1週間後にTFする女の子と、TF誰デザの話
いつも通りの朝だった。そのはずだった。
寝ぼけ眼で目覚ましを止めて。朝の水道の冷たさに身震いしながら顔を洗って。今日の運勢をBGMにご飯を食べて。そのなかで、言葉にできないもやもやが私の胸の中でずっとくすぶっていた。……何かがいつもと違う。
歯を磨こうと洗面台に立ち、鏡に向かって口を開けたところで、その違和感に気が付く。
ーー私の歯は、ここまで尖っていただろうか。
今日から7日間つかって、「1週間後にTFする人間」を描きます。だいたい一枚絵とか数枚のシーケンスでTFを描いていますが、じわじわ時間をかけて変わっていくのもいいよなぁ、と思い、挑戦してみることにしました。じわじわ系は心理描写がいっぱい描けるので、一日一日違った表情を描いていきたいですね。
やるからには、1週間連続で投稿しなければならないので、ちょっとプレッシャーがあります。「これから業務が繁忙期でフィーバーするぜ」というタイミングなので、完走できるか不安ですが、無理しない程度にやっていきたいと思います。
TwitterでTF誰デザ、誰のデザインだゲームのTF版に参加しました。こういった企画に参加するのは初です(主催は誰の性癖だゲームでやった)。
自分はシャツとネクタイだらっと着崩した、ちょっと斜に構えた態度の青年でデザインしました。好きな要素は、着崩しとサスペンダー。どちらも変身したあと困らないように、という目的があってそういう服装にしています。そういう何でもないことだけど、変身することを意識していろいろ準備している、というところが好きです。もちろん、よつあしフォルムがあるところも。
↑自分のTFキャラデザ、鶴舞つつじ
↑描かせていただいたワルツ・ハウンダさん
自分の好きな要素を詰め込んだキャラを作ってヒヤヒヤしながら送り出し、他の参加者の方のキャラの魅力を感じながらも、どこまで踏み込んだことをしていいのか、これまたヒヤヒヤしながら絵を仕上げ、送り出す。TFはわりかし、「ひどいこと」に分類されるジャンルなので、どこまでその「ひどいこと」をしていいのか、かなり迷いました。自分が担当したのはクールな殺し屋のキャラだったのが、さらに難しかった。ですが、造形が自分好みのTFだったのでニヤニヤしながら描きました。
ほかの参加者の感想を見ていると、初めてTF描きました、という方が多くてちょっとびっくりしました。なかなかこのジャンルは「ちょっと描いてみようかな」という気持ちで描けるものじゃないような気がします。それをあそこまで自分の色を出しながら、なおかつちょっとフェチを織り交ぜて作り上げるのは、なかなかできることではないと思います。しかも、それを他の人のキャラでもやってのける。すごいなぁ、この人たち。