肩でも揉んであげるといい。彼女も彼女で、怒りがあるのさ。欠陥があってこそ人間だからね。」

怠惰くん:「それだけで本当に変わるの?」

真摯くん:「他人は変わらないかもしれないし、変わるかもしれない。けど、君の言動が変わったことは確かさ。」

怠惰くん:「確かに。こうやって、書いていると不思議と逃げ出したい気持ちもなくなっていくね。」

真摯くん:「そう、天職とは、すでに与えられているものなんだ。こうやって文章に綴って伝える。それだけでも仕事になる。もちろん、文章だけじゃなく、自分のしたいことを深く、広く、長く考えていけばいいんだ。そして、それは移りゆく。サッカーの天才でも怪我をしてプロにもいけない人がいる。それは、天職が違うんだ。花のあるプロがいいと思うかもしれないけど、引退したら体はボロボロだからね。他人というのは、自分勝手なのさ。短期的にしか、その人を見ない。そんなことも知れるから感謝だけどね。」

怠惰くん:「長いよ。読むの面倒くさい。けど、自己嫌悪感や自己肯定感。怠惰である自分のことの理解が深まった気がするよ。ありがとう。」

真摯くん:「こちらこそ、怠惰くんがいなかったら、無駄をなくそうと磨くことができないけどね。ただ、怠惰くんは、沈黙していく存在になっていくね。」

怠惰くん:「僕は消えちゃうの?そんなの嫌だ。」

真摯くん:「執着だね。君は、君でいい。だが、君が世界を占めたら、仕事をする人がいなくなり破滅するんだ。君を許容はするけど、あくまで道具なんだ。」

怠惰くん:「消えちゃうくらいなら、動画を見て、ゲームして過ごそうよ。なにも考えなくていいよ。」

真摯くん:「ゲームでも考えているよ。短期的な快楽をね。とても刺激的で頭が壊れていく。」

怠惰くん:「君は、偽善者だ。人を誑かす偽善者だ。」

真摯くん:「偽善者でもあるが、偽悪者でもあるよ。」

怠惰くん:「どういうこと?」

真摯くん:「偽悪者とは言わないね。それは、悪に裏切られたと思う人はいないからさ。けど、善には裏切られたと人は思う。」

怠惰くん:「どういうこと?」

真摯くん:「つまり、他人に期待をしているから、偽善者が生まれるわけさ。」

怠惰くん:「期待?」

真摯くん:「そう、期待がなければ、裏切られたとも思わない。これがニュートラルだ。」

怠惰くん:「うん。わからないな。」

真摯くん:「何かから逃げたいというのは、理想とする現実があるからさ。とっても幸せなのに、逃げたいと思わないだろう?」

怠惰くん:「うん。」

真摯くん:「つまり、幸せになりたいと期待するけど、現実が違って逃げ出したくなる。逃げ出せば、自己嫌悪する。」

怠惰くん:「なるほど。」

真摯くん:「計画をすれば、期待はしちゃうんだけど、結果通りにならなくても許容すればいいのさ。いまの歪さは、失敗することを許容できないところにあるわけだね。無知を知らないのさ。」

怠惰くん:「ありがとう。なんだかわからないけど、面倒くさい彼女とも上手くやっていけそう。」

真摯くん:「彼女にも感謝感謝だね。」

こうして、怠惰くんは私の一部となった。


まとめ

自己嫌悪とは、自分を知らない無知が起こす現象のようです。

なぜ、学校ではこの「無知」を教えないのでしょう。

世間では、「分からない」という一言は「馬鹿」と見られる。

そのため「わかりません。教えてください」と、言える人は少ない。

「分からないこと」を恐れだし、逃げ出したくなる。

自分も肯定できなくなる。

反対に、無知を前提に考えてしまえば、「分からないことで出来上がっている」と分かる。

「私ってなに?」と聞かれて答えられる人は少ない。

私なんて無い。

彼女や彼氏という関係性を持つことで、「私」という存在が浮かび上がる。

彼女という関係が消えると、その人は他人になる。
親と子の関係も同様で、私というものは、関係性があるからこそ存在している。

まさに、色即是空、空即是色だ。

このようにして、私という存在が透明になっていくと、すべてが「わたし」となる。

地球も「わたし」、あなたも「わたし」。

ああ、すべては「わたし」という幻想の物語なのだ。

この時点で、自己嫌悪すらも受け入れられている。

すべては「わたし」という存在であり、そのすべてを私は体験し、見つめているのだ。

怠惰くん
「ああ、この文章をまとめて、誤字脱字を直すの、面倒くさいな。」

真摯くん
「そんな怠惰くんのために、ChatGPTはおすすめだよ。この文章を入力すれば、まとめてチェックしてくれるんだからね。無駄なものをそぎ落とすために、怠惰くんは重要なんだ。怠惰くんは最高の才能だよ」

怠惰を悪とするため、より執着になる。
活かしてしまえば、それも才能になる話でした。

悪も、道具。扱いにくいですが、許容して扱ってみましょう。

そのための取り扱い説明書を文章に綴っています。

興味がある方は、ぜひ楽しんで読んでいってください。

以上、最後まで読んでいただき、感謝感謝です。

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アシカ『意識のクオリア』名無しの369
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